外壁金具止め工法の特徴【外壁張替え工事・窯業サイディング KMEW・親水セラ】三重県津市高茶屋N様邸

こんにちは!小河です。一昨日までは今日工事の完了報告をさせて頂く、N様邸も含めて台風養生に立成全員が追われていました。

台風養生とは?どんな事をするのか?と聞こえてきそうなので、お答えします(*^▽^*)

屋根や外壁等の外部の工事を行う際は、基本的に足場を建物全体に組んでもらう事が多いです。そして必ずといっていい程、足場にはシートを張っています。

これは第1の目的として飛散防止や養生といった役目を果たします。 しかし台風が来た時に、足場のシートを張ったままだと、船の帆の様になり、足場が動き大変危険なのです((+_+)) 

台風養生の3つのポイントです。

・足場シートを束ねにいく。

・屋根材等の養生を確認。場合によっては補強する。 

・建物の周りに飛散物となる物が無いかを確認する。

これら3つの内容を各工事中のお客様の元へ行き行っていました。今回三重県は台風8号の影響は少なかったのですが、何かあってからでは遅いので予防・対策というのは、とても大切になります(^O^) 

 

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前回の外壁張替え工事の続きになります。今回新たに張替る外壁材はKMEW社の親水セラシリーズ(雨で汚れを落とす)のスクラッチレンガという商品です。

N様の以前の外壁とイメージを変えたくない。という思いから、今回の外壁材が選ばれました(*^_^*)

 

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今回の施工方法は【金具留め工法】になります。以前は胴縁(どうぶち)といった木下地にサイディングを直接釘留めしていましたが、現在のサイディング張り工事は金具止め工法が主流です。

【金具留め工法の2つの特徴】

1、釘跡が目立ちにくい。
金具留め工法はサイディングを全て釘で留めないので、仕上がり後に釘跡が目立ちにくくなります。またサイディングを留めた釘は最後に【タッチアップ】といって釘頭をサイディングと同色塗料で塗りますが、綺麗に塗る塗らないの個人差がかなりでます。

2、地震による外壁のダメージが軽減される。

機能的な面では、地震が起きた際に(横揺れ)金具だけが固定されている為、サイディングのヒビ割れが起きにくくなる。といった効果が期待できます。金具留め工法に変わった事から、使用する金具も類似品が出回っています。欲しい人がいるから類似品も存在し続けている訳です。使用するべきか、しないかは考えれば直ぐに工事業者なら分かりますが、、、。

 

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窓サッシの上になります。サッシや開口部廻りのサイディングは10mmの隙間を設けなければなりません。

雨仕舞処理として最後にコーキングと呼ばれる防水材を充填しなければなりません。その時に必要な隙間が10mmと決まっています(^^)

 

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ベランダの中もサイディングを同じように張っていきます。

上の写真はベランダ手すりの最終仕上げ部分です。サイディングは上下に繋ぎ目箇所があります。下から上へと積んでいきます。つまりサイディングの上部に金具を引っ掛ける溝があります。
(横張り・縦張りと2種類の施工法があります。) 

しかし写真の様に、ベランダ手すり最終部分や、窓サッシ下、軒天(外の天井)最終張り上がり部分は、どうしてもサイディングの上部をカットしなければなりません。

その時に金具の出幅に合わせて、下地材を外壁下地に取り付け、不陸調整といって、仕上がり外壁の表面をフラットに均一に仕上げます。 

 

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ベランダ内の外壁工事が完了しました。

 

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2階外壁の壁面も完了です。右に見えるホースはエアコンのダクトです。最後に新品のエアコンカバーに交換します(^O^)/

 

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最後に外壁の繋ぎ目箇所や窓サッシ廻りなど、防水処理が必要な箇所のコーキングも完了しました。

 

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そして玄関正面の門扉も、今回は新品に取り換えさせて頂きました(^^)

 

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足場も解体し終えスッキリしました(#^.^#) 軒天と呼ばれる外の天井も全て張替え完了です。

 

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綺麗に張れています\(^o^)/ KMEW社の親水セラ・スクラッチレンガはとてもリアルな焼き物調のレンガ柄サイディングです。

 

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これで津市高茶屋N様の外壁張替え工事が完成しました(*^▽^*) 最初は雨漏りの問題がありましたが、今回根本的に修理を行い、外壁を張り替える事できちんと雨漏り修理も行えました。