漆喰の劣化は雨漏りを起こしてしまう?【屋根漆喰工事・隅棟(三日月)・鬼瓦】三重県津市安濃町O様邸

今日から6月ですね。本日は今年最初の猛暑日?!を記録したそうで最高気温は35度だったそうです(@_@;)

8月の真夏日にくらべると大した事ありませんが、気温が上がり始める今の時期が一番堪える様な気がします、、、。

さて本日は津市安濃町O様邸屋根漆喰工事の完了報告をしたいと思います。

 

2014.6.1-1

 

【隅棟】とは屋根瓦と屋根瓦が交わる箇所の上に【のし瓦】と呼ばれる屋根部材を積んでいき、最後その上に【棟冠】と呼ばれる屋根部材を取り付ける事で【隅棟】と呼ばれる箇所が出来上がります。

今回、屋根漆喰を塗る箇所は隅棟部(のし瓦)と瓦の隙間に漆喰を塗り込みます。

 

2014.6.1-4

 

まず既存の屋根漆喰を解体していきます。漆喰の奥には【屋根土】が見えてきました。この【屋根土】は【のし瓦】を積んでいく時に【のし瓦】同士を固定する為に使用します。

そこで【屋根土】の状態だと雨が吹き込んだ時に、屋根土が濡れて【隅棟】がもろくなってしまいます。そのまま年月がかかると雨漏りの原因にもなります。

 

2014.6.1-6

 

屋根漆喰を1回塗り終えました(^^) 屋根漆喰の塗り直しの場合は基本時間を空けて2回塗る様にしています。

それは屋根土と混ざり、白い屋根漆喰がうす茶色になる事や、1回塗りで終えるよりも2回塗りの方が、手間はかかりますが仕上りは綺麗です。

しかし2回塗りといっても厚塗りする訳でもなく、あくまで仕上げとして厚塗りにならない様に丁寧に仕上げます(*^^)v 

 

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隅棟の1回塗りを終えた所で、次は【鬼瓦】と呼ばれる箇所の漆喰工事に取り掛かります。【鬼瓦】の漆喰が剥がれているからといって直接雨漏りに繋がる事はそうありませんが鬼瓦が外れやすくなる事はあります。

鬼瓦は銅線で隅棟の下地から釘等を使い、ひっぱって固定してありますが、経年劣化で中の銅線がちぎれたり、雪などが積もった場合等でも重みで、銅線がちぎれたというケースもあります。

そういった事もあるので、鬼瓦の漆喰を塗る事は補強するといった意味もあり大切です(^_-)

 

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最初にも書きましたが、本日は最高気温35度の今年初の猛暑日でした。

高木親方かなり汗だくですが無心で集中しています!

 

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鬼瓦漆喰1か所塗り終えました(^_-) 後まだ6か所残っていますが頑張って仕上げて行きます(^O^)/

 

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鬼瓦と【またぎ巴】と呼ばれる屋根部材の繋ぎ目部分も、しっかりと漆喰を塗り込みます。

 

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隅棟の屋根漆喰2回目を塗り終え仕上げ完了です(*^^)v

 

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最後に屋根漆喰の小さい欠片等や屋根瓦に付着した漆喰も綺麗にふき取り屋根漆喰工事は完了です。

完了して直ぐの屋根漆喰は、少し青みがかかっていますが乾燥すると綺麗な真っ白の屋根漆喰に変わります(^_-) 

今回の津市安濃町O様邸の屋根漆喰工事は雨漏りがしているという訳ではありませんでしたが、屋根漆喰は塗り直しの時期にきていたので、早め早めのメンテナンスで隅棟部分のメンテナンスは、これでもうバッチリです(*^。^*)