外壁張替え工事

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建物の外側の壁は長年の雨水や紫外線の影響で劣化していきます。塗装されている壁でも塗料の劣化が起こります。また、壁板自体の他に壁板の隙間を埋めるコーキングの劣化も起こります。

この記事では、建物の外壁のメンテナンスの方法として、「外壁張替え工事」を紹介します。

外壁張替え工事とは

外壁張替え工事とは、建物の外壁材を剥がして新しい外壁材を貼り付ける工法です。

現在の外壁張替え工事では、サイディングボードと呼ばれる、工場で成形された外壁板を使います。サイディングボードにはセメントを主原料にした窯業系サイディング金属板と断熱効果のある板を組み合わせた金属系サイディング木材を使った木質系サイディング塩化ビニル樹脂を主原料にした樹脂系サイディングがあります。近年では窯業系サイディングが多く使われています。

以前は外壁材としてモルタルが使われていましたが、サイディングボードは外壁材のサイズが規格化されているため、施工の簡略化や工期の安定化につながります。

外壁メンテナンスの他の工法

外壁のメンテナンスには張替えの他にカバー工法や塗装があります。これらはどのようなものでしょうか。

外壁カバー工法

外壁カバー工法は既存の外壁の上に新しく外壁を貼り付ける工法です。

外壁カバー工法は建物内に雨漏りがないときに使われることが多く、一般的には金属系サイディングが使われています。また、既存の外壁材を剥がさないため、費用は外壁張替え工事と比べて安いです。

外壁塗装

外壁塗装は既存の外壁に塗料を塗る工法です。

外壁塗装の目的は防水です。外壁は雨水や紫外線で塗装が劣化しますが、外壁の表面に塗料を塗ることで防水効果をリフレッシュさせます。
また、外壁に小さなひび割れなどがあっても、そのひび割れを塗料で埋めて雨水が壁の内側に入らないようにすることで、外壁の劣化を遅らせる効果もあります。

どのようなときに張替え工法が使われるか

外壁のメンテナンスには大きく3つの工法がありますが、外壁張替えの工法はどのようなときに使われるのでしょうか。

ひとつは「外壁の劣化が大きいとき」です。クラックと呼ばれる「ひび割れ」があったり、モルタルであれば外壁の剥離や崩れなどが起きているときに使われます。これらの痛んでいる場所から雨水や虫が侵入してしまうため、外壁塗装では効果が薄く、張替えが必要となることが多いです。

もうひとつは、「塗膜が膨らんでいたり剥がれ落ちているとき」です。塗膜が剥がれていると外壁の下地が剥き出しになっているため、外壁に悪影響が起きていることがあり得るからです。

部分張替えと全面張替え

外壁張替え工事には「部分張替え」と「全面張替え」があります。

部分張替えは、外壁の傷んでいるところのみを張り替えます。

費用が安く、工期も短いですが、新しく貼る壁材が既存の壁材と同じにならないことがあり、修繕した箇所が目立ってしまいます。

全面張替えは文字通り、外壁全体を張り替えます。

建物のすべての外壁材を新しくするため、費用が高く、工期も長くなりますが、修繕したところが目立つことがありません。また、新しく出回っている外壁材は色や柄などのデザイン性の高いものも多く、イメージを一新できます。

全面張替えの他のメリット

全面張替えは外壁を全て剥がすため、外壁材の奥の下地や断熱材の補修などもできます。また、柱や梁の補強や耐震の工事などもできます。

これら部分張替えや外壁塗装ではできないことです。

外壁工事のメリットとデメリット

外壁張替え工事にも様々なメリットとデメリットがあります。

外壁張替え工事のメリットは、

  • 通気工法に変えられる事から、結露や汚れの問題が解消され建物が一新される
  • 様々な外壁材の柄や色を選ぶことが出来る
  • 新築同様、綺麗になる
  • もちが非常に良い
  • 住みながらのリフォームが可能で騒音もかなり抑えられる

があります。機能・耐久・美観の3つの要素が備わっています。

外壁張替え工事のデメリットは、費用と工事期間です。

外壁張替え工事では費用は外壁カバー工法や外壁塗装と比べて高くなります。外壁材を剥がすことで下地や断熱材が剥き出しになるため、工事をする時期の天候も考えなければなりません。

外壁張替え工事の費用と期間

情熱リノベーションのサイディング撤去の場合の外壁張替え工事の費用と工事期間は次の通りです。

費用: 1㎡辺り 6,000円~
工事期間: 約3週間

※工事期間は天気の都合を含んでいます。

業者の選び方

外壁張替え工事をすることになったとき、どのように工事業者を選べばよいでしょうか。
外壁張替え工事をするときは、工事業者に見積もりを出してもらうことが一般的です。この見積もりを出してもらうときに「良い業者」かどうかを判断する点を3つ挙げてみます。

点検に時間をかける(時間がかかる)

見積もりを出す時の点検に時間をかける業者は信頼して良いでしょう。

外壁材の張替えをするのは「外壁材が劣化しているから」ですが、築年数によっては屋根などの他の部分の劣化も考えられます。外壁だけでなく、家全体を点検してくれる業者だと安心です。

また、外壁を隅々まで点検することで、どこが傷んでいるか、どの工事や工法が適しているか、などが判ります。

10分~20分くらいの短い時間の点検では、これらの劣化の確認や工事方法を的確に出せません。

写真で現状の説明がある

「工事が必要な箇所の写真がある」のも業者を選ぶ要素として挙げられます。

点検時に壁の状態を写真に撮り、見積りの提示時に「壁がどのような状態になっているか」や「どのような工事になるか、とその理由」の説明があると安心できます。

見積もりに単価や工程の記載がある

見積書に詳細な情報がある業者は信頼できるでしょう。見積書の項目として挙げられるのは、工事で使う資材の量、工事日数、着工から完了までの工程などです。

外壁の張替えなら、工事が必要な面積や必要な資材の量の記載が必ずあるはずです。また、2階の外壁など、足場を組まなければならない工事なら、足場の組み立てや解体の工程や費用の項目があるはずです。

早めの修理で費用を抑えられる

外壁材は「風雨から建物を守る」という役割があります。常時風雨や紫外線に晒されているため、傷みが進みやすいです。

外壁の劣化が進んでいたり、大きな損傷が見つかったら早いうちに業者に点検を依頼しましょう。

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