雨漏り2時20分!

4月13日放送【雨漏り2時21分!】悪徳業者の手口

次回の放送は【4月13日放送【雨漏り2時21分!】悪徳業者の手口】となります!

4月6日放送【雨漏り2時21分!】意外な雨漏りパート4

こんにちは!小河です。 本日で101回目です(*^▽^*) 今日も引き続き【意外な雨漏り】へと進みたいと思います!

 

この桜の木はFM三重の放送室から見える、桜の木です(*^^*) 明日は雨みたいです。桜が散りそうな予感、、、

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前回までは、意外な雨漏りの原因として排水管の劣化からなる水漏れが天井に伝わった事や、コウモリが屋根裏に侵入して、棲みついてしまい、その糞尿が原因で天井に染みを作ってしまう事等でした。

 

 

 

今回は壁からの意外な雨漏り?!という事です。実は本日が1番パンチが弱いです、、、。ただ最も原因としては多いかもしれません。それだったら以外じゃないやん!と言われそうですが、止まらない雨漏りに悩まれるお客様の元へ調査に行った際は、今まで原因を見つける事が出来ていなかった箇所でもあります。

 

 

 

広瀬さんは外壁からの雨漏りと聞くと、どこだと思いますか?ポイントとしては劣化はあまり関係ないかもしれません。

 

 

 

外壁からの意外な雨漏り原因としては【換気口】です。そもそも換気口から雨が入ったら困るし、そんな事ないやろ~。と思われる方も見えれば、その逆の換気口は開いているんやから、雨が入りやすいんじゃないの?と二通りあるかと思います。

 

 

 

考え方としてはどちらもあります。そしてどちらも正解です。換気口は換気する為の物であって、決して雨を建物内へ入れる物ではありません。ただこの考え方が強すぎると、最初から雨漏りの原因では無いとして自分の中で排除されてしまいます。また外壁に穴が開いている限り、雨の吹き込みによって侵入する場合もあります。

 

 

 

ここをはっきりさせるのが、やはり雨漏り調査なんですね。ただ何も考えず換気口に雨が入る様に散水すれば必ず入ります。ここのさじ加減は経験と現場調査した時に見極める事が大切です。

 

 

 

次回は、これから暖かくなりリフォームシーズン到来ですが、同時に悪徳業者の被害に遭われる方も増えるかと思います。という事で悪徳業者の手口・また予防策といった事をお話しさせて頂ければと思います(*^^*)

 

 

重要な話になってくると思うので、ぜひお聞きください~(*^_^*)

3月30日放送【雨漏り2時21分!】意外な雨漏りパート3

こんにちは!小河です。 

 

 

 

今日で100回目という事です。この雨漏り2時21分!始まってから地味に2年が過ぎました、、、。時が経つのは本当に早いですね~。本日も変わらずに現在シリーズ化している【意外な雨漏り!?】についてお話ししていきたいと思います。

 

 

先週は、1階の天井から雨漏りがしてきて、外壁やサッシ、テラス等雨漏りの可能性として考えられる場所に全て散水試験を行ったにもかかわらず、原因が中々見つけれない状況でした。

 

 

結果、お客様に了承を得て、天井に点検口を取付けさせてもらう事に、すると原因は外部ではなく内部でした。というのも2階の洗面台排水管からの漏水。といった原因でした。

 

 

そして今週はまた新たに【意外な雨漏りパート2・染みがだんだんと広がってくる】といった内容だったのですが、、、広瀬さんの勘が鋭く、、、 原因はコウモリでした。

 

 

ここでコウモリ?コウモリなんているの?って思う方も居れば、あ~大体分かったぞ。と2パターンに分かれられると思います。ちなみにコウモリはそろそろ冬眠から目覚めます。

 

 

コウモリは1cm程度の隙間が有れば、侵入します。それは瓦の中にしても、建物の屋根裏にしてもです。瓦の葺き替え工事を行う時など、瓦の中にコウモリが居る事はよくある事です。冬眠していなければ気づいて逃げていくのでしょうが、冬眠しているので瓦をめくられても気づきません。

 

 

まだ瓦の中に居る場合なら、直接的な被害に繋がりにくいのですが、屋根裏の入った場合がけっこうやっかいなんですね。

 

 

おしっこの臭いもけっこうするのですが、ウンコもけっこうします。そして最初に戻りますが、天井裏にコウモリはいる訳で、大体決まった場所に排泄物をしていくので、天井裏に染みが出てくるといった事になります。ちなみにコウモリはブーブー鳴きます。

 

 

来週も意外な雨漏りシリーズです(*^▽^*) お時間あればぜひお聞き下さいね~♪

3月23日放送【雨漏り2時21分!】意外な雨漏りパート2

こんにちは!小河です。

 

 

そろそろ桜が咲きだす頃でしょうか?お花見、、、。良いですね~。行きたいですね。私はお花見の屋台で売っている唐揚げが大好きです。ぎゅーとらの唐揚げと同じくらい好きです。

 

 

そんなどうでも良い情報は要りませんね(‘ω’)先週からはじまりました。【意外な雨漏り!?】今週も続きとなります。

 

 

雨漏りの原因は本当に多種多様です。情熱リノベーションは雨漏り原因を突き止める為に、必ず散水試験という調査方法で一つ一つ原因を探っていくという事をすいているのですが、その中でも自分自身の経験が思い込みの一つとなり、原因を見つけるまで時間がかかる事。なんて事もあります。

 

 

先週の続きですが、「1階の天井に雨染みの様な物が出てきた。」とお問合せを頂き、外壁やサッシ、コーキングといった箇所に次々と散水調査を行うのですが、悲しい事に中々見つかりません。

 

 

建物の東面は田んぼになっており、お客様も台風の時は家が揺れるぐらいの雨風が当たるんさ。とこう言われます。だんだんと自分の中で東面が原因という思惑が強くなり、気づけば調査開始から5時間。こうなったら点検口を開けさせてもらうかしかない。お客様の了承も得て点検口を開けました。

 

 

すると壁側から漏水の跡は見たりません。また断熱材も濡れている様子もなく乾いています。天井のボードの裏には水跡があります。真上を見上げると排水管があります。よーくみると排水管に水滴が

 

 

どうやらその排水管は2階洗面台からの様です。1階天井の真上ではなかったのですが、結果手を洗う度に少しづつ漏れているようでした。

 

水漏れの配管は自分たちで直せないので、知り合いの水道屋さんにお願いして直してもらいました。原因として排水管のつまりみたいで、簡単な修理で済みました。

 

 

雨漏りは外だけじゃなく中からも起こるという事を身を持って実感((+_+)) 雨漏り修理専門店として幅広い知識がまだまだ必要だと感じました。来週も【意外な雨漏りパート3・だんだん染みが広がってくる編】です(*^▽^*)

3月16日放送【雨漏り2時21分!】意外な雨漏りパート1

こんにちは!小河です。花粉全開で鼻水、くしゃみ&涙で前が見えません~((+_+))苦笑

 

ちなみに鼻のかみずぎで唇と鼻の間がヒリヒリ痛いです。とまぁ嘆いていても仕方がなにので、気持ちを切り替えて、今回からは新たに【意外な雨漏り?!】といったシリーズに行きたいと思います(*^▽^*)

 

雨漏りといった結果があれば当然、原因もあるのですが、その原因が思いもよらなかった事というのをお話ししていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

雨漏りというと多くの方は屋根を思い浮かべる事が多いのではないかと思います。実際、雨漏り原因の約6割ぐらいは屋根にあると思います。他に外壁やサッシ、板金、防水と屋根以外の建物の外部に原因が出てくる訳なのですが、このどれにも属さない雨漏り原因もあります。

 

「1階の天井に雨染みの様な物が出てきた。」とお問合せを頂き、現場に向かいました。雨染みがあるという天井は東面。東面は田んぼになっていて周りに家や建物なく、風の当たりも強そうです。

 

実は4年前にも漏れた事があったみたいで、その時に外壁塗装をしたら一時は直った。との情報も頂いたのですが、外壁も塗り終えて数年しか経っていないので、もちろん綺麗で表面に亀裂などのヒビも見当たりません。

 

他に原因要素を見ていくと、テラスが取り付けられています。このテラスの取り付けボルトからの漏水も考えられます。ハシゴをかけてよくみるとサッシ下のコーキングといった防水材が切れています。4mm程の隙間も空いている状態なんですね。

 

コーキングを触るとカチカチに固まっているので、前回塗装をした際にサッシ廻りのコーキングは打ち変えていないのかな?と思い、自分の中で雨漏り原因としての疑惑は高まります。

 

ただこういった時は大抵外れます。雨漏り原因を見つける上で大切な事は、思い込みを無くす。これに限ります。これが絶対に原因だと思い込んだら=見つからない。といった状況にどんどんハマりこんでしまいます。

切れたコーキング箇所に散水調査といって、実際に水をかけて試験をしても一向に1階の天井は変化ありません、、、。お決まりの続きはまた来週でお願いします(*^▽^*)

3月2日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとベランダ手すり・パート5

こんにちは!小河です。花粉がひどすぎてかなり今年はまいっています。何かいい方法があれば教えて下さい~(泣)

 

先週はベランダには2種類のタイプがあるとお話ししました。1つ目はベランダの下が室内になっているタイプです。2つ目はベランダが外壁より前に張り出しているタイプ。この2種類が一般的なベランダの形状になってくると思います。ただ後付けタイプのベランダでも雨漏りを起こす事はありますが、今回の様な笠木からの雨漏りは発生する事はほぼありえません。

 

ベランダが室内になっていないタイプの雨漏りとしては、下が室内になっていない分、中々気づきにくいかと思います。先週の最後はベランダが張り出しているタイプは必然的に軒天と呼ばれる天井部分に雨染みが出てくる。それは塗装の不具合か雨漏りなのか?という所で終わりました。

 

軒天の素材にもよるのですが、それこそ金属材ならサビてきますが時間がかなりかかります。また軒天の繋ぎ目から漏水するとも考えられます。大体、軒天の素材として多く利用されているのがケイカル板と呼ばれる軒天材です。燃えにくく、湿気にも強いですが雨が当たり続けると、水分を含みボードとしての性能が弱ってしまいます。

 

ベランダ下の軒天の塗装が剥がれたり、膨らんでいる場合は7割雨漏りによる原因と考えても良いと思います。もちろん塗膜による不備もあるかもしれませんが、個人的な経験上では塗膜の剥がれや浮きは外壁に多いように思います。

 

ベランダ笠木からの雨水の侵入による軒天の剥がれ等の因果関係をきちんと調べるには、実務調査である、雨漏り調査がやはり必要となります。ベランダ部の軒天の不具合については笠木だけでなく外壁からの雨水の侵入の可能性も高いです。

 

屋根や外壁をリフォームしようとお考えなら、一度雨漏りしていないかどうかをきちんと確認しておく事で後から後悔しないリフォームに繋がる事と思います。とはいえ雨漏りしていたら怖いな~というお気持ちもあるかもしれませんが、リフォーム後にまたやり直す事を考えれば我が家の健康状態を一度、調べるといった意味も踏まえてはいかがでしょうか?

 

来週からは【意外な雨漏り!?】パートへと進みます(#^^#)

2月24日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとベランダ手すり・パート4

こんにちは!小河です。嫁さんからさっき電話が有り、次男がインフルエンザになったと知らせを受けました((+_+))  皆様も体調管理にお気を付け下さい~!

 

では本日もベランダの手すりといった笠木から雨漏りについてお話していきたいと思います。

 

先週はベランダの手すり。笠木といった被せ物を取り付ける際に、専用金具を取り付けるボルト上部にコーキング等といった防水処理を行わなければ、経年変化や台風や強い風を伴う雨が吹き込んでしまった時に雨漏りの入り口になってしまう。そんなお話でした。

 

そして笠木は外壁に取り付ける為、外壁の仕上げ方。納まりにも大きく関係してきます。現在の住宅にはサイディングと呼ばれる外壁材が選ばれています。そこで一昔前はサイディング材を建物の躯体に直接貼り付ける直貼り工法が一般的でした。

 

直貼り工法の場合だと、室内への雨漏りへは比較的時間がかかります。それは侵入した雨水が流れ落ちにくく染み込む為です。すると躯体を腐食させシロアリへの被害リスクも高くなります。

 

変わって現在は通気工法といってサイディング材と躯体に通気層を設ける事でそういった被害も減らす事になりますが、雨仕舞処理が少しでも悪ければ室内への雨漏りは直ぐに起こりやすくなります。まずベランダにも2種類あります。ベランダの下が室内の場合とそうでない場合。

 

ベランダだけ建物の外壁より前に張り出している場合は、室内へ雨漏りを起こす前に、ベランダの底下。裏側になる軒天とよばれる箇所が被害を受けます。ただそうなってくると見えない雨漏りという事もあり被害が大きくなってから気づく場合もあり、注意が必要です。

 

よくベランダ下の軒天が塗装をしてもらったのに剥がれてくる。といったケースに多いです。その軒天の塗膜の剥がれは塗装の不備なのか、雨漏りによる問題なのか?ここを見極めないとせっかく外壁をきれいにしてもらったのに、後からベランダの外壁まで剥がさなくてはいけない。なんて事になります。

 

笠木から侵入した雨水は逃げ道がなくてはなりません。外壁の雨漏りと近くなってくる部分もありますが、来週はその続きへと行きたいと思います(*^▽^*)

2月17日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとベランダ手すり・パート3

こんにちは!小河です。糖質制限は今だ続いております。お腹はへこんできましたが、お腹の皮とゆうかロースは中々落ちません((+_+))

 

今月の初めから笠木といったベランダの手すり部分の雨漏り事例や施工の不具合についてお話させてもらっています。

 

ベランダの手すりからの雨漏り事例というのは多く、その原因のどれもがベランダ手すり。笠木の施工不良がほとんどになってくるんですね。先週の最後はどういった施工不良でベランダの雨漏りにつながるのか?といった所で終わりましたので、今日はその続きになります。

 

ベランダの笠木といっても様々なのですが、不具合で最も多い例として、木造住宅2階建ての建物で例を挙げさせて頂きます。ベランダの笠木と密接な関係になってくる部分が外壁です。外壁を覆う様にして笠木が上から被さります。

 

ここ2,30年前から住宅の外壁材にサイディングと呼ばれる外壁材が使用される様になってきました。まずベランダ笠木からの雨漏りで雨水の侵入ルートとして多いのが、笠木の取付けボルトからの雨漏りです。

 

笠木の取付けボルトにきちんとコーキングなどの防水処理がされていなと、笠木表面の繋ぎ目から雨水が侵入した場合や、笠木と外壁の取り合わせから雨が吹き込めば直ぐに雨漏りを起こします。

 

そして先週広瀬さんに見て頂いた写真の様に、水の逃げ道がなくなれば、ベランダ下地の柱は雨が当たり続けることによって腐食し、白アリが発生します。

 

また笠木の取り付けボルトにコーキングがしっかりと充填されていたとしても、雨漏りが起こります。外壁の仕上げ方法によって雨漏りの仕方も変わってきます。直貼りといって躯体に直接張られている場合は、最初に躯体がボロボロになってから室内へと繋がります。

 

反対に通気工法といって現在のサイディング標準工法の場合は、躯体といった柱などが痛む前に室内への雨漏りへと繋がります。そうなる原因として、、、、お決まりですが 続きは来週です(#^.^#)

2月8日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとベランダ手すり・パート2

こんにちは!小河です。最近、糖質制限を始めたのでビールの代わりにハイボールを飲み始めました。ウスキーの味は苦手なのですが慣れると(酔うと)調子にのってついつい飲みすぎてしまうので注意が必要です((+_+))

 

さて先週から笠木といってベランダ手すり部分の雨漏りについてお話ししていました。笠木にも種類があってモルタルで仕上げられている笠木の場合に注意しなければいけないのは、ひび割れ等の笠木表面の劣化です。

 

ただモルタルの場合はひび割れ、亀裂があったとしても通常の雨では雨漏りが起こる事は少なく、雪が降った場合に、笠木の上に積もる事で亀裂部に集中的に雪が溶けだす事で雨漏りに繋がるといった少し特殊な雨漏りが起こります。

 

今回はモルタルでもなく、ここ30年前ぐらいからベランダ手すりに使用されているアルミ製の笠木についての雨漏り事例をご紹介したいと思います。まずはこの写真をご覧ください。

 

かなり酷いです。笠木から長年、雨が入る事で下地の木を腐食し、白アリまで発生してしまっています。ただこれも外壁をめくって分かる事でなのですが、、、。

 

新築住宅の場合、ベランダの笠木は外壁屋さんが取り付ける訳ではありません。ただ笠木自体は各現場で簡単に取付けられる様にプレカットといって事前にサイズを合わせて作成してくるので、施工も難しくなく、笠木を留め付けるボルトからの漏水に気を付ければ済みます。笠木からの雨漏りを防ぐには外壁屋さんの腕にかかってきます。

 

この写真の住宅は築27年ですが、この頃はまだ笠木の防水処理についての納まり。仕上げ方法についてはマニュアルもなく、また雨漏りの不具合事例も少なかった為に現場ごとというか工務店やハウスメーカーによって仕上げ方がバラバラだった様に思います。

 

実際、現在では笠木の防水処理についてはしっかりとしたマニュアルもありますし、新築住宅の場合は第三者保証機関による施工検査も義務付けられていますので、将来的な雨漏りの恐れは少ないとは思います。どういった施工が原因で雨漏りが起こるかといいますと、、、。

 

続きは来週です(*^▽^*) お時間あればお聴きください♪

2月3日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとベランダ手すり・パート1

こんにちは!小河です。糖質制限を始めて4日が経ちました。SNSで宣言した日に焼き肉いった事が見られていて絶対に痩せなければならなくなりました。頑張ります!今のところ毎日の食事は豆腐とチーズと鶏肉とキャベツです。まさに生き地獄です(*^▽^*)笑

 

本日は笠木といって住宅のベランダ部分に取り付けられる部材のお話をしたいと思います。まず笠木といった物がベランダのどの場所に取り付けられるのか?という事ですが笠木は通称、手すりとも呼びます。

 

手すりと呼んだほうがイメージが沸くかもしれません。例えば布団をベランダにかけて干す方は手すりに布団ばさみ?か何かで干していると思うのですが、その手すり部分も実は雨漏り原因で多い箇所になります。

 

手すり。つまり笠木からどう雨漏りするのか?外部の仕上げによって変わってきますが外壁がモルタル壁の場合など笠木もモルタルで仕上げられている場合があります。最近の住宅ではその様な施工は少ないと思うのですが、、、

 

モルタル仕上げの笠木の場合は雨漏り原因として、ほんといたって単純なのですが、ひび割れですね。ただ明らかにひび割れしているのに雨が降っても雨漏りしない場合があります。でも「雨漏りしてきた!」とお問合せを頂くので現実は雨漏りが起きています。

 

実は原因が他の場所でした。という事は今回の話ではありません。笠木のひび割れが原因による雨漏りです。ただ雨が降っても漏れません。そして晴れている日に雨漏りがしてきます。

 

なぞなぞみたいになってしまいましたが、雪が原因なんですね。今からの次期は三重県でも雪が降る事など多くなってくると思うのですが、雪がベランダの笠木に積もって晴れだしたら雪が溶け出しますので、ひび割れ部に集中して雪解け水が流れ込み、ポタポタと雨漏りしてくるという事になります。

 

こういった原因はけっこう見落とされているのか、関係ない場所が工事されていたりする事も多々あります。また来週は雨漏りの笠木編へと続きます(*^▽^*)

1月27日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート17

こんにちは!小河です。本日でサッシの雨漏り事例は最後となりますので、簡単に今までのおさらいをさせて下さい。

 

まずサッシの雨漏りには大きく3つの要因があるとお伝えしてきました。1つ目がサッシ自体の商品の問題。2つ目がサッシ取り付け時の問題。最近のサッシに取り付けられてる雨戸は一体型のシャッタータイプの物となり、雨戸の中のシャッターボックス内の雨仕舞処理をきちんとしなければならないといった内容でした。

 

先週はさらにサッシ取り付け後に外壁屋さんが防水シートという物を建物に張っていく時にサッシ周りには防水テープをきちんと密着させなければ、外壁から雨が侵入した場合に雨漏りが発生するとお話ししました。

 

最後の3つ目がサッシ周辺の環境といった問題です。2つ目のサッシ取り付け時の問題であった防水テープも密着不足も関係してくる場合もあるのですが、どういった事かといいますと、サッシの上に取り付けられるテラスを例に挙げてみたいと思います。

 

テラスを付ける理由は様々だと思うのですが、一般的には部屋からそのまま洗濯物を干しやすくしたい。とか急に雨が降ってきてもテラスがあれば洗濯物を直ぐに取り込むことができなくても大丈夫になる。といった理由が多いかと思います。

 

3つ目の雨漏り原因としてサッシ周辺の環境といいましたが、新築時にテラスを取り付けられた際は雨漏りが発生する確率は低いと思います。ではなぜ後から取り付けたら雨漏りをしてしまう事があるのか?という事ですがテラスを取り付けるには外壁に穴を空けなければなりません。その時に外壁に穴を空けた箇所と建物の柱の場所が一致していない事があります。

 

外壁でも釘で留め付けてあるサイディングなどの外壁の場合は釘の位置が柱の下地の位置なので問題ありませんが、ただしこれもサイディングが横張りといった場合です。サイディングを縦方向に張る縦張りの場合は外壁の下地が横になるので、釘の位置が必ずしも柱の位置ではなくなってきます。

 

少しややこしいのですが、まとめますとテラスの取り付けボルトが柱の位置におらず、ボルトを留める際もコーキングを先に取り付け位置に充填しておかなければ、外壁内に雨は入り、サッシ枠に落ちた時に防水テープがきちんと張られてなければ雨漏りするといったお話でした。

1月20日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート16

こんにちは!小河です。明け方から雪が凄かったですね~。

 

先週からサッシといった窓回りからの雨漏り事例をお話しさせて頂きました。先週のおさらいですが最近の雨戸はシャッタータイプの雨戸が多く、引き戸タイプの雨戸は少なくなってきているんですね。

 

そのシャッタータイプの雨戸の場合だと、シャッターボックスといって雨戸のシャッターが収納されている箱の中を、防水処理しておかなければ雨が吹き込んだ時に雨漏りしてしまうといった内容でした。

 

先週の最後は他にもサッシからの雨漏りで取り付け時の問題として〇〇屋さんが関わってくるといった内容で終えたので今日は続きをお話しいたします。新築工事の流れとして建て方といって建物の骨組みが完成すれば、最初の段階で屋根を施工して、その後ほぼ同時ぐらいに電気屋さん、サッシ屋さん、水道屋さん等が工事に入ってきます。

 

サッシが取り付け終わり、電気や給排水管を家の中から所定の位置に、外に出す作業を行えば次に外壁屋さんが防水シートといって建物の躯体、柱を雨から凌ぐ為の雨仕舞処理を行いに来ます。

 

実はこの防水シートというものは、専用ホッチキスの針で柱に留め付けてゆきます。柱には防水シートは針で留められるので、きちんと施工すれば問題ありませんが、サッシの部分に関してはサッシの耳といってサッシ周辺の淵に、防水シートを張る外壁屋さんが、まず最初に防水テープといった粘着層付きの防水テープをサッシ周辺部に張らなければなりません。

 

この防水テープも防水シートとの相性や、サッシ、柱などの木に対する接着の相性もあります。もちろんそういった問題もありながらも、基本的な事としてきちんとテープを密着させる。そして防水テープには貼る順番のあるので、きちんとマニュアルを守る。ただこれだけなのですが、実際は守られていない事が多いです。

 

防水テープの施工不良で雨漏りを起こした場合は、部分的にでも最低外壁を剥がさないといけなくなります。けっこう大掛かりな工事になってくるので費用もかかります。そして、、、

 

続きは来週となります(#^^#)ぜひお聞きくださいね♪

1月13日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート15

こんにちは!小河です。先週からサッシの雨漏り編という事で雨漏りとカビシリーズは続いています。先週もお話ししたのですが強い風を伴った雨や台風の後は「サッシから雨漏りがしてきた!」とお問い合わせを頂く事も多いので、本日もぜひ聞いて頂きたい内容です。

 

サッシからの雨漏りには大きく3つ要因があるといいました。1つ目がサッシ自体の問題。商品ですね。2つ目がサッシ取り付け時の問題。施工となります。3つ目がサッシ周辺の問題、外部環境という事です。本日2つ目の問題である施工。取り付け時の問題がサッシからの雨漏り原因でも多いです。

 

ここ20年ぐらいのサッシは雨戸が上に付いているタイプが多いです。シャッターボックスというのですが、引き戸の様なものではなく、雨戸がシャッターの様に上から下へと下げる仕様になっております。

 

このシャッターボックスの中は開口部となっており本来は雨仕舞が悪いです。今ではシャッターボックス内は外壁に使用する防水シートや金属板を張る事で雨漏りを防ぐ処置が施されています。

 

工務店様やハウスメーカー様によって変わってはくるのですがサッシを取り付けるのがサッシ屋さんではなく、大工さんが取り付ける事もあるので、一昔前はそういったマニュアルもなくサッシ取り付け時に雨仕舞処理をする事はほぼ無かったと思われます。

 

大雨や台風の日は風も強く雨戸を閉められる方が多いと思うのですが、雨戸を閉めるという事はシャッターボックスに普段ロール状で収まっている雨戸も全部下に下がっているという事もあり、雨が吹き込めば雨戸を下げている時が逆に雨漏りしやすくなるといった何ともいえない状況になります。

 

シャッターボックスからの雨漏り事例は多く、住んでいるお客様もまさかここが原因だとは思いもしなかった。とよく言われます。次に多い取り付け事例の不具合としてはサッシ屋さんでもなく大工さんでもなく、、、△△屋さんが、、、

 

という事で来週も変わらず雨漏りとカビシリーズパート16(サッシ編)となります。

1月6日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート14

あけましておめでとうございます!!小河です。今年も【雨漏り2時21分!】張り切っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*)

 

今年も雨漏りとカビシリーズをお届けいたします( *´艸`) ちなみにパート14です。雨漏りとゆえば屋根を思い浮かべる方も多いと思います。実際、屋根からの雨漏りが6割くらいです。残りの原因として外壁や板金、防水、とあるのですが他の3つの原因同様にサッシも雨漏り原因として存在します。

 

「サッシから雨漏りがしてきた!」とお問い合わせを頂くことも実際少なくありません。やはり台風の後や強風を交えた強い雨が降った翌日などはこういった内容のお問い合わせを頂きます。

 

まずサッシから雨漏りには大きく3つの要因があります。1つ目がサッシ自体の問題。2つ目がサッシ取り付け時の問題。3つ目がサッシ周辺の問題といった3つの要因から雨漏りは発生します。そしてサッシからの雨漏りの場合、経年劣化といった問題もありますが築年数が浅くても雨漏りが発生するというのは他の原因に比べてもやや可能性が有るように感じます。

 

実際、築年数が浅い状態で雨漏りを起こせば、もちろん施工会社様がきちんと保証してくれる事と思います。仮に施工会社様が倒産などしていたとしても現在は国の制度により建築時に第三者保証機関による検査を受けなければ住宅を引き渡すことができない決まり事があるので施工会社様が存在していなくても、第三者保証機関の会社による10年間の保証期間が約束されているので安心はできると思います。

 

サッシからの雨漏り原因に戻りますが、まず1つ目のサッシ自体の問題。サッシといってもアルミ枠や樹脂枠、木枠などがあります。窓となるガラスとガラス枠の間には漏水防止のパッキンが取り付けられていますが、まれに隙間が空いていたりする場合があります。ただこれは国産の大手メーカーではこういった事例にはまだ私自身遭遇していません。

 

ちなみに大手メーカー既製品のアルミ枠サッシの場合、組み立て時に枠部に防水密着用のテープが付いており枠をビスで固定すれば枠同士がくっつく事でテープが潰れ雨水の侵入を防いでくれます。

 

来週も変わらず雨漏りとカビシリーズパート15(サッシ編)となります(*^▽^*)

12月21日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート13

こんにちは!小河です(*^^*)

 

今週も雨漏りとカビシリーズをお届けいたします( *´艸`) ちなみにパート13です。先月から外壁の雨漏りやカビにまつわるお話をしてきまして先々週当たりから外壁の凍害といった不具合について進めさせて頂いております。

 

凍害は外部からの雨水の侵入、内部からの結露によって外壁材が被害を受ける。最近よく住宅に使用されることの多いサイディング材と呼ばれる外壁材の表面がボロボロにはがれてしまう。そんな不具合事例でした。

 

先週は内部からの凍害事例でした。その時にお風呂場など水回りはやはり湿気を呼び込みやすい箇所なので他の部屋と比べても内部結露が起きやすく要注意ですよ。といった事で最後に他に気を付けないといけない事が、、、で終わりました。

 

実は外部からの雨水の侵入といった内容で+アルファの事例を思い出しまして、大切な事なのでお伝えしたのですが、その原因がインターネットの配線やガス給湯器の配管、等。家を建てた後、もしくは建ててから壁に穴を空ける事等を必要とした工事になります。

 

家に穴を空けるので、その釘穴やビス穴といった部分はコーキング材や保護カバーなど雨水の侵入を防がなければなりませんが、案外処理をされていない所がとても多いです。

 

ただ単にサイディング壁などに釘やビスが止まっているだけでは水は集まりにくいですが、雨が降れば建物に取り付けられた配管等を雨は伝いやすくなるので必然的にビスや釘頭に雨が当たり続けると凍害を起こしやすくなります。

 

建物の外部に物を取り付ける時(壁に穴を空けなければならない場合等)はコーキング材で保護する等の比較的簡単な処置で雨漏りや凍害といった問題を防ぐことが出来るので、これから外部に何か取り付ける事を予定されている方は覚えておいてもらえればと思います。

 

来週は雨漏りとカビシリーズパート14でサッシ編と入ります(*^^*)

12月16日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート12

こんにちは!小河です。まさかの今日は朝から雨が降りましたね~ やはり冬なので雨が降った後は肌寒く感じます(*_*;

 

という事で雨漏りとカビシリーズパート12です。最長記録!?になっています。それだけ大切なお話しという事ですね(*´▽`*) 

 

先週から凍害と呼ばれる外壁の不具合について進めさせて頂いております。簡単に凍害とは?という事で凍害とは凍る害と書きます。凍る原因として水が大きく関係してきます。

 

そのサイディング壁が凍害を起こす原因として2つの要因があります。そのうちの1つが外部からの雨水の侵入となります。サッシ周辺の防水亀裂部や外壁の亀裂カ所から侵入した雨水をサイディング壁が吸収してしまう事により凍結膨張を繰り返し、結果サイディング壁を傷めてしまい表面がボロボロになり外壁材としての機能が果たせなくなります。

 

そして2つ目の原因が内部からの凍害発生なんですね、サイディング壁の裏側は基本的に無塗装品となっています。という事は表面の様に亀裂が入っていなくても水分を吸収してしまう可能性は高くなるという事です。

 

外壁の雨漏りや不具合事例でよくお話しするのが直貼り工法による問題です。サイディング壁の奥には防水シートが張ってありますが、直貼りなら防水シートの表面とサイディング壁の裏側が直接張り付いている状態となります。

 

そこで壁内との間に通気層が取れていない分に内部結露が起こってしまった場合、防水シート表面に発生した結露がサイディング裏側に直接伝わる事で、外部からの雨水の侵入同様に水分を吸収してしまうという事になるんですね。

 

ここで広瀬さんは住宅の内部からの凍害で、特に起こりやすい場所はどこの部分だと思いますか?

 

お風呂場等の水回り部分が特に他の場所と比べて湿度も高い分に内部結露が起きやすい場所といえるんですね。後気を付けないといけないのが、、、

 

続きは来週でお願いしま~す( ̄▽ ̄)

12月9日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート11

こんにちは!小河です。

 

雨漏りとカビシリーズもパート11となります。今回のシリーズは長くなりそうです(;^ω^) 今は外壁の雨漏りやカビ事例のお話をずっとしてきているのですが、その中でも住宅に使用される事の多い外壁材、サイディング壁の不具合事例として凍害と呼ばれる現象が起きる。そんな話で先週は終わりました。

 

凍害とは凍る害と書きます。凍る原因としてやはり水が関係してきます。サイディング壁が凍害を起こす原因としては大きく2つの要因があります。

 

まず1つ目は外部からの雨水の侵入です。よく多いのがサッシや開口部からの雨水の侵入です。もちろんサッシや開口部といったサイディング壁が切断されている部分はコーキングといった防水材が隙間なく充填されていますが、コーキングの経年劣化により雨水が侵入する状態であったり、サイディング壁を加工した際に切り込みが深い状態で残っていると壁材は水分を吸収してしまいます。

 

繰り返しますが凍害の発生する要因はサイディング壁が雨水を吸収する事により、凍結膨張を繰り返す事でサイディング壁を痛めて、壁材の機能がなくなる程表面がボロボロになって現れてきます。

 

ここで少し余談ですが、サイディング壁が凍害を起こしている状態で例えば外壁塗装を施したとしても美観は5年も持たないと思います。塗装の優劣ではなく本来の外壁として役割が果たせていない状態でどんな塗料を使ったとしても100%活かせないという意味です。

 

せっかく外壁が綺麗になったとしても凍害の起こる冬は毎年やってきます。サイディング壁自体が凍害により浸食されている限り、表面に影響が出るまでは時間の問題ということになります。

 

外壁がボロボロに剥がれたりするのは塗装が剥がれている場合と凍害により剥がれてきている場合。そこの所の見極めがとても大切だと思います。そして凍害が起こる2つ目の原因が、、、

 

お決まりの続きは来週になります( ̄▽ ̄) 

12月2日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート10

こんにちは!小河です。

 

今日で雨漏りとカビシリーズもパート10となります。先週は窯業系サイディングの釘留め工法による弱点や問題点をお話ししました。

 

まとめますと釘でサイディング壁を留め付けるので釘跡の美観の問題が一つ、そして適切な場所に釘を留め付ける時の個人差。留め付ける位置によって将来ヒビ割れを誘発する原因となる事。最後に躯体に直貼りするので雨が吹き込んだ際は雨漏りリスクが高まる。といった問題でした。

 

そしてまだサイディング壁を直貼りする事による問題はあります。それは地震です。地震が来た際に直貼り工法で施工してあるとサイディング壁のヒビ割れリスクは高くなります。

 

地震が来た際に躯体が揺れるとサイディング壁も躯体同様に揺れを受けるのでヒビ割れやすくなります。現在は直貼りではなく、ほとんどの建物が通気金具留め工法でサイディング壁は施工されている事と思います。字の通りなのですがサイディングを留める専用の金具を躯体の柱の位置にむけてビスで固定して、その上にまたサイディング壁を載せていくといった施工です。

 

通気金具留め工法が地震になぜ強いのか?一番の理由は躯体の柱とサイディング壁が直接固定されていない事だと思います。それによって地震が来た場合にも通気金具が揺れを緩和してくれるのでヒビ割れの原因も少なくなります。よって将来的な雨漏りリスクも軽減される事と繋がっていきますよね。

 

次に今からの季節でも多くなるのが凍害といった問題です。もちろん直貼り工法の方が凍害リスクは高まりますが通気金具留め工法でも状況によっては凍害を起こす場合はあります。この凍害というのはサイディング壁自体を傷めてしまうのでかなりやっかいです。

 

凍害の原因としては大きく2つです。お決まりの続きは来週でお願いします(*^▽^*)

11月25日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート9

こんにちは!小河です(*^▽^*)今週で雨漏りとカビシリーズパート9となります。先週は窯業系サイディングの釘留めによる問題をお話ししました。

 

以前は釘留め工法がほとんどでしたが釘跡による美観の問題や釘を留める位置による職人の個人差、それによって経年変化で外壁材がヒビ割れる原因となる。そして外壁材を建物の躯体と一体化される事で地震が来た際に建物と一緒に揺れてしまう為、ヒビ割れる原因となる。

 

つまり窯業系サイディングはヒビ割れるといった問題がある事です。それにより雨漏りが起こる原因となる訳です。ただし窯業系サイディングは二次防水仕様です。外壁の顔となるサイディング材が一次防水、そして二次防水として外壁の下地となる防水シート。と呼ばれる下地材を必要とします。

 

窯業系サイディングはヒビ割れていなくても台風など強い雨が外壁材に当たれば雨水は外壁内へと簡単に侵入してしまいます。それはセメントといった素材上の問題があるからと思うのですが窯業系サイディングは外壁材同士の繋ぎ目箇所の形状として重ねるしかないんですね。重ねしろに防水材は着いていますがそれでも雨は飛び越えてきます。

 

ここで雨が壁内に侵入していても二次防水となる防水シートが雨の侵入を防ぐ役目を果たしていれば問題ありませんが、20年、30年と前になるほど施工の品質も現在の様に施工マニュアルもなく保たれていないので外壁材からの雨漏りに直結する事が多いです。

 

立地条件や季節によっても風の吹込み方はそれぞれだと思いますが、雨が外壁材に当たり続ける箇所は大体決まってきます。そうなると雨が侵入し続ける事で防水シートが劣化し、その奥の柱を雨が腐食し、カビが生えたり最悪の場合シロアリが発生して柱を食べてしまう。といった建物自体を弱める事となります。さらに直貼り通気が、、、

 

お決まりの続きは来週12月2日放送となります(*^▽^*)

 

今週の11月28日(土)に久居公民館で午前9時半~11時半までの2時間【屋根リフォームで失敗しない市民講座】を開催しますのでぜひ聞きに来てくださいね(●^o^●)

11月18日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート8

こんにちは!小河です(^^)今週は雨漏りとカビシリーズパート8となります。

 

先週から外壁の雨漏りとカビといったお話しに突入しました。現在外壁材で広く普及しているのがサイディング壁といった外装材で特に選ばれているのが窯業系サイディングといったセメントベースの外装材でした。

 

窯業系サイディングの施工方法としては2種類あり、釘留め工法と金具留め工法。そして現在では金具留め工法による施工がほとんどです。以前は釘留め工法が選ばれていました。

 

釘留めによる施工が少なくなったのはまず美観の問題として釘跡が目立つ、釘を止めた場所にはタッチアップといって釘跡にペンキを塗っていく作業を最後に仕上げとして行います。

 

そこで出てくる問題が釘跡をキレイに塗るのも個人差があります。適当にちゃっちゃと塗る人もいればきちんと釘跡だけでなく外壁材をカットした際にでる切断面のバリを塗る人と分かれてきます。細かく言えばキリがないですがたくさんあります。職人が完了した。と思っても現場監督がチェックを行い再補修を行う場合もあればお客様がこれで仕上がりと思わない場合もあります。

 

ただここまでは美観の問題であって雨漏りやカビに繋がりません。次の釘留めの問題としては釘を止める位置の個人差です。窯業系サイディングは横、縦、と張り方も2種類ありますがサイディング同士の繋ぎ目とする箇所、横なら上下に1本ずつと真ん中に1本で3本留めと決まっています。

 

釘を止める位置は1枚の外壁材で本来は決まっていますが、外壁材の端っこといったギリギリに釘を留めてしまうと、数年経った時にヒビ割れが起きます。実際表面ではヒビが入っていなくても裏側にヒビが入っている事も実際は多いです。

 

釘を抜く時はバールといった釘抜きを使用しますが不適切な場所に留めてしまった釘を抜こうとすると簡単に外壁材は割れてしまいます。サイディングあるあるです( ̄▽ ̄)

 

最後に釘留め工法が少なくなった問題として外壁材が建物の躯体と一体化している事により、地震が起きた際、外壁材がひび割れやすくなるといった問題だと思います。

 

続きは来週11月25日の午後2時21分より【雨漏り2時21分!】をお届けしたいと思います(*^▽^*) お時間あればぜひお聴き下さいね!(^^)!

 

11月11日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート7

雨漏りとカビシリーズもパート7となりました。先週は屋根裏に日中溜まった熱気が深夜外気により冷やされ湿気に変わる時に屋根の下地合板に結露を起こしてしまい、屋根全体を痛めてしまうといったお話しでした。

 

そこで屋根裏に熱気や湿気を溜めない様に屋根に穴を開けて換気孔を設ける事が必要になります。

 

屋根の形状にもよりますが基本は屋根の中で1番高い所である【棟】といった箇所に取り付ける事が多いので換気孔の名前も棟換気と呼んでいます。もちろん雨が入らない構造になっているので安心して下さい。

 

最近の建物で棟換気が取り付けられていないお宅は少ないかな。と思います。高気密・高断熱になればなるほど屋根裏に熱気、湿気が溜まりやすくなるので棟換気は必要度が高くなります。

 

雨漏りとカビシリーズも床下から始まり屋根ときたので次は壁、外壁の雨漏りやカビ事例についてや対策をお話ししていきたいと思います。

 

外壁には大きく5種類の壁材があります。トタン壁、モルタル壁、サイディング壁、ALC壁、タイル壁です。この5種類で現在最も普及している外装材がサイディング壁になります。サイディング壁にも分けて見ると素材で3種類あります。セメントベースの物、金属鋼板、そして樹脂材といった感じです。

 

ほぼ大半はセメント素材の窯業系サイディングといった種類が広く使用されているので、窯業系サイディングの雨漏り事例からお話しさせて頂きます。まずは窯業系サイディングの施工不備による雨漏りです。窯業系サイディングの施工方法として釘留め工法と金具留め工法と2種類あります。

 

では金具留め工法といった施工で工事を行われる事が多いですが、以前は釘留め工法がほとんどでした。施工面で釘留め工法の弱点といえば、、、 続きは来週でよろしくお願いします( ̄▽ ̄)

 

それと毎月行っている市民講座の事なのですが、今月は11月28日(土)に久居公民館で午前9時半~11時半までの2時間【屋根リフォームで失敗しない市民講座】を開催します(*^▽^*)

11月4日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート6

こんにちは!小河です(*^▽^*)それでは先週に引き続き雨漏りとカビシリーズパート6へ突入します!

 

 

簡単に先週のおさらいをさせてもらいます。最近では建物の基礎も強くなり屋根に重心を持たせることよりも屋根を軽くして地震が来た場合には降り幅を小さくし建物へのダメージを和らげるといった考えの元、屋根土を使う瓦葺き工事を行う事はかなり少なくなってきています。

 

 

そこで屋根土を使用しない代わりに耐震耐風・気密性を高める為に構造用合板が使用されていますが、、、で先週は終わりました。屋根の気密性が高まった事がメリットとするならばデメリットとして屋根裏に溜まった熱気が湿気に変わった瞬間に逃げる構造になっていなければ内部結露というものが発生します。

 

 

構造用合板は乾いていなければなりません。合板材は湿気を含むと強度も弱まりますし、カビといった木材腐朽菌も発生します。すると屋根自体の強度が弱まり構造用合板は湿気によって開いてきます。単純に構造用合板自体が柔らかくなります。

 

 

そこで屋根に人が上ったとします。業者のひとしかいませんが、、、すると屋根の基材自体は固いのにその下地が柔らかくなっている状況だと屋根に載っただけで屋根材がひび割れたりもするんですね。これは使用されている屋根材によるので一概にはいえませんが、様々な影響が出てくると云う訳になります。

 

 

屋根に気密性が高まればデメリットだらけの様な気がしますが、本来はメリットの方が強くなければ良くありませんよね。ではどうすれば良いかとし屋根裏に溜まる湿気といった問題から解消されるかといいますと、屋根に穴をあけるんですね。

 

 

もちろんただ穴を空けるだけではありません。それこそ雨漏りしてしまいます。屋根に穴を空けるといっても屋根の形状により空ける位置は変わってくるのですが基本的に屋根の場所で1番高い場所に穴をあけます。

10月28日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート5

こんにちは!小河です。先週は職場の仲間と南伊勢の方まで釣りに出かけてきました(*^▽^*)

 

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アオリイカを釣る予定が開始30分で諦めてしまいサビキ釣りに変更~(;^ω^)するとイワシの群れがやってきてそれを皮切りに真鯛やグレ、カサゴ、カワハギを釣りました。朝からお昼までで30匹ちょっと釣り大満足で帰ってきました。やはり釣れると楽しいもんですね(笑)

 

 

ちなみに親方が1番最初に釣った魚は上の写真の魚で名前は忘れたのですが、船長さんいわく【背中とお腹の針に毒がある】そうで刺されたらめちゃくちゃ痛く釣りどころじゃなくなるそうです、、、。

 

 

普通に親方触ってましたけど(笑) 運が良かったです( ̄▽ ̄)

 

 

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カワハギは初めて釣ったのですが良いサイズみたいでした(*^▽^*)

 

 

という事で今週も引き続き雨漏りとカビシリーズへと続いて行きます!先週までは床下の雨漏りやそれにまつわるカビの発生といったお話について進めさせて頂いておりました。建物の中で一番湿気が集まりやすくなるのが床下という事でした。本日からは屋根裏の雨漏りやカビの発生について、または対策についてどうすれば良いかをお話ししていきたいと思います。

 

 

まず屋根裏の雨漏りといえば原因の多くが屋根になります。瓦が外れたり、穴が空いたりしていてそこからの雨漏り。ですが屋根自体に何の問題が無くても雨漏りに繋がる事があります。代表的な物として内部結露です。何度か内部結露についてはお話しさせてもらっていますが、建物の寿命にも繋がる大切な事なのでお話しします。

 

 

屋根裏の内部結露については比較的最近の不具合事例の一つとなります。そもそもなぜ屋根裏に結露が起こるのか?それは建物自体の気密性・断熱性といった住宅性能が良くなった事と繋がってくるんですね。

 

 

逆に瓦屋根の場合で結露を起こすといった事は少ないです。ただ誤解があるといけないので少しご説明します。瓦屋根といっても土を使用して施工する瓦屋根の場合です。屋根土といって土の粘着で瓦を固定するといった昔ながらの瓦葺き工法です。

 

 

何が違うのかというと1番は屋根の下地になってきます。屋根土を使って瓦を葺く場合は構造用合板は必要としません。構造用合板とはべニア板を重ね合わせて強度を持たせた定尺サイズのパネルになります。なぜ屋根土を使う場合で構造用合板を必要としないのか?1番は構造用合板を使用する事で耐震性や耐風性が上がるからです。

 

最近では建物の基礎も強くなり屋根に重心を持たせることよりも屋根を軽くして地震が来た場合には降り幅を小さくし建物へのダメージを和らげるといった考えの元、屋根土を使う瓦葺き工事を行う事はかなり少なくなってきているんですね。屋根土を使用しない代わりに耐震耐風・気密性を高める為に構造用合板が使用されていますが、、、。

 

 

また続きは来週でよろしくお願いします\(^o^)/

10月21日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート4

こんにちは!小河です。本日も雨漏りとカビシリーズになります。パート4という事で今週もよろしくお願いします。

 

先週までのお話でカビや木材腐朽菌が発生する条件として湿気という事が原因の一つになるとお話しさせて頂きました。まず床下が一番の湿気が溜まるポイントなのですが、雨漏りや外部からの漏水を防ぐ事はもちろんお風呂場や水回り部の床下に通された給排水管の劣化や亀裂による漏水にも注意が必要です。

 

ただ給排水管の亀裂に関しては床下の点検を行うか、水道料金が突然上がった等の目安が無い限りは分かりませんが、まずこれらが問題ないという前提で床下に湿気を溜めない為の方法として、比較的手軽にできる事が、床下調湿材を敷く事も効果的だと思います。

 

床下調湿材は湿気が高い時に湿気を吸ってくれて乾燥時期に発散させるといった床下調湿材が呼吸する事によって本来の調湿機能が発揮され湿度を一定化させます。ここでポイントなのが床下の乾燥時期に発散できる床下環境が無ければ床下調湿材はかえって不利になります。

 

床下に湿気を溜めたくない防湿対策としては床下調湿材を敷くといった施工は問題ないと思います。ただ現在床下の湿気に悩まされている方は床下調湿材や他にも床下の換気扇等あるのですが、そうした施工をするだけでは問題解決できないケースも多々あるのでまずは信頼できる会社に相談して頂く事と見積りも数社からとって頂いた方が良いかと思います。

 

相見積もりを行う理由の中で価格ももちろん大切な判断基準になりますが、一番気を付けて見て欲しいのは工事内容になります。業者が依頼する場合なら工事内容や価格帯の検討は付きますが、一般のお客様なら工事内容を見ても中々分かりづらいと思います。そうした時に見積りを提出してもらった各業者の実績数もはっきり分かる資料の様な物があれば安心できるのではないでしょうか?

 

床下の次は屋根裏です。屋根裏も湿気が溜まれば内部結露というものが発生します。まず内部結露とは屋根裏に溜まった熱気が急激な温度差により湿気に変わるという事が一般的に多いです。身近なところで云いますとガラスに水滴が付いている状態です。屋根裏に関しては建物周辺の環境というのはほぼ関係してこないかと思います。屋根裏に湿気が、、、、

 

完全にお決まりですが続きは来週でよろしくお願いします(●^o^●)

10月14日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート3

こんにちは!小河です。昨日まで新潟へ行っていました。もちろん遊びではなく仕事です(;^ω^)

 

私たち情熱リノベーションは日本雨漏り修理専門119グループという全国組織の雨漏り修理のプロが集うグループに加盟しておりまして3か月に一度各都道府県のグループ会社が集まり勉強会を行っています。その為に今回は新潟の方へ行ってきました。

 

日頃、県外に出る事はほとんどありませんのでちょっとした息抜き+仲間からのパワーをもらい気力回復して帰ってきました!(^^)!

それでは雨漏りとカビシリーズのパート3という事で今週もよろしくお願いします。

 

先週のお話を少しさせて頂きます。カビの仲間であり、建物の劣化を早める【木材腐朽菌】といって私たちが普段食べる事の多いキノコの仲間が家の中に生えてくる事がある。とそんなお話でした。

 

そしてなぜキノコが生えるのか?4つ条件があります。まず1つ目は栄養。つまり木材です。2つ目に酸素。3つ目に温度。最後に水分。湿気等です。これら4つの条件が揃うと木材の腐食が始まります。さらに【木材腐朽菌】が繁殖しやすい場所として床下や屋根裏といった場所になります。

 

床下に関しては空気の入れ替えが出来にくくほとんどが密閉された空間になっています。またキッチンや浴室、洗面所といった水回り部分の床下は特に湿気も多く溜まりやすいので特に湿気が多く土台柱も腐りやすくなり、カビの繁殖もしやすくなるんですね。

 

ここで少し前回の雨樋シリーズの一部に戻るのですが、雨樋が壊れている状況で雨が降れば当然雨は地面にボタボタ落ちている状況になります。お隣が隣接していてお隣のカーポートの屋根に落ちたり等迷惑をかけてしまう事も想定されますが、何よりそういった雨が地面に落ちる状況に限ってといってはなんですが、床下換気部材の真正面に雨が跳ね返っているケースが案外多いです。

 

床下換気部材とは建物の基礎部に取り付けられた換気孔なんですね。シルバーの金網のようなものです。雨樋に溜まった水が勢いよく床下換気部材の前に落ちてきたら跳ね返りで床下へ雨が入り続ける事になります。

 

そうなると通常よりも湿気が溜まりやすくなるので、雨樋がきちんと機能するというのは床下の湿気の進行を早めるといった建物にとって良くない事にも繋がりかねませんので、雨樋の事も少し気にかけてもらう事も必要ですね。

 

【木材腐朽菌】を繁殖させない為にも大切な事が床下の防湿対策を取らなければいけないという事です。

10月7日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート2

こんにちは!全身筋肉痛の小河です。先週の日曜日は子供たちを連れて南伊勢まで釣りに出かけていました。釣果はチヌとサバのみです、、、。笑 昼過ぎに帰ってきたので子供たちと遊ぶことになり、なんと20数年ぶりに【缶ケリ】をしました。

 

全身筋肉痛というのはおそらく【缶ケリ】が原因です(;^ω^)童心に帰れて楽しかったのですが体中が3日目の今日も痛いです。

 

さてそれでは先週から始まりました。雨漏りとカビシリーズの今日は第二弾という事で今週も進めさせて頂きたいと思います。

 

先週はカビの発生とはといったお話でした。簡単におさらいします。まず室内のカビを見つける簡単なポイントとして天井壁やクロス壁紙に黒っぽいシミが出てきたり、壁紙が剥がれてきて下地ボードが黒っぽく汚れていたら9割雨漏りによるカビの発生と判断してもらって構いません。

 

また雨漏り修理とはもちろん雨漏りの原因となった屋根や外壁といった根本的な原因箇所を修理する事は必要ですが、同様に雨漏りに気付くきっかけとなった室内を元通りの正常な状態に戻す事もまた必要となってきます。

 

雨漏りによる屋根や外壁の劣化は建物を傷めます。また室内の劣化は建物を傷める上に人の体にも悪影響を及ぼします。それがカビの存在でした。カビが発生すればカビを餌として集まって来るダニによる二次被害の影響も出てきます。

 

本日はカビの仲間でも有りカビ同様に建物の劣化を早める【木材腐朽菌】と呼ばれる菌についてのお話になります。木材腐朽菌とは木を栄養に育つキノコの事です。シイタケも木材腐朽菌の仲間となります。家の中にキノコが生えてきた!築数年でも充分に考えられます。木材腐朽菌の発生に築年数は関係ありません。

 

なぜキノコが生えるのか?4つ条件があります。まず1つ目は栄養。つまり木材です。2つ目に酸素。3つ目に温度。最後に水分。湿気です。これら4つの条件が揃うと木材の腐食が始まります。

 

ではどういった場所にキノコは生えてくるのか?ここ気になるポイントと個人的に思います。繁殖しやすい場所として床下や屋根裏が挙げられます。床下は湿気が溜まりやすく4つの条件が全て揃う箇所となります。対処として栄養となる木を無くすわけにもいきませんし、空気の流れも絶つ事は不可能です。となると、、、続きは来週でお願いします(*´▽`*)

10月1日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りとカビ・パート1

こんにちは!小河です。本日から雨漏りとは切っても切れない関係にあるカビについて雨漏りとカビシリーズでお話をさせて頂きたいと思います。

 

まず雨漏りが起きた時にカビが発生している可能性は7割程度だと思います。屋根に穴が空いていて天井に向けてダイレクトに雨がポタポタ落ちてくる場合はカビは発生する可能性は低いです。ですが天井の裏に断熱材が敷いてあればスポンジの様に断熱材は落ちてくる雨を吸い込んでしまいます。

 

つまり断熱材が敷いてなければ比較的雨漏りを発見するまでに時間はかかりません。ただ断熱材が敷いてあるとすれば雨漏りの発見までに時間はかかりますし断熱材が雨を含む事により天井裏には湿気が溜まり断熱材と天井材の隙間にカビが発生してきてしまいます。

 

天井やクロス壁にシミが出てきたり、剥がれたりしてきたら雨漏りを起こしているサインかもしれません。仮に雨漏りによるシミだとした場合ですが目に見えて雨漏りによる被害が出てきているという事は実際その裏側は雨漏り被害の症状が進行しているという事になります。

 

屋根に穴が空いているのを直すのも雨漏り修理ですが、雨漏りによる被害を受けた室内を直すのも一つの雨漏り修理となります。こういった事から雨漏りは放っておくとどんどん修理費用がかかると言われる所以になります。

 

少し戻りますが雨漏りを起こしてカビが発生した場合に人に与える影響は大きく3つに分けられます。まず咳やクシャミが出やすくなったりするアレルギー反応。そして肺に吸い込んでしまう等して体内に侵入したカビが感染症を引き起こしてしまう可能性です。やはり免疫力の少ない小さなお子様やお年寄りにとってはカビは脅威です。

 

最後はカビによる影響ではなく、カビに対処しようと薬局やホームセンターで買ってきた防カビ材やスプレーに入っている化学物質による間接的な影響です。人体に影響の無い物もあるそうですが少なからず化学物質は入っていると思います。化学物質過敏症とよばれる症状もあるそうで腹痛や頭痛、全身倦怠感などどなって現れるそうです。

 

という事で来週も雨漏りとカビについてお話ししていきますので、お時間あればぜひ雨漏り2時21分!をお聴き下さい(*´▽`*)

9月28日放送【雨漏り2時21分!】雨樋シリーズパート3

こんにちは!小河です。先々週から始まりました雨樋シリーズを本日もお話しさせて頂きたいと思います。前回までは雨樋の劣化による雨漏りだったり、軒樋といった瓦面についた雨樋やたて樋といった外壁に取り付けられている雨樋の機能的なお話や紹介をさせてもらった訳なのですが、本日はちょっとお得な雨樋にまつわるお話をさせて頂きます。

 

前回の最後なんですけども、雨樋が通常に機能していたら雨水を溜める事ができる。そんな感じで終わったのですが、普段は雨水は排水溝へ流す様にします。

 

その水をそのまま流さずに溜めてしまおう。その名も【雨水タンク】と呼びます。人それぞれなのですが溜めた水を一般的にどう利用できるかといいますと家庭菜園やお花の水やりだとか車の洗浄に使ったり等です。

 

さらに最近では地震などの自然災害が起きた時の防災グッズとして実はこの雨水タンクがひそかに注目されているんですね。

 

災害が起きた時に飲み水の確保は必要になってきますが、それだけでなくトイレの流し水や洗濯用水や手洗い用などこういった雑用水は思ったよりも量がいると言われているんですね。飲み水や食事を作る時以外にはペットボトルに入った飲料水を生活用水に使用するのはもったいないですよね。

 

いざという時の為や日頃からの節水に役立てれる雨水タンク心強い商品じゃないですか?この防災グッズが注目されているというのは私たちが住む各自治体によってです。調べた所三重県からは四日市市と津市で雨水助成金が出ているんですね。

 

色々と条件があるそうなのですが、この津市では助成金が出ているという事も有り、一度お問合せして見てはいかがでしょうか?もちろん私たちに言って頂いても構いませんので気になられる方はお気軽にお電話下さいね!明後日からは【雨漏りとカビ】についてお話しいたしますのでよろしくお願いします(*^▽^*)

9月16日放送【雨漏り2時21分!】雨樋シリーズパート2

こんにちは!小河です。先週から新たに雨樋シリーズへと突入しました。前回は簡単に雨樋の機能とは?という事をお話しさせてもらいました。屋根の先端に取り付けられた【軒樋】で屋根から落ちる雨を受け止め、地面の排水溝等へ流す役割を果たす【たて樋】があり、そして軒樋とたて樋の繋ぎ目である【集水器】が、、、で終わった訳なのですが。

 

今からの季節、落ち葉などがよく集水器に詰まる事から、雨樋の排水機能が悪くなり雨が降った時にボタボタ2階の雨樋から雨が溢れて、心配になるといったお問合せを頂く事が増える時期なのですが、そこでもお客様が気になるのは雨音ももちろんですが、やはり隣のお宅です。中には「お隣から苦情が来たから見に来て」とお問い合わせ頂く事もあります。

 

雨樋調査に伺うと集水器が花瓶の様になっている時もあります。集水器自体が壊れる事は私の経験上では少ないですが軒樋に雨が溜まる事で軒樋の勾配がどんどん悪くなっていき破損するケースがあるんですね。

 

軒樋に雨が溜まってなくても経年劣化によって軒樋が外れかけている時に台風の影響で飛ばされることもあります。冬場は雪の重みで壊れたりもしますが、最近では太陽光に溜まった雪が滑り落ちて軒樋が破損したケースもありました。実はこういう場合、火災保険が適用されるので修理費用が全額ではないですが半分以上は保証してくれると思います。

 

他に変わった事例ちょうどこのラジオを始めさせてもらった最初の方の回でも、お話しさせてもらった事があるのですが、軒樋にサンマが詰まって?入っていたのは本当に驚きました。

 

軒樋に落ち葉やゴミが溜まるのは立地的な問題が7割ぐらい占めていると思います。ただそれは仕方がない事なので、落ち葉が溜まったりしない様に定期的に雨樋掃除を依頼して頂く方も見えます。他には軒樋に【落ち葉避けネット】という樹脂でできたロール状のパイプを軒樋に入れる事で詰まりを防ぐ事も出来ます。

 

雨樋が何の問題も無く機能していたら、雨を溜める事もできます(*^▽^*) という事で続きはまた次回によろしくお願いします(*´▽`*)

9月9日放送【雨漏り2時21分!】雨樋シリーズパート1

こんにちは!小河です。本日から新しく「雨樋シリーズ」に入らせて頂きます。まず雨樋と聞いて建物のどこについているかイメージは浮かびますか?

 

雨樋の役目としては屋根に落ちた雨水を集めて地上の排水溝などに流してくれる役目があります。すこし余談になるのですが、北海道など雪国では雨樋を初めから付けないのが一般的とされています。なぜかといいますと屋根に溜まった雪の重みで破損するそうです。ただ雨樋が無ければツララが屋根の先端にできます。

 

そのツララの範囲がどんどん広がっていき、屋根の裏側まで伝わり溶け出すと【すが漏り】といった雨漏りに繋がる事例があるそうです。この話は新潟の板金屋さんの友人に聞きました。

 

戻りますが、私たちの住む地域はもちろん雨樋が必要になります。住宅の外装リフォームでも修理依頼が多いのが雨樋かなと個人的には感じます。雨樋とは屋根に落ちた雨水を流すといいましたが、まず屋根に落ちた雨は屋根の先端で有り一番低い部分の軒に流れ落ちます。その流れ落ちる雨をいったん受け取る雨樋を軒樋と呼びます。

 

またその軒樋は勾配といって雨を流すための角度を必要とします。もし軒樋がまっすぐ取り付けれたいたら雨水が溢れかえってこぼれ落ちてしまいますよね。

 

軒樋は横方向の雨樋になります。地上の排水溝まで雨を流すという事は縦に流れる雨樋も必要となってきます。それがたて樋と呼ばれます。

 

横方向の軒樋と縦方向のたて樋を繋ぐ雨樋部材があるのですが、その名も集水器といいます。集める水の器と書きます。そのままで分かりやすいですね(*´▽`*)

 

住宅の外装リフォームでも雨樋修理が多いと言いましたが、実は集水器が、、、次回はまた来週でよろしくお願いします(*^▽^*)

9月2日放送【雨漏り2時21分!】FRP防水の劣化編パート3

こんにちは!小河です(*^▽^*)先月からFRP防水といった住宅のベランダに使用される事の多い防水についてお話をさせてもらっているのですが、今日はFRP防水の劣化編のラストとなります。

 

簡単に今までのおさらいになります。FRP防水とはガラス繊維マットと樹脂を塗り重ねる事で強度を保ち、最後にトップコートと言ってFRPを紫外線による劣化から守る為に、保護塗装を仕上げに行う防水工事といった内容でした。

 

先週の最後に【膨れ】といってFRP防水の表面が中から膨らんでくる劣化が起こるといった話で終わりましたので今日はその続きになります。

 

FRP防水が膨らむ理由として1番大きな原因は下地不良です。FRP防水の下地として主に使用される事の多い材料が構造合板といったコンパネ材になるのですが、その構造用合板が雨に濡れて湿気ている状態だったり、冬場に霜がおりていたりする状態だと、構造用合板の中身に水分を含んでしまっている可能性が高いんですね。

 

その水分が工事後に気化する事によって外に抜け出そうとしても仕上げられた防水によって逃げ場がない状態なので膨れが発生するといった事になります。

 

他に挙げられる原因としては下地合板への接着不良となります。工程としては防水下地である構造用合板にプライマーと言って樹脂硬化剤との密着を良くさせる為の下地作業があるのですが、そのプライマーがしっかり添付されていなかったりすると膨れてくる事もあります。

 

トップコートだけの膨れに関しては塗料を厚塗りする事や施工直後に雨が降ったりすると、後々膨らんでくる事もあります。膨れに関しては直接雨漏りに繋がる事は少ないですが、FRP防水の劣化を早める事になるので、早めの対処が大切になってきますね。

広瀬さん『』

 

来週は雨樋についてお話したいと思います(*^▽^*)

8月26日放送【雨漏り2時21分!】FRP防水の劣化編パート2

こんにちは!小河です。昨日の雨というか台風15号の風はすごかったですね。夜中に携帯の警報がなりっぱなしでした。川の氾濫とか土砂崩れの影響とかは大丈夫だったのでしょうか?もちろん雨漏りでお悩みでしたらまずは雨漏り調査をきちんと行いますのでお気軽にご連絡くださいね!

 

先週からFRP防水といった主に住宅のベランダに使用される事の多い防水仕上げなのですが、他のウレタン防水やシート防水といった物に比べメンテナンス費用がかかってくるといったお話でした。

 

一体どのようなメンテナンスが必要になってくるかといいますと、FRP防水は最終工程にトップコートといって表面に塗装を行います。そのトップコートの塗装が大体10年弱を目安に必要になってくるかと思います。

 

なぜトップコートといった塗装が必要になってくるのか?防水面の美観という意味で塗装が必要になるといった意味ではありません。FRP防水の場合は塗装=保護 つまりFRP防水層を紫外線から守るといった意味になります。

 

10年弱を目安としたのはトップコートが痛み効果が少なくなる時期とみているからです。まず塗装が色あせ厚みが薄くなります。この状況であればトップコートを再塗装すれば問題ないと思いますが、中にはガラス繊維のマットが表面に現れ出している時もあります。そうした時はトップコートといった塗装だけでなくFRP防水をもう一度行う必要がでてきます。

 

FRPはプラスチックなので紫外線に弱いです。トップコート塗装がなくなりガラス繊維の表面が浮き上がる感じで見えてきたら劣化が進行しますので注意が必要となります。

 

次に膨れといって防水が中から膨らんできてしまう事があるのですが、、、これもまたお約束ですが来週へと続きたいと思います(*´▽`*)

8月12日放送【雨漏り2時21分!】金属屋根の劣化編パート3

こんにちは!小河です。今月から金属屋根の劣化編という事なのですが。瓦棒屋根や折板屋根といった金属で成型された屋根の劣化による雨漏りや不具合などの事例を今までお話しさせていただきました。

 

先週は折板屋根といった住宅だけでなく、工場や学校の体育館、商業施設等の非住宅にも使用される事の多い金属屋根のお話しだったのですが、折板屋根の場合は錆びによる雨漏りの発生だけでなく実はアスベストと呼ばれる石綿も関係してくる。といった内容で終わりました。

 

折板屋根とアスベストにどんな関係があるかといいますと、折板屋根の場合は屋根の裏側にペフといって断熱材を張る場合があるのですが、このペフといった断熱材にアスベストが含まれている事があるのです。

 

現在アスベストは人体的に悪影響を及ぼす事から使用される事はなくなっていますが、ではなぜそんな体に悪いアスベストが選ばれたかといいますと、アスベストは建材製品としてもすごく優れた物なんですね。燃えなくて腐ることもなくて、他の建材製品とも相性が良く且つコストもかからない事から屋根だけでなく自動車のガスケットといった部品、その他にも様々な製品に使われていました。

 

戻るのですが、ペフといった断熱材の目的としては折板屋根の結露防止や万が一火事が起きたとしても不燃性の高いアスベスト入りのペフと呼ばれる断熱材が張ってあれば屋根としての機能も高くなると考えられていたという訳になります。

 

現在でも折板屋根の結露対策としてペフ材は存在しますが、もちろんアスベストは含まれていません。屋根カバー工法といって既存の屋根の上からもう1枚屋根を被せる施工法があるのですが、折板屋根の場合は新しく屋根材を被せる裏側にはペフが必要になると私は思います。

 

屋根をカバー工法するという事は状況によりますが、既存屋根は錆びたり傷んだりしているはずです。新しい折板屋根の裏側にペフが無ければ結露を起こした水滴が既存屋根に滴り落ちるのは良くないですし、逆に屋根を錆びさせたり痛めてしまう結果になると考えるからです。

 

また来週からは防水の事に関してお話ししていきますので、お時間ご興味あればぜひお聴き下さいね(●^o^●)

8月6日放送【雨漏り2時21分!】金属屋根の劣化編パート2

先週から金属屋根の劣化編となっております。先週は瓦棒屋根といって俗にいうトタン屋根のお話をさせて頂きました。トタン屋根とは名前のとおりに金属のトタン材を使用し成型された屋根材です。

 

現在はトタンを使われる事は少なく、ガルバリュウム鋼板といった金属材が主流となっています。さて本日は折板屋根といった金属材の劣化について少しお話しさせて頂こうと思います。

 

先週の瓦棒屋根は住宅に使われる事が多いですが、折板屋根は工場や学校の体育館、商業施設等の非住宅にも使用されます。もちろん住宅に使用しても何の問題もありません。私たちが雨漏り調査でよくお伺いさせて頂く折板屋根は屋根面に折板屋根の取付けボルト(タイトフレームといいます)が貫通しているタイプの重ね式タイプの物が多いです。

 

折板屋根の取付けボルトから雨漏りする事もありますが、どちらかというと雨仕舞の処理が甘く雨漏りを引き起こしているケースの方がはるかに多いです。とはいえ重ね式タイプの物は取付けボルトが屋根面にむき出しになるので剣先といってネジ山部分が錆びてきます。

 

折板屋根で雨漏りを起こしている場合に塗装で直す事は難しいとは思いますが、屋根を痛めない為の早期メンテナンスや遮熱や断熱効果を求める塗装を行うといった目的を持つ上では、錆びは天敵だと思います。

 

折板屋根は勾配といって屋根の角度が少なくても施工できるのですが、その反面に屋根の上に水が溜まりやすくなり、屋根の状況によっては一部だけ錆びている場合も少なくありません。他に屋根の上に室外機や機器等が載っていたりすると、その取付け台が邪魔をして雨が流れない様になっていたり、金属同士が緩衝しあい錆が激しくなってしまう等本当に様々です。

 

実は折板屋根とアスベストは状況によっては意外な関係性があります。ちなみにアスベストは石綿の事をいいます。体に悪いと現在は言われていますよね。体内に長期にわたって蓄積する事から恐れられています。折板屋根の劣化は雨漏りだけでなく、どんな関係性があるかといいますと、、、

 

またまたお決まりですが続きは来週にお話しさせて頂きます(*^▽^*)

7月29日放送【雨漏り2時21分!】金属屋根の劣化編パート1

本日から屋根の雨漏り新シリーズに入りたいと思います。まずは金属屋根の劣化編という事で金属屋根=瓦棒屋根と個人的にはイメージされるのですが、広瀬さんは瓦棒屋根とはご存知でしょうか?

 

瓦棒屋根というよりかはトタン屋根といった方がイメージされやすいかもしれません。それでは瓦棒屋根とはどの様な屋根材かといいますと、トタン、ガルバリュウム鋼板、ステンレス等といった金属材を使い施工される屋根材です。私たちが雨漏り調査でお伺いさせて頂くお家はトタンで成型された瓦棒屋根がほとんどです。

 

瓦棒屋根と言われれば形は決まってきます。ここで長方形をイメージして欲しいのですが長方形の上の部分を取ってもらうと、上を向いたコの字型になります。コの字型の左右の高さがある程度必要とされる訳なのですが、コップで例えるとカサの部分になりますね。

 

瓦棒屋根の特徴としては【勾配をあまり必要としない】といった特徴があります。片流れ屋根の場合など勾配がゆるければ部屋の天井は高くとれますが注意しないといけないのは断熱性が無くなるといった点です。

 

また増築した時など最低限の部屋の天井を確保とする為に使用される事もあります。既存の建物から一部屋だけ新たに作る場合として、それが6畳としても8畳にしても屋根の勾配をきちんととる事が難しくなってくるケースがほとんどなので、その様な状況の時に瓦棒屋根が選ばれる事が多いんですね。

 

さて、ここから瓦棒屋根の劣化とは?といった本題に入りたいと思います。基本的にトタンで成型された瓦棒屋根は数年に一度塗装しなければならない。といった事が必要でした。しょっちゅう屋根のメンテナンスしなければなりませんよね。費用もかかるので大変です。なのでほとんどの方が塗装を行っていないと思います。

 

なぜ数年で塗り直さないといけないのか?それは「劣化し錆びて」くるからなんですね。この錆びを放っておくとどうなるかといいますと、まず色あせから始まり塗膜の剥がれが起き、表面に現れたトタンが錆びて。やがて錆びて弱くなったトタンに穴が空き雨が屋根裏に入り、雨漏りに気付くといった具合になります。

 

それでは来週も引き続き金属屋根の劣化編をお話ししたいと思います(*^▽^*)

7月22日放送【雨漏り2時21分!】最近多い雨漏りのお問い合わせ内容

こんにちは!小河です。やっと梅雨明けで工事もガッツリ進めれるな~。と思っていたらまた雨ですね( 一一)

 

明日も天気予報は雨ですね。先週から台風11号と三重県は雨続きです。そんな中で雨漏りのお問合せ内容で連続して続いている内容を今日はご紹介させて頂きます。

 

どんな内容かといいますと「内装工事中の雨漏り発見です」どういった事かと詳しくいいますと畳からフローリングに変えている工事の途中、柱に雨が伝って来ていた事や、サッシ窓の交換時に柱に雨が漏れた跡があったり、クロス壁紙の交換中に下地ボードが雨を吸い込んでいてボードビスを抜いたら雨がビスに付いていたりと様々なのですが、この雨漏りで一番怖い事は内装工事をしなければ気付かなかったという事です。

 

もちろんまずは原因をきちんと解明しなければならないので雨漏り調査が必要ですが、お客様からすれば思ってもみない出費になるのでショックを隠しきれないと思います。内装工事でたくさん費用かかっているのに雨漏り修理っていくらかかるんやろう?とまったく見当もつかないと思います。

 

雨漏りを修理する以上は費用はかかってきますが、大事なのはきちんと原因を解明し雨漏りを止める事ができる業者に依頼するかが雨漏りを止める第一歩となります。

 

内装工事をおこなっていて雨漏りを発見し、そのまま今入ってもらっている業者に続けて雨漏り修理を依頼するのもお客様の気持ちからすれば便利かもしれません。実際は全く別の工事になる訳なので繰り返しますが原因特定だけは必ず工事前に行ってもらう事が大切になってきます。

 

畳からフローリングに変える事やクロス壁を交換する事にも寸法などの現地調査はもちろん必要になりますが、雨漏りに関しては入り口・出口があります。その点をしっかり押さえないとせっかくリフォームを終えた箇所から雨漏りが再発する事にもなりかねません。

 

最初に戻りますが内装工事をしなければ雨漏りに気付かなかったとありますが、まだ気付けて良かったと思います。雨漏り修理はコーキングといって防水材で簡単に処置できるものから根本的に直さなければいけない事など工事内容の幅がひろいです。思っていたより安く済んだという方も今回の台風でもたくさんみえるので現在雨漏りにお悩みでしたらお気軽にご連絡下さい(*´▽`*)

7月15日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査を続けていて思う事

こんにちは!小河です。明日からまた台風が来るという事で、どんな吹き降りの雨かは分からないのですが雨漏りしてきた。と気付かれる方も見えてくるかと思います。

 

新たに雨漏りに気付かれる方ばかりではなく以前から雨漏りしている事は知っていたけどどうすれば良いか分からずにいる方と様々ではないでしょうか。

 

最近の雨続きで雨漏り調査の件数も増えている訳なのですが、雨漏り調査を行う中で一番感じる事は【雨漏りを止める】=【きちんと原因を見つける】本当に当たり前の事なのですが実際の所、原因を特定せずに工事を進めてしまい結果費用がたくさんかかってしまっている方が多いといった事です。

 

やはり調査を依頼されるお客様からすれば業者はプロな訳です。その業者が「雨漏り原因はおそらく〇〇でしょう。」と言われれば信じるしかありません。

 

そして雨漏りが再発した事を伝えると「私たちは雨漏りを専門にしている業者じゃないから」と言われるそうです。確かにこの三重県では雨漏り修理専門業者は少ないですが、その直してもらった業者に工事を依頼したお客様からすれば「じゃあなんで最初に家の雨漏り原因は〇〇っていったの?原因を教えてくれたから工事を依頼したのに」と辛い思いをしなくてはなりません。

 

雨漏り事態を直す工事は屋根、壁、板金、防水、サッシと各専門分野の業者さんなら直す事は出来ます。ですが一つの専門分野だけでは雨漏り原因を特定する事は本当に難しいです。一番大切な事は工事の前にまず【きちんとした雨漏り原因を見つける事】そして雨仕舞といって雨漏りを起こさない様にするポイントを抑えた工事のノウハウを知っている事が大切です。

 

昨日お伺いしたお客様は過去に屋根、外壁の塗装、防水工事と様々な工事を行ってきたにも関わらず雨漏りが止まる事はありませんでした。そのお客様の建物は塗り替えをしている事もあり、外観の状態は良く綺麗な状態です。本当に雨漏りしているの?と思ってしまいます。そして雨漏り調査の結果、原因はボルト1本の隙間でした。本当に1mmあるかないかの隙間です。

 

雨の吹き付け方にもよりますが、雨は針穴1本でも漏水するといった事を再確認した日でした。

7月8日放送【雨漏り2時21分!】タイル・レンガからの雨漏りパート3

こんにちは!小河です。台風が3個も来ているみたいですね、、、。今日明日明後日と天気も雨模様です。

 

先週からタイル・レンガ壁の雨漏りシリーズとお話しさせて頂いております。本日がシリーズ最後となりますので少しおさらいを、タイルやレンガというのは装飾壁といってタイルやレンガだけでは外壁として成り立ちません。つまり外壁の下地が入る訳なんですね。そこでサイディングといった外壁材を下地材として使用される事もあります。

 

まず雨漏りを起こしやすい施工としてサイディングを建物の柱に直接留めつける直貼り工法といった施工がまず一つのポイントです。次にサイディング材その物の性質が直貼り工法と混じり合うと余計に不具合を起こすといった事で先週は終わりました。

 

サイディングが直貼りされている事で、壁材の裏側が結露を起こしやすくなり、湿気や水分を含むと壁材の反りや縮みといった伸縮が起きます。すると壁材が変形する事から表面に張ってあるタイルやレンガの目地といった部分に隙間が生じてきます。その目地の隙間から雨が侵入し、タイルやレンガの下地であるサイディングの表面を雨が入り込んでいって雨漏りに繋がる。と話していてもややこしいのですが、こういった事一つの雨漏り原因なんですね。

 

次にサイディングを留めつけてある釘やビス穴から雨が侵入する場合もあります。現在ではタイルやレンガを張る場合は下地壁材の目地や繋ぎ目、釘やビス穴等は目地を隠す材料やパテ等を使用し埋めますが、昔は下地壁材の目地を処理する程度だったのでタイルやレンガ壁から雨が侵入すれば釘やビス穴から雨漏りを起こす事も珍しくありませんでした。

 

タイルやレンガ壁は高級感はありますしもちろん長持ちします。将来外壁塗装を行わなくても美観は維持できます。しかし重要となるのは外壁下地が長寿命のポイントとなります。タイルやレンガ自体は30年持ったとしても、その下地が30年持たなければ意味がありません。

7月1日放送【雨漏り2時21分!】タイル・レンガからの雨漏りパート2

こんにちは!小河です。もうそろそろ梅雨明けだと思うのですが、今日はものすごく雨が降っていますね。私たちの仕事は外仕事なので本来はこういった雨が降っている日は、職人さんはお休みなのですが今日はタイミングよく部屋の内装工事に取り掛からせてもらっているので大変ありがたいです。

 

先週はタイル壁やレンガ壁の雨漏りのお話しでした。そして現在日本の木造住宅に使用される多くの外壁材がサイディング壁と呼ばれる物ですが、このサイディングはタイルやレンガの外壁下地材としても使われます。でその時に先週の最後にお話ししました【直貼り工法】と呼ばれる工法にてサイディング材が施工されている場合、雨漏りを起こすリスクが高くなります。

 

ここでサイディング材の品質を少しご紹介します。まずサイディング材というのはセメント材をベースに作られています。また直貼り工法にて施工されていた時代はサイディング材の厚みは12mmが一般的でした。当時のサイディング材は無塗装品が多く、仕上げに現場で塗装しますがもちろん裏側は塗装されていない状態です。

 

そして直貼り工法とは、名前の通りなのですが躯体。つまり建物の柱に直接張っていく工法の事をいいます。これが何がいけないのか?木造にしろ鉄骨にしろ建物は地震で動きます。つまり柱に直接釘やビスで固定されているので少しの動きでもヒビ割れが生じます。また鉄骨の方が良く動くのでサイディングのヒビ割れや雨漏りに繋がるリスクは高くなります。

 

また直貼りをしているとサイディング材にとってよくない事が起こります。それは結露です。室内の湿気を断熱材を抜けて、直貼りされているサイディング材は直接影響を受けます。影響を受ける箇所はサイディングの塗装された表面ではなく裏側です。そしてサイディング材は1次防水といって外壁同士の繋ぎ目から雨が入ってしまいます。

 

そうすると結露によってサイディング材の裏側は年月をかけて痛み、台風などの強い風を伴う雨が降るたびに外壁内に雨は侵入します。つまりサイディング材の裏側に雨が抜け落ちるのですが、直貼りされている為にどうしようもできなくなり、サイディング材の裏側、セメント部分に染みこむしかありません。

 

湿気+水分を繰り返し含み、発散し続けたサイディング材はソリや縮みという現象が起きます。

 

ですが、今回も時間が少なくなってきたので、続きは来週に、、、。という事でよろしくお願いします(*^▽^*) 来週はタイル・レンガ壁編の最終章となります。お時間あればぜひお聴き下さいm(__)m

6月24日放送【雨漏り2時21分!】タイル・レンガからの雨漏りパート1

こんにちは!小河です。今日津市では雨が降る予報が出ていたのですが、、、今の所、大丈夫そうです。予報も変わるので分かりませんが、明日からまた3日間程天気が悪いみたいです。さすが梅雨ですね。ですがもうそろそろ梅雨明けして欲しいです。

 

先週はALC壁からの雨漏りという事でした。今回はタイル壁やレンガ壁の雨漏りについて少しお話しさせて頂ければと思います。実は外壁の雨漏りの中でもタイルやレンガというのは、とても厄介な物なんですね。

 

どういった事かといいますと、タイルやレンガを剥がしたら直ぐに室内。という訳ではなく、もう1枚壁があります。つまりタイルやレンガを張る為の下地がある訳なんです。その下地もモルタルの場合もあれば、サイディングやALCといった場合があります。

 

ここで良く間違われるのが、タイルやレンガにヒビが入っているから、そこから雨漏りした。と原因が結びつけられる事です。確かにタイルやレンガのクラックというのは雨漏りに繋がる事もありますが、それだけが原因と一概には言えない部分があります。表面の装飾壁であるタイルやレンガよりも下地の施工ミスや経年劣化による事が雨漏り原因だったというケースが私の経験上はとても多いです。

 

モルタル下地からの雨漏りを起こしてしまったあるケースをお話しします。見た所タイルにもクラックはなく外壁に関しては大丈夫そうに見えますが、実際の所はタイルを剥がしたその奥のモルタル自体にクラックがありモルタルと、さらにその下地の構造用合板との隙間に雨が溜まり、年月をかけ室内へと侵入していたという状況です。

 

次はサイディング壁を下地にした場合です。サイディング壁は外壁の下地材としても使われますが、タイルやレンガを張る時の下地としても使用される事があります。サイディング壁の場合、現在は通気工法というサイディング壁の標準施工方法がありますが、今から20年ほど前は直貼り工法によって施工される事がとても多く、実際、サイディング壁で雨漏りを起こしてしまうケースの殆どが直貼り工法です。

 

その直貼り工法でタイルやレンガを張ると、、、この続きは来週といったパターンになります(;^ω^)

6月17日放送【雨漏り2時21分!】ALC壁の雨漏り

こんにちは!小河です。今日は梅雨の晴れ間とでも言うのでしょうか?湿度も高く、外はかなり蒸し暑いです。また明日も天気が悪くなる予報が出ていますが、やはり雨が降れば雨漏り調査が増えるのですが、その中でも立て続けに起きている事が雨漏りからのシロアリの発覚です。

 

ですが本日はシロアリのお話ではなく、外壁からの雨漏り。その外壁もALCといった軽量気泡コンクリート製の外壁材からの雨漏り。といったお話をさせて頂きたいと思います。広瀬さんはALCといった名前を耳にされた事はありますか?

 

ALCは住宅の外装材としてはもちろんの事、耐火、防火、強度など建築物に求められる数多くの性能を高いレベルで満たすため、高層ビルにも使用されますし、外装材としてだけではなく、床の下地や屋根裏下地など様々な部分に使われています。そんな優れものですが、、、雨漏りを起こす事もあります。

 

ALCはサイディングといった外装材の様に、年数が経って外壁材そのものが変形したりして雨漏りを起こす事はありませんが、弱点の一つとして「吸水性」が高い。といった問題があるんですね。サイディングの様に外壁材が反り上がったり等の変形はありませんが、壁にクラックといってヒビが入る事はあります。そうしたクラック箇所から雨の侵入があり、徐々に雨が浸み込んで行き雨漏りに繋がっていく事も多いです。

 

後、他に一般的な雨漏り原因としては「目地」といってALC同士の繋ぎ目箇所にはコーキングといった防水材を充填するのですが、こちらも年数が経つと劣化してきます。もちろんALCを張る前に建物の下地に対しては防水シートは張られていますが、今から20年程前の建物には防水シートの強度としては弱い材料が外壁の防水材として使われている事が多く、雨の侵入を簡単に許してしまうケースもあります。

 

他にはエアコンのダクト穴から雨漏りに繋がる事もあります。今からの季節はエアコンはかかせないものですので、新しく取り替えたりされる事もあるかと思います。同じ位置にエアコンを取り付けたとしても、きちんとダクト廻り等は防水処理をしなければなりませんが、時々何も防水処理をされていない時があります。

 

実際、外壁からの雨漏りは多いです。来週も外壁にちなんだ雨漏り話をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします。

6月11日放送【雨漏り2時21分!】第三者保証制度とは?

先週はリフォーム工事後に大体の会社がお客様に向けて発行する、自社の工事保証、材料メーカー保証といった内容のお話をさせて頂きました。そこで工事保証やアフターメンテナンスといった後々の安心を求め、大手ハウスメーカーにリフォーム工事を依頼するお客様もいます。

 

リフォーム工事を経験され、業者選びを行った方ならご存知かとは思いますが、リフォーム工事に対する工事金額の高い順を一般的に云いますと、大手ハウスメーカー、地場の建設会社、総合リフォーム業者、職人直営店といった具合です。

 

大手ハスメーカーと職人直営店では最低でも3割~4割の金額の差はあります。これは会社の規模の差もあり、営業費用や固定費の差であると思うのですが、ただ最初にもお話しさせてもらった通りに、工事保証やアフターメンテナンスといった後々の安心を求める方が大手ハウスメーカーに工事を依頼されるといった内容となります。

 

職人直営店が工事保証5年、10年です。といったパターンと大手ハウスメーカーが工事保証5年、10年です。といったらやはり昔から馴染みのある大手ハウスメーカーの方が安心はあります。ただ

どちらの保証も絶対大丈夫といった保証はありません。つまり潰れてしまったら保証書はただの紙切れです。

 

リフォーム後に何か問題が起きなくても、保証期間中に依頼した会社が無くなってしまえば、心配になります。そういった時に現在では【第三者保証制度】という物があります。こちらの保証の目的は【お客様が安心してリフォーム工事を依頼できるようにする為です。】

 

どういった事かといいますと、リフォーム工事につきものの、業者選びや、工事の品質といった様々な不安や、悪徳業者による法外な請求などありました。この様な不安を少しでも解消し、また工事後に絶対の安心を求める方にとって、もし万が一リフォーム後に不具合が起きたとしても、その補修費用を補ってくれるのが【第三者保証】といった事になります。

 

工事後の不具合で問題になりがちな、業者やメーカーの責任の押し付け合い等ありますが、お客様にとっては不具合が起きた上に、補修に対する対応・対処が遅くなればなるほど、ストレスが増します。そういった万が一に備えて【第三者保証制度】というのは大きな安心の一つになるのではないでしょうか?

6月3日放送【雨漏り2時21分!】大手ハウスメーカーに工事を頼むと、、、

こんにちは!小河です。今日は少しビックリする事がありました。

 

この【雨漏り2時21分!】は生放送なのですが、普段通りにFM三重様のスタジオに入ると、どこかで見た事がある人がいるぞ、、、

 

「惚れてまうやろぉ~~~」 自分の脳内に、このセリフが流れるまで2秒ぐらいでした。

 

Wエンジンというお笑いコンビのチャンカワイさんがレディオキューブFM三重30周年の特番ゲストとして出演中でした(*^▽^*)

 

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ちゃっかり記念撮影までお願いしてしまいました。めっちゃノリノリです(笑) 

 

実は先週の放送、スタジオに間に合わず現場から放送させてもらっていた事もあり、今日の事は知らなかったので、とにかく驚きました。しかし何といってもチャンカワイさんはめっちゃ気さくで良い人でした(*^_^*) 

 

昔、某女性芸能人の方を近鉄の電車内で見かけた事があり、マネージャーらしき男性にブチ切れているのを目撃してから芸能人のイメージは怖い感じでしたが今日払拭されました(笑)

 

チャンカワイさんブログもやってます(*^▽^*)→https://ameblo.jp/chan–kawai/

 

という事で本題に入りますm(_ _)m

 

さて6月に入りました。確かヤフーニュースかなんかで、今年は空梅雨です。ってゆってたのに、ガッツリ雨降ってますね(*_*) 明日だけ晴れて金曜以降はまた天気が悪くなるみたいですし、、、。やっぱり梅雨ですね~。

 

今回は私たちにお問合せ頂く方の中で、大手ハウスメーカー様の20年点検等をキッカケに屋根の診断を依頼されるといったケースについてお話させて頂こうと思います。

 

大手ハウスメーカー様はブランド力もあり、私たちの様な職人直営店と比べても「安心できる」といった部分では差が出るかもしれません。ただ工事を行うのは、下請け業者となります。大手ハウスメーカー様が依頼する業者なので安心はできる工事店だとは思いますが、やはり中間マージンといった費用は発生してきます。

 

この中間マージン費用も元請先によって異なりますが、例えば屋根のリフォーム工事を行うとして屋根の工事業者に100万円。そして屋根の工事を行うには足場も必要となります。足場業者に20万円。ここで2つの下請け業者に120万の工事代金が必要となってきます。仮に2割のマージン費用がかかってとして144万円です。

 

さらに営業マンの給料や会社の経費として見積書には管理費用などとして加算され、結局200万円近くになる事が多いです。もしくはそれ以上も考えられます。

 

これも当然の事で、きちんとした工事やサービスを行って、必要な利益を得なければ会社としては機能しなくなり、潰れでもしたら結局お客様にも迷惑がかかります。ただ私の言いたい事は「同じ工事内容で工事に使用する材料も一緒の材料を使うとするとなると、職人直営店の会社の方が全体で3割~4割は費用を抑える事が可能となります。」

 

その反面、さっきも言わせて頂きましたが、大手ハウスメーカー様の様な安心さやブランド力はありません。

 

そういった意味でも私たちの様な職人直営店に工事を依頼して頂いても安心してもらえる為の、一つの助けとして【第三者保証】といった制度があるんですね。

 

毎回このパターンですが、、、気付けば時間がなくなってきたので、来週は【第三者保証とは?】といった事についてお話させて頂きます(*^▽^*)

5月27日放送【雨漏り2時21分!】シロアリと雨漏りの因果関係 パート2

こんにちは!小河光司です。普段の雨漏り2時21分は生放送なので、FM三重のスタジオまでお邪魔させて頂いているのですが、今回は間に合わずに急遽、現場での放送という事になりました。

 

それでは先週からシロアリと雨漏りとの因果関係といったお話をさせてもらっていますが、その中で出た【気付かない雨漏り】によってシロアリの被害が拡大してしまった。とそんなお話でした。

 

シロアリの被害といえば。=土台柱といった建物を守る上でも大切な土台部分の柱を想像される方が多いとは思います。

 

それではなぜ土台の柱が多くシロアリの被害に遭うのか?といった内容で先週は終わってしまいましたので、今日はその続きになります。答えというか原因からいいますと【湿気】も一つの原因となります。そして最近の家と云いますか、気密性・断熱性が高くなってきている建物の方がシロアリの被害にも多く遭います。

 

最近の建物は暖かさや涼しさが逃げにくくなった分、湿気がこもりやすくなりました。その反面、昔の建物は隙間風もありましたが床下に湿気がこもるといった事は少なかったと思います。とはいえ昔の建物でも現在の建物でもシロアリが発生しやすい場所が共通してあります。

 

それは【水回り】部分です。昔のお風呂はタイルやモルタル仕上げとなっている事が多いです。壁面に亀裂があれば湿気は侵入しやすくなりますし、お風呂を出た後の、洗面台周りの床も濡れやすいので湿気が発生しやすいです。

 

お風呂をリフォームする際には一度解体しなければなりませんが、その時に床下の土台柱がシロアリの被害に遭っている事も少なくありません。

 

他には畳です。畳もシロアリに食べられるんですね。畳の材料となるイグサも食べてしまいます。ですがいきなり畳を食べる事は少なく、床下の木材を一通り食べた後に上に上がってくるという感じになります。

 

畳がシロアリの被害に遭っているかどうかのチェックとしましては、まずは畳の上がフワフワしていなか。という事と、畳をめくり上げてみれば確認はできます。そうした時にシロアリの被害に遭っていれば、畳を交換するだけでなく、座板といって木材の下地の交換も必要になりますし、床下の土台柱のチェックも必要になってくると思います。

 

という事で、今回のテーマである【シロアリと雨漏りの因果関係】は終了となります。来週からは6月【梅雨シーズン】という事もあるので、やはり雨漏りにちなんだお話をさせてもらいたいな。と思っております。お時間あればぜひレディオキューブFM三重放送の「廣瀬 隆のラジオ魂」内の雨漏り2時21分!をお聴き下さい\(^o^)/

5月20日放送【雨漏り2時21分!】シロアリと雨漏りの因果関係 パート1

こんにちは!小河光司です。

 

今日はいつもの〇〇シリーズではないのですが、もうすぐ5月も終わり、6月に入るという事で広瀬さんは6月といえば何を想像されますか?

 

梅雨の季節ですよね。一昨年は空梅雨だった様な気がしますが、基本的には雨が降りやすい季節になって来るので=雨漏りも起こりやすいといった事になります。

 

ここで雨漏りについてですが、雨漏りに気付くキッカケは「自分が雨漏りを目にした時に初めて気付く」とまぁ何とも当たり前の事を言っているのですが、逆をいえば「自宅の雨漏りを目にしなければ気付かない」といった事にもなります。

 

実はこの気付かない雨漏りがとても怖い事態を引き起こします。気付かない雨漏りがどの様な事態に繋がると広瀬さんは思いますか?

 

気付かない雨漏りで最も多い結果が【シロアリ】による被害です。シロアリがどこを食べるかといいますと、みなさんご存知の柱といった木材ですね。それで雨漏りとシロアリがどう繋がるかと言いますと、カチカチの乾燥した柱よりも、雨に濡れ続けて柔らかーくなった柱を好んで食べます。

 

部屋の天井からポタポタ落ちる雨漏りも、もちろん木造なら柱を濡らしている事に違いないのですが、「雨漏りしてきた!」と気付かれて放置しておく訳にはいかないので、雨漏りに気付くまで時間はかかったとしても、雨漏り修理を考える。雨漏り修理を行う。までの時間はあまりかからないと思います。

 

そういった事から雨漏りからシロアリといった2次被害へ繋がる事は未然に防げる可能性は高くなると思います。

 

それとは逆に壁の中等を通る、気付かない雨漏りは徐々に木材を腐食していき、ゆくゆくはシロアリのご馳走となり、格好の棲家となります。シロアリの被害に遭いやすい柱は主に床下など、土台の柱になります。土台の柱は建物を支える上でもとても重要な部分ですね。なぜ土台の柱が多くシロアリの被害に遭うのか?

 

毎回のパターンになりましたが、気付けばシリーズ化してしまいました。続きは来週でお願いします( ̄▽ ̄)

5月14日放送【雨漏り2時21分!】屋根葺き替え工事とは?パート3

先週は土葺き屋根の修理でラバーロック工法と云って、瓦をコーキングで留め付ける工事は雨漏りを助長させるといった危険があり、もう一つ弊害があると言いました。

 

なぜ瓦を土で固定していたのか?これは地震が来た時に瓦を落とし、屋根の重量を約半分にまで軽減し、建物の倒壊を防ぐといった昔からの考えがあったのです。それをコーキングで瓦を固定してしまえば地震が来た時に、瓦が落ちる事がなく屋根の重量全てがそのまま建物にかかってきます。

 

といった瓦をコーキングで留めると、雨漏りの被害が増す、地震が来た際に建物にとっても負担がかかってしまう。といったこの2点の問題があります。現在はインターネットも普及しており、少し調べてみれば様々な情報が出ています。その中から正しい判断を見つけ出すのは難しかもしれませんが、それぞれの意見として自分が知る事は出来ます。

 

それでは今回の【屋根葺き替え工事とは?】の最初に戻りますが、雨漏りを起こしていて屋根の下地が腐ってしまい、どうしようもなく屋根葺き替え工事をする事でしか解決できない場合と、そうでない場合があります。広瀬さんはどういった時に屋根葺き替え工事が必要になると感じますか?

 

屋根葺き替え工事を望む方で最も多い声が【屋根の耐震性】です。次に【屋根の劣化による雨漏りの心配】となります。私たちで工事をさせて頂く場合のケースですが、約6割の方が雨漏りしていない。といった事実があります。

 

屋根だけに限らず、早め早めに自宅のリフォームを行い、将来に向けて対策する方が最近増えてきている様な気がします。屋根の耐震について少し具体的に説明させてもらいますと、土葺きの瓦屋根で建坪30坪の切り妻屋根といった場合ですと、屋根の重量は約10トンになってきます。

 

そこで様々な屋根材があるので一概には言えないですが、屋根の重量を半分以下にする事が可能になってきます。こういった事から自宅の耐震化を考えた時に、選ばれる事が多いのが、屋根の耐震リフォームといった葺き替え工事になってきます。

5月6日放送【雨漏り2時21分!】屋根葺き替え工事とは?パート2

こんにちは!小河光司です。

 

先週から【屋根の葺き替え工事とは?】といったシリーズに入っております。そこで屋根の葺き替え工事を行う理由の一つとして雨漏りがしている事。というのが例に挙げさせてもらいましたが、その時に絶対にしてはいけない工事がある。そんなお話で先週は終わりました。

 

雨漏りがしているからといって、必ずしも屋根が原因とはゆえないのですが、大抵が屋根も一つの原因になっていますし、また雨漏りしてきた!と気付いた方はほとんど我が家の屋根を、一度は見上げる事があるかと思います。そんな時に自宅の屋根瓦がズレたり、浮いたりしているのをご自身で確認されたら「どうしよう!このままではマズいぞ」そう思われる事と思います。

 

そういう時にタイミング良く「屋根の瓦がズレてますから無料点検しますよ」と業者さんが訪れて「屋根の瓦がだいぶズレたり、浮いたりしていますから直さないといけませんね!」ここでもし屋根の瓦をコーキングで留め付けて補強しましょう。と提案をうけたら要注意です。

 

瓦が釘留めといって釘を瓦に留めつけて施工している場合は、ズレ止めを行っても問題はありません。というか釘止めの瓦がズレたり、浮いたりする事は、よほどの施工や様々な条件が重なり合わない限りは起こりません。

 

土葺きといって屋根瓦を土の粘着で固定している瓦を、コーキングを使用したラバーロック工法にてズレ止めを行う事は実は大変危険です。

 

瓦内に本来雨が入っても問題はありません。瓦の隙間にコーキングを充填されれば雨が瓦内に入った時に抜けなくなり、屋根内に雨が溜まりやすくなります。屋根下地に雨が染みこむ量が多くなるか、屋根下地内へ雨が流れ込みやすくなります。仮に屋根の下地に穴が空いていた場合は、雨漏りが直る所かひどくなってしまうといったケースが非常に多いです。

 

まだもう一つの弊害があります。完全にお決まりになっていますが、来週という事でよろしくお願い致します( ̄▽ ̄)

4月30日放送【雨漏り2時21分!】屋根葺き替え工事とは?パート1

本日から新しく【屋根の葺き替え工事】といったシリーズに入ります。まず屋根の葺き替えというのは、既存の屋根を解体して、新たに屋根を葺くという訳なので、屋根リフォームの中でも大がかりな工事になってきます。

 

ではなぜ屋根葺き替え工事が必要なのでしょうか?もちろん雨漏りをしていた。ですが雨漏りをしているからといって屋根を必ず葺き替えなければならない場合ばかりではありません。

 

また雨漏りをしていなくても屋根を葺き替えたいという方も、実際みえます。まずは簡単にこの2つからお話しいたします。

 

雨漏りをしていて屋根を葺き替えるといった中で、最も多いケースがこちらです。「以前に雨漏り修理を行なったけれど、雨漏りは止まらずむしろ年々雨漏りがひどくなってくるといった」ケースです。このケースに多い屋根瓦が日本瓦といった屋根材です。

 

瓦と言えば?ともし聞かれた時に思い浮かぶ、あの銀色の瓦です。(他にも色はたくさんありますが、、、)

 

日本瓦というのは持ちも非常に良く、日本の風土にあった屋根材です。瓦自体の寿命も長く、とても優れものです。ですがどれだけ瓦が丈夫であっても、瓦の中の下地と云うのは寿命があります。昔は日本瓦を施工する際は、屋根土といった土を使い、瓦を固定していました。年数が20年、30年、40年と経ってくると、中の屋根土が痩せてきます。

 

すると次に起こる現象が、屋根瓦のズレや浮きなんですね。例えば瓦が1枚割れていたとしても、瓦内に雨が入る事になりますが、雨漏りに繋がらない場合もあります。逆に瓦が割れていなくても、瓦の中の屋根下地が劣化している事が原因で雨漏りを起こすケースの方が多いです。

 

雨漏りを起こしていてどうしようかと思っている時に、ふと我が家の屋根を見上げると、瓦がズレたり、浮いたりしている事に気付き。このままだとマズい!急いで修理しなければとなった時に、実は絶対にしてはいけない工事があるんですね。

 

その工事をしたが為に雨漏りを助長させる。そんな辛い結果になってしまう事があります。この続きは来週になります!お時間あればぜひお聴き下さいね(*^▽^*)

4月22日放送【雨漏り2時21分!】屋根カバー工法とは?パート4

今月から始まりました【屋根のカバー工法とは?】の続きになります。先週、先々週のおさらいになりますが、屋根カバー工法を行うと、大きく3つのメリットが得られます。まず【断熱効果】、そして【遮音効果】、最後に【遮熱効果】になります。そしてカラーベスト屋根といった屋根の場合に屋根カバー工法を行う事ができるんですね。

 

そこで本日は屋根カバー工法を行って得られる【遮熱効果】のお話しをさせて頂きます。カラーベスト屋根にお住まいの方で約8割の方が夏場の2階の部屋は暑い!といったお悩みを共通に持たれているんですね。その問題を解決する為の方法として屋根カバー工法があります。

 

先々週の【断熱効果】の話とかぶってくる部分があるのですが、カラーベスト屋根だと2階の部屋が暑くなるといった理由は屋根の厚みがポイントとなってきます。屋根の下地合板を含めてカラーベスト屋根の場合、一番厚みのある部分で約24mm程度になってきます。屋根としては薄いので太陽の侵入熱が入り込みやすいです。

 

またカラーベスト屋根の形状も平たんな為、瓦の様に通気層が無いのも、暑くなる一つのポイントです。

 

では実際にどういった事で【遮熱効果】が得られるのか?まず屋根材です。屋根カバー工法を行う際に使用される屋根材の多くが、ガルバリュウム鋼板といった金属材を使用した屋根材になります。そのガルバリュウム鋼板には塗装が施されているのですが、塗膜の種類にも、最初から遮熱塗装されたガルバリュウム鋼板もあります。それに加えて最近では遮熱塗膜のガルバリュウム鋼板と断熱材が一緒になった軽量金属屋根もあります。

 

この断熱材が一緒になっているというのが、遮熱効果はもちろん断熱効果にも大きく影響してくると思うんですね。金属屋根の形状にもよるのですが、平たんな形をしている場合だと、屋根内に通気層が出来ないので、遮熱塗膜のガルバリュウム鋼板だけでは遮熱効果には大きく期待できません。

 

最後になりますが、屋根のメンテナンスには塗装、屋根カバー工法、屋根葺き替え工事と大きく3つあります。それぞれメリット、デメリットがございます。屋根リフォームを考えられる際に重要なポイントは情報収集だと思います。めんどくさく感じるかもしれませんが、屋根リフォームを失敗しない為にも大切だと思います(*^▽^*)

4月15日放送【雨漏り2時21分!】屋根カバー工法とは?パート3

今月から始まりました【屋根のカバー工法とは?】についてお話しさせて頂きます。今までのおさらいになりますが、屋根カバー工法を行うと、大きく3つのメリットが得られます。まず【断熱効果】、そして【遮音効果】、最後に【遮熱効果】になります。

 

先週は屋根のカバー工法を行うと【断熱性】は上がるけれど、きちんと屋根の換気といったポイントを抑えた工事をしなければ【内部結露】を引き起こす。そんな内容でした。

 

屋根カバー工法を行える屋根材として、一般的な物がスレート屋根、カラーベスト屋根、金属屋根とあります。ここでスレート屋根と聞くと、カラーベスト屋根を思い浮かべる方もみえると思います。もちろん間違いではありませんが、スレート屋根とは波型形状になっている主に倉庫や工場等、鉄骨の建物に昔から使われている屋根材の事もスレート屋根といいます。

 

次にカラーベスト屋根や金属屋根は住宅に広く使用されています。スレート屋根、カラーベスト屋根、金属屋根とこの3つに共通する事は、屋根材の厚みですね。やはり瓦等に比べて厚みは5分の1。もしくは以下になってきます。

 

瓦は屋根の厚みも約2.5センチ程度とあり、瓦内にも屋根土や通気層があるので雨などの雨音も軽減してくれますが、比べてスレート屋根は鉄骨の柱に直葺きされていますし、カラーベスト屋根、金属屋根は下地合板は張ってありますが、屋根の厚み自体が薄いので、雨音もダイレクトに伝わる可能性が高くなります。

 

スレート屋根のカバー工法を希望される方は、雨音といった問題でお問合せを頂く事はありませんが、カラーベスト屋根や金属屋根にお住まいの方の場合、雨音が昔から気になっていた。さらに雨漏りも起こしている。もしくは20年以上メンテナンスしていないから、そろそろ心配。しかし屋根を葺き替えるのは予算がかかるから、良い方法はないでしょうか?といったお問合せを頂く事も増えてきました。

 

屋根カバー工法を行えば、使用する屋根材にもよりますが、ほぼ必然的に遮音効果は得られると思って頂いて間違いはないように思います。

4月8日放送【雨漏り2時21分!】屋根カバー工法とは?パート2

先週から引き続きまして、今日も【屋根のカバー工法】についてお話しさせて頂きます。まず簡単に先週のおさらいになりますが、屋根カバー工法を行うと、大きく3つのメリットが得られるんですね。まず【断熱効果】です。そして【遮音効果】、最後に【遮熱効果】になります。

 

1つめのメリットとして【断熱効果】が得られるという事なのですが、裏を返せば断熱性が良くなる分にきちんとした工事を行わなければ弊害が起きてきます。

 

ではどういった弊害があるのか?と言いますと【内部結露】といった問題です。昨日今日と少し寒い日が続きますが、特に冬の季節は朝起きてカーテンをあけるとガラスに結露が発生しているのを、広瀬さんは見かけた事はないでしょうか?

 

それは部屋の断熱性能だったり、暖房によって暖められた空気が、気温差で結露へと変わったからです。それと同じ事が屋根裏で起きてしまうんですね。それが屋根裏の【内部結露】です。

 

内部結露は露と行った水滴が付きます。どこに付くのか?それは屋根の下地合板です。下地合板とは読んで字のごとく合わせ板と書きます。合板材なので湿気には弱いです。屋根の下地が痛むというのは、屋根の耐力といった面でも弱くなりますし、状況がひどくなるとカビも生えてきます。

 

屋根を上から被せれば良い。屋根のカバー工法を行えば、もう屋根のメンテナンスの必要がなくなった。ただ屋根の換気といったポイントを抑えた工事をしなければ、屋根の断熱効果が上がる一方で、屋根下地の寿命も弱めてしまう事になるんですね。

 

案外、簡単に思われがちですが、内部結露を防ぐための、しっかりとした知識、技術が、経験が必要になってきます。来週は【屋根のカバー工法・屋根の遮音編】になります。

4月1日放送【雨漏り2時21分!】屋根カバー工法とは?パート1

今週から【雨漏り2時21分!】内でも度々話題に出てきました。屋根のカバー工法についてお話ししていきたいと思います。屋根カバー工法とは簡単にご紹介させて頂きますと、既存の屋根の上から、新たに屋根を被せるといった工事になります。

 

ですが屋根カバー工法を行うと言っても、屋根ならどの様な屋根でも被せれるといった訳ではないんですね。広瀬さんはどういった屋根に適していると思いますか?

 

屋根カバー工法は瓦等、波型形状の形を持つ屋根材に関しては、基本的にカバー工法を行う事はできません。つまりカラーベスト屋根といって平たんな形をしている屋根材なら上からカバー工法を行う事が出来ます。

 

もちろん屋根カバー工法を行うにしてもメリット・デメリットが出てきますので、ご紹介させて頂きます。

 

まずメリット1が【機能性】が上がる。です。カラーベスト屋根にお住まいの方で、最も多いお悩みの一つが2階の部屋が夏場はものすごく暑くなる。といった事です。ですが2階の部屋が暑いのはカラーベスト屋根が原因だと知っている方は全体の3割に満たないと思います。

 

屋根カバー工法を行うと、どういった機能性が得られるのか?機能性といった中で大きく3つのメリットがあります。まず【断熱効果】です。屋根が2重構造になる事で、断熱性能があがります。そして【遮音効果】です。

 

カラーベスト屋根の場合、強い雨降りの日は雨音が響きますが、屋根が2重構造になるので、大幅に遮音性も上がります。最後が【遮熱効果】です。熱の侵入を防いでくれます。

 

まずこういったメリットを具体的にご説明していきたいと思います。最初の【断熱効果】ですが屋根が2重構造になるという事は、熱が逃げにくくなるといったメリットがあります。

 

簡単にカラーベスト屋根の構造をお話ししたいのですが、そろそろ時間が足りなくなってきたので、来週へと続きます(*^_^*)

3月25日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(陸屋根編2)

先週から屋根の点検シリーズは【陸屋根編】に入っていますが、少し先週のお話をさせて頂きます。陸屋根とは勾配といって屋根の斜面がほぼない平たんな屋根だという事をお話ししていました。 

 

また陸屋根の点検方法として、実は定期的に行わないといけない事があります。それは、、、。先週広瀬さんにすでに答えられてしまったのですが、排水溝の掃除です。 

 

基本陸屋根というのは、屋根の上に上がれることが多いので、排水溝といった雨が流れる場所をチェックする事はとても大切なんですね。

 

ですがここで屋根に排水溝ってなんだ?という疑問をお持ちの方も見えると思いますので、陸屋根の仕組みを簡単にご説明いたします。

 

皆さんが想像される屋根は勾配がついていて、屋根に落ちた雨は、雨を排水溝まできちんと流す役割を果たす雨樋を使って流れていきます。

 

極端な話、雨樋が詰まっていても雨は地面へと流れて行きますよね?

 

ですが陸屋根の場合は屋根の四方が【立ち上がり】といって垂直な、ちいさな防水壁が出来ています。つまり雨が流れる場所は排水溝しかないんですね。もし排水溝といった陸屋根の雨を流すポイントが詰まっていたら、陸屋根内はプールの様な状態になります。

 

ベランダでも同じような状況になる事があり、ベランダ内に水が溜まり、暴風雨などには溜まった雨がサッシ下へと押し込まれ、室内へ雨漏りする事もあります。

 

最近では排水溝つまり対策で【オーバーフロー管】といって排水溝よりも数センチ高い位置に取り付けて仮に排水溝が詰まっても、雨を抜いてくれる役割を果たすものもあります。

 

来週からは【屋根カバー工法】とは?のお話をさせて頂きますね(^^) 屋根カバー工法のメリット・デメリットをご紹介します\(^o^)/ 

3月18日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(陸屋根編)

本日から新しい屋根の点検編へと行きたいと思います。陸屋根と呼ばれる屋根です。呼び名としては【りくやね・ろくやね】どちら
でも良いと思います。

 

まず我が家の屋根が陸屋根の人は、もちろん説明は要らないと思いますが、簡単に陸屋根とはどういや屋根なのか?をご説明していきます。

 

まず陸屋根とは勾配がほとんどない屋根の事を云います。直ぐにイメージできるものだと、病院やビル、学校の屋根です。屋根を
瓦材等を使用するのではなく、モルタル、ウレタン、シート防水といった防水材を使用し、屋根を防水層仕上げにして屋上として完成させている屋根の事を言います。 

 

陸屋根のメリットとしては、屋上庭園や屋上菜園、洗濯物が干せるスペースが広く使えたりと、生活する中で必要となったり、趣味の時間に自宅の屋根が使えるというのは、良いですよね。

 

また陸屋根は主に鉄骨造の建物に広く使用されています。

 

なぜ木造では少ないかと云いますと屋根が柔構造の為に動きやすく、鉄骨造に比べて防水層の劣化がしやすいのが一般的とされています。

 

現在では木造でも雨漏りがしない様に考えられた陸屋根があるそうなので、一概にはデメリットという風には言えません。

 

また陸屋根は雨漏りの多い屋根とも言われています、防水層というのは万能ではありません。住宅の陸屋根等、屋根の面積がせまく、水勾配が少ない屋根の場合、表面の防水層の穴あきや破れがあれば直ぐに雨漏りを起こすケースがあります。

 

まず最初に出来る簡単なチェック方法ですが、目視です。目視で屋根のどこを見れば良いかと言いますと、屋根面に水が溜まっていないかどうかです。これにより分かる事がいくつかあります。

 

詳しくは来週へと続きます。お時間あればお聴き下さい(*^▽^*)

3月11日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(金属屋根編2)

こんにちは!小河です。

 

さて先週に引き続き、今週も金属屋根の点検パート2へと移りたいと思います。

 

少し先週のお話をさせて頂きますが、まず現在の金属屋根の素材は、昔のカラー鉄板からガルバリュウム鋼板という素材に変わっているという事と、金属屋根の表面にサビや穴あきが見られたら、塗装では補修が難しく、屋根のカバー工法及び撤去交換が必要になるといったお話しでした。

 

皆さんにご質問ですが、屋根に載っているものといえば?何をイメージされますか? 

 

テレビのアンテナ、温水器、最近流行りの太陽光、屋根の形によってはエアコンの室外機など、様々な物が屋根に載っている事があります。

 

これらが屋根に載っているとして、どこを見れば良いかといいますと、設置部分になります。テレビのアンテナならアンテナを支える三脚足や、金属屋根に載っている温水器なら温水器架台といった金属屋根と設置している部品です。

 

例えば温水器なら重量があるので、支える架台が屋根に食い込んだりします。

 

もちろん重量や衝撃を和らげるゴムのパッキン等が付いている事がほとんどですが、年数が経つとゴムは硬化してひび割れたり、もしくは樹脂の飾り程度の保護材が付いている場合は、早くに劣化して無くなってしまいます。

 

違う金属材同士が交わると腐食の原因や、片方の金属に錆びがあったりすると錆を誘発し移ってしまう場合もあります。

 

またテレビのアンテナは倒れない様に屋根の四方向から番線などで引っ張ている事が多いので、その緩みチェックや屋根と緩衝している部分のチェックも合わせて行うと良いと思います。

 

最近では地デジになっているので、テレビのアンテナの数は減りましたが、アンテナを下していないお家もたくさんあると思うので、いずれアンテナを下す事も必要になってくるのではないでしょうか。

 

来週は屋根の点検「陸屋根編」になります。

3月4日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(金属屋根編)

こんにちは!小河光司です。

 

先月の屋根の点検は瓦屋根、カラーベスト屋根とお話しさせて頂きました。本日は屋根の点検(金属屋根編)に入って行きたいと思います。皆さん金属屋根と聞くと、どういった屋根をイメージしますか?

 

金属屋根の歴史は瓦同様に古く、種類もたくさんあります。そして屋根材の中でも価格の安い物が金属屋根でもあり、反対に価格の高い屋根も金属屋根なんですね。商品の幅が広いのも一つの特徴といっても良いと思います。 

 

よく金属屋根は錆びたり、雨音がうるさい。といったイメージを持たれている、もしくは経験している方も見えるかと思うのですが、そういった問題は現在は解消されてきています。

 

まず金属の素材が昔よく使われていたカラー鉄板からガルバリュウム鋼板といった素材が一般的に広く普及されています。基本的に錆びにくい。とされています。

 

ですがもらい錆といって、釘や他のガルバリュウム鋼板に交わる金属類が錆びてしまえば、錆が移ってしまいます。その他、原因や要因は様々ですが、やはりカラー鉄板よりは強いです。

 

そして金属屋根の点検方法は、まず第一に錆びや色あせのチェックになります。色あせ程度なら屋根塗装を行えば寿命を延ばす事が可能ですが、錆びたり、穴が空いて来たら、最低でも部分補修は必要になってきます。

 

次にチェックして欲しい部分が、屋根の先や両端部分です。一般住宅だと瓦棒屋根や横葺き屋根が三重県では多いように思います。

 

それらの屋根材は屋根の先端部分。雨樋と緩衝してくる場所や屋根の端っこは、金属屋根を内側に折り曲げて固定する事が多いです。経年劣化により、ツカミ込みといって内側に曲げられた金属の固定する力が弱まり、強風で剥がれたり、自然とめくれてきてしまう事があります。

 

そうなると雨が降れば雨漏りを起こしてきてしまう可能性も高くなります。

 

来週も引き続き屋根の点検は金属屋根パート2へと移ります。お時間あれば、ぜひお聴き下さいね\(^o^)/

2月25日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(カラーベスト屋根編まとめ)

こんにちは!小河です。2月はあっという間に過ぎていった様な気がします。

 

何といっても雨が多い((+_+)) 天気ばかりは仕方がないですが、雨が降りすぎても現場作業がまったく進まずに困ります(^-^; 

 

先週はカラーベスト屋根の点検パート2という事で、不適切な屋根塗装によって雨漏りが助長されるといったお話しをさせて頂きました。 

 

本日はカラーベスト屋根の点検編としては最後のまとめをさせて頂きます。

 

まず最初にカラーベスト屋根表面の色あせやコケが生えていないかのチェックです。色あせによってカラーベスト屋根の基材が表面に出てくるので、夏場の暑い日差しを直接受けやすくなり遮熱効果が下がります。

 

屋根を遮熱塗料等で塗装する事やカラーベスト屋根の上から金属屋根を使いカバー工法する事によって、問題は解消されます。 

 

次にカラーベスト屋根には【棟板金】といった板金材が使用されているといったお話しをさせていただいたのですが、その【棟板金】というのは屋根材と屋根材が交わる頂点部分等に雨が入らない様にする為の雨仕舞処理として取り付けられています。

 

カラーベスト屋根の修理で最も多いのが【棟板金の補修】でした。

 

【棟板金】は釘によって取り付けられているのですが、年数と共に釘が緩んできてしまい、強風や台風の被害によって、棟板金は吹き飛ばされてしまうといった内容でした。

 

棟板金は屋根の頂点や屋根の斜面。どちらにしても高い場所に取り付けられているので、ご自身で屋根に上って、釘が緩んでいないかをチェックするのは大変危険です。

 

しかし屋根の上から物が落ちてくると様々な2次被害へと繋がるので、カラーベスト屋根にお住まいの方で屋根を一度も点検されていなければ釘の緩みチェック等おススメします。

 

最後に屋根のひび割れや欠け等になります。もちろんそのまま放置していれば雨漏りにつながります。

 

カラーベスト屋根は1枚約6mm程度ととても薄い屋根材です。もちろん強度は保たれていますが、カラーベストの下は屋根ルーフィング、屋根下地合板が直接見えている状態ですので、屋根のルーフィングに釘穴が空いていれば、屋根裏へと簡単に雨漏りを起こしてしまいます。

 

カラーベスト屋根に関しても部分補修は可能になるので、色あせや板金材の釘の緩み、ひび割れ等合わせて点検されると、安心出来る事かと思います。

 

そして来週からは【屋根の点検(金属屋根編)】になります。金属屋根といっても、たくさんの種類があります。金属屋根の種類や雨漏り事例、点検方法等お話ししていきますので、お時間あればぜひお聴き下さい(*^▽^*)

2月18日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(カラーベスト屋根2)

こんにちは!小河です。また最近妙な天気が続きますね~((+_+))

 

同じ津市内で数キロ離れた先であっても、雨が降っている所と降っていない所の差が激しいです。雨が降っていると出来ない仕事ばかりなので、段取りがなかなか大変です(;^ω^)

 

明日は次男の親子参観らしく、ドッチボールを皆でするみたいです。小学生の時は「ドッチしよに!」を合図に校庭に猛ダッシュしていた記憶があります。なつかしいですね~ 誰が1番先に校庭に着いたみたいな。

 

2015.2.18-1

 

ちなみにドッチボールは最後まで残りたいタイプでした。笑 でもあっけなくボールがつま先に当たってアウトみたいな、、、。

 

でももう31歳の大人です。「本気でするわ!」と小学生の頃から言い続けている変わらない【口ぐせの本気】を嫁さんに言ったら、

 

「あんた子供らもおんのやで?」と言われ意気消沈。てっきり親だけかと思ってました。「え?親だけじゃないの?」と言うと「そんなん誰が見ておもしろいの?」と。

 

ごもっともです。 でも私はドッチボールする気まんまんなので、今度会社のみんなでドッチボールしてみます(笑)

 

では今日の【雨漏り2時21分!】に行きたいと思います(^^)先週はカラーベストの点検編パート1でした。カラーベスト屋根には【棟板金】という屋根の板金材が取り付けられていますが、その棟板金は経年劣化によって釘が緩み、強風や台風などで吹き飛ばされるケースがある。といったお話でした。

 

今週もカラーベスト屋根の点検をテーマに進んでいきたいと思います。カラーベスト屋根のリフォームで最も多いのが、屋根塗装です。 

 

屋根塗装を行って雨漏りする。

 

そんな事もよく聞きます。また実際に私たちが雨漏り調査にお伺いしたお客様の元で、雨漏りしているから見てくれ。と言われ実際に屋根に上ったら、以前に不適切な屋根塗装を行った事をキッカケに雨漏りが始まってしまった。

 

そんなケースも多々あります。我が家を綺麗にしようと思って、雨漏りされたらたまったもんじゃないですよね?

 

ただ正しい方法で屋根塗装を行えば問題はありません。この続きは又来週という事になりますので、お時間あれば是非お聴きください(*^▽^*)

2月12日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(カラーベスト屋根)

こんにちは!小河です。

 

最近お腹が減るペースが早くなってきました~。今もこんな事書いていたらお腹が減って気持ち悪くなってきました。気分的な物でしょうか?笑 

 

以前は1日2食でも問題無かったのですが、最近は3食しっかり食べて、かつ間食までしてしまう始末、、、。

 

かなり燃費悪いです((+_+))

 

もっと食べる量を増やせば良いのでしょうか??

 

2015.2.12-1

 

と、言う事で情熱リノベーション1の大食い。枝川君が【すき家】のキングサイズにチャレンジしてきました。

 

メニュー表には載っていない。しかし、キングサイズ用の器?お皿?笑 はしっかり用意されている裏メニュー的な存在。すき家のキング盛り。

 

「キング一つお願いします!」

 

こう頼むと、きっと厨房の店員さんのテンションはMAXなはず。ウキウキで大きな皿にパンパンにごはんを詰め込んでいるはずです。(勝手な想像です)

 

2015.2.12-2

 

来ました~。並の6倍です。つまり6人前ですよ。

 

しかも、卵まで。

 

さすが枝川君。キングサイズの状況でも美味しく食べようとする、その心意気は尊敬します。

 

2015.2.12-3

 

完食です。ちょっとご飯粒が多いのが気になりますが( ̄▽ ̄)

 

それでは今日の放送内容に移りたいと思います。今週から屋根の点検シリーズはカラーベスト屋根編となります。まずカラーベストという言葉は皆様聞いた事がありますか?実はカラーベストというのは旧クボタの商品名なんですね。

 

カラーは色。ベストはアスベスト。塗装されたアスベスト屋根という事になります。しかしアスベスト100%という訳ではございません。

 

セメントや繊維、そしてアスベストを混ぜた屋根材がカラーベスト屋根になります。ですが現在の化粧スレート屋根(カラーベスト屋根)にはアスベストは含まれていません。2004年以前のカラーベスト屋根はアスベストが含まれているんですね。  

 

ではまずご自身でもチェックできる簡単な屋根の点検方法が、カラーベスト屋根の表面をチェックする事です。1つ目に色あせですね。カラー、つまり色。塗装された屋根材になります。その色あせの有無を見る事が最初のチェックポイントです。

 

ご自身でチェックするといってもハシゴをかけたりして屋根に上るのは大変危険なのでやめて下さいね。窓やベランダから見る等、安全な範囲で行なってください。

 

次に【棟板金】の緩みチェックです。この番組内でも何度か【棟板金】という言葉が出てきますが、カラーベスト屋根の場合は棟板金と呼ばれる板金材で、棟といった屋根材同士が交わる箇所などを施工するケースが多いです。

 

その棟板金は釘で留められている事が多いです。

 

止められた釘が年数が経つ事により緩んでしまい、強風や台風時に吹き飛ばされてしまいます。また屋根の上から物が落ちてくるので、ガレージの屋根が破れたり、車に当たったり、人に当たればもっと大変な事になってしまいます。こういった2次被害を防ぐ為にも、カラーベスト屋根の点検は必要度が高いんですね。

 

次回も引き続き、屋根の点検(カラーベスト屋根編パート2)へと続きます。お時間あればぜひレディオキューブFM三重様にて毎週水曜日午後2時21分より放送中の【雨漏り2時21分!】をお聴き下さい(*^_^*)

2月4日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(雀口板金)

こんにちは!小河です。

 

先週は雀口と呼ばれる瓦の先端部分に塗る漆喰の事についてお話しさせて頂きました。その雀口漆喰は経年劣化によって大体20年前後でポロポロ落ちてくる、そんなお話でした。

 

で、雀口漆喰にもきちんと役割はあり、瓦の中の屋根土の流出や軒先瓦のガタツキ防止といった役割があるんですね。 

 

そこで雀口部分の補修について、もう一度漆喰を塗り直すのも良いのですが、もう一つの方法としてガルバリュウム鋼板と呼ばれる金属材で成型された板金材があります。これが【雀口板金】と呼ばれているんですね!

 

雀口板金のメリットとしては大きく2つあります。まず瓦に塗る漆喰の雀口形状に沿った形で板金材が作られているので、施工もスムーズに進み、かつ仕上がりも安定しています。

 

2015.2.4-1

 

↑上記の写真が【雀口板金】1枚の写真です。U型になっている部分に瓦の谷が乗る状態になります。 

 

既存の雀口漆喰を剥がしていき、その下地場所である【広小舞】に雀口板金を宛てて釘で留めていくといった施工法になります。

 

2015.2.4-2

 

そして2つ目が将来、漆喰の様に年数が経ってもポロポロ剥がれ落ちる心配は無いといった事です。かといって雀口板金は永久的に大丈夫ですよ。といった訳ではありません。

 

雀口板金を留めつける釘は通常ステンレス製の釘を使用しますが、業者によって鉄釘を使う所なら、将来釘部分から錆びてきますし、雀口板金にも錆びは移ります。

 

よく雀口板金を直される方は一緒に雨樋の交換や補修を行う方もみえます。基本足場を必要とする高所作業となってくるので、雨樋が壊れていたり、漆喰が落ちてきて困っている方は、一度雨樋と雀口漆喰をチェックしてみるのも良いかもしれません。

 

次回は屋根の点検(カラーベスト編)になります。今までご紹介させて頂きました瓦とは形状も全く違います。経年劣化による傷み方も瓦とは違います。

 

また不具合が起こる要因も違いますので、各ポイントでお話ししていきたいと思いますので、来週もお時間あれば【雨漏り2時21分!】ぜひお聴き下さい(*^▽^*) 

 

1月28日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(雀口漆喰)

こんにちは!小河です。今日はいつになく寒いですね!ふと思い出したのですが 

 

私の親方は冬の寒い日でも「今日は暑いな~。」と言いながら現場に来る親方でした。仕事は厳しかったですが、ユニークな所があるので楽しく仕事をさせてもらってました(*^▽^*)

 

暑いと言いながら親方も、もちろんバッチリ着込んでいます(笑)

 

2015.1.28-1

 

上の写真は枝川くんです(^^)

 

現在、松阪市にてデクラ屋根システム・ミラノを使用した屋根葺き替え工事中のK様邸の1枚です(^^)

 

この様に職人さんは今の時期、完全防備なんですね。それでは本日の【雨漏り2時21分!】をお話しします! 

 

先週は庭先に落ちている白い塊。それは、、、。というお話をしました。

 

屋根の漆喰には違いないのですが、今からお話しする箇所は、え?!そんな場所にも漆喰が塗ってあるの?と驚かれる方も少なくありません。

 

その白い漆喰は【雀口】と呼ばれる場所に漆喰が塗ってあります。雀が巣を作る箇所だそうです。つまり瓦の中に雀や生き物が入るという事はあまりよろしくないですね。というか最近スズメ自体見かけなくなりましたよね?

 

2015.1.28-2

 

ただ雀が居なくなったら、漆喰が必要ないという訳ではないんですね。そもそも雀口という場所は、屋根瓦の先端1枚目の裏側、奥部分、雨樋が取り付けられる箇所の奥側、真正面の隙間に塗ります。

 

雀口の場所は広小舞(ひろこまい)という木の下地があるのですが、その広小舞と広小舞との隙間にできた空間を漆喰で塗り塞ぎます。隙間というのは、瓦はU型なので山部分ですね。

 

2015.1.28-3

 

三角形の隙間がどうしてもできます。その奥は屋根土が入っているので、強い雨や台風時の雨は吹き込むので、屋根土も濡らしてしまう恐れがあります。

 

そういった事から雀口と呼ばれる少しマニアックな箇所にも漆喰は必要になってきます。ですが雀口関しては漆喰を塗るよりも、良い方法があります。

 

それはガルバリュウム鋼板という金属材を使った方法なのですが、詳しくは、、、。完全にお約束になっていますがお許し下さい( ̄▽ ̄)

 

という事で来週の【雨漏り2時21分!】は雀口板金(ガルバリュウム鋼板製)を詳しくお話ししていきたいと思います!それでは今の時期は乾燥もしているので、風邪などひいてしまわない様にして下さいm(__)m

 

それでは又来週~(*^▽^*)

1月21日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検(漆喰)

こんにちは!小河です!昨日の話ですが、ちょっとした事件?が起きました、、、。

 

「インロック」です。ただ自分の不注意なのですが、普通のインロックではありません。

 

その時1mmの余裕もありませんでした。まとめます。

 

「腹痛」+「1時間後に調査」+「資料未確認」+「不在」=絶体絶命。 

 

まず午前中に雨漏り調査にいってまして、帰りの高速の時点でかなりの腹痛に襲われていたのですが、基本トイレは我が家派なので、我慢してました。(これが仇となります。

 

次に、お昼から雨漏り調査が入っていたので、時間的にも余裕はありません。そして提出する資料の最終確認も終えていません。

(会社にも戻る必要があります。

 

ここからが最大の盛り上がりを見せます。(自分の中で) 

 

なんと家には誰もいません。まずトイレにいけない事に気付き、車に乗ろうとした瞬間。全身の血の気が引きました、、、。 

 

「インロック!!!!!」 (腹痛3割増し)

 

お昼からの調査に遅れるかもしれないので、お客様に電話するも携帯の充電が5%しかありません。 

 

もちろん携帯の充電も家の中です。普段乗らないトラックで家の鍵も付いていませんでした。(会社に電話して事務員さんにフォローしてもらいました。 

 

ここから30分程度ジタバタするのですが、トラックの窓が数センチ開いている事に気付き、辺りを見渡せば、ものほし竿にハンガーが。 

 

「開いた窓」+「ものほし竿」=脱出。

 

2015.1.21-1

 

 

無事救出。

 

はたから見たら、完全に車上荒らしです。泣

 

一気に疲れましたが、妙な達成感がありました()

 

それでは本題に入ります。先週は「屋根の点検」についてお話しさせて頂きました。今日はその続きになります。まず屋根と聞いて「何」を思い浮かべますか? 

 

それでは屋根の点検。今日は瓦編をお話ししたいと思います。まず瓦と切っても切れない関係にあるのが【漆喰】と呼ばれる存在になります。

 

現在では漆喰を使わない工法もありますが、瓦屋根の80%は漆喰が使用されています。 

 

では漆喰はどこに使われるのか?またどの様な効果を屋根にもたらしてくれるのか?を簡単に説明させて頂きます。

 

建物、立地条件によって、家の屋根が全体的に見れるよっていう方限定になりますが、屋根に上らず(危険なので)、ご自身で屋根の漆喰をチェックする場合に見て頂きたい箇所が、まず屋根の頂点部分です。 

 

屋根の頂点を【棟】と呼びます。日本瓦の場合、棟を高く積み上げる工法で施工されている屋根が多いです。棟を積み上げる為に【屋根土】を使用しますが、土は水に弱いです。 

 

雨が当たれば土は流れてしまいますよね? 

 

という事で【漆喰】が必要となってきます。漆喰は土の様に流れてしまう事はありません。 

 

漆喰を見たことがある人なら、ピンと来るかと思いますが、瓦の隙間に塗ってある白い塊です。ですが漆喰にも寿命があります。築20年が過ぎる頃に剥がれてくることが多いです。例えば、庭先を掃除していて、白い欠片が落ちている事はありませんか? 

 

それって実は漆喰なんですね。 

 

ですが庭に落ちている漆喰というのは、屋根の漆喰ではない事が多いです。ではどこの漆喰かと言いますと、、、 

 

またお約束の来週になります(*^^*) けっこう漆喰が庭先に落ちてきているという話は良く聞きますので、来週はその事についてお話ししますからお時間あればぜひお聴き下さい\(^o^) 

1月14日放送【雨漏り2時21分!】屋根の点検は大事です。

こんにちは!小河です(^^) 明日は朝から雨がけっこう降るみたいですね!朝から雨が降っている場合は休みになりますが、 工事中の突然の雨は今の季節堪えます、、、。

 

最近、インフルエンザが大流行しているそうですね!長男、次男のクラスでもお休みしている子が多く、学校から帰宅時の手洗い、うがいをかかさず行っています((+_+))

 

少し季節外れなのですが、次男の運動会の写真が出来上がり、嫁さんが保育園からもらってきたそうです(*^▽^*)

 

2015.1.14-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良い写真です\(^o^)/ 親バカでスミマセン(笑)

 

私は右手だけの参加です。

 

かと、思いきや、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015.1.14-2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

張り切って三輪車こいでましたーーーーーーーー。

 

カメラマンの方に感謝ですm(__)m笑

 

それでは、本日のラジオ内容に入ります!先週は雨漏り修理後や工事後、双方のトラブルを防ぐ為にも契約書の大切さをお話しさせて頂きました。

 

今日からは「屋根の点検」についてお話ししていきたいと思います。

 

まず屋根の点検は必要になってきます。もちろん建てたばかりの新築は問題ありませんが、大体、建ててから8年~10年を目安に屋根の点検は必要になってくるかと思います。

 

屋根を点検して問題なければもちろんOKですが、点検をずっとしていなければ、メンテナンス時期を超えてしまい、屋根に問題が起きた時に、余計に修理費用がかかってくる場合があるんですね。

 

共通する事は多いのですが、人に例えると屋根の点検というのは、健康診断と同じだと思っています。病気が見つかっても早めに分かれば治療する際にも、こした事はないと思うんですね。

 

では普段、屋根を見ながら生活しているのは私たちぐらいで、ほとんどの人は、屋根を見る事は無いと思います。建物の形によっては、ベランダから1階の屋根が見えたり、窓から見えたりもしますが、ごく一部になります。 

 

大切な事なので、繰り返させて頂きますが、屋根というのは、365日休むことなく、風雨や日差しから私たちを守ってくれています。外壁ももちろん一緒ですが、雨が当たるのは屋根の方が多く、外回りの中でも1番傷みやすい場所です。

 

長く快適に過ごす為にも、適切な屋根診断が必要になってくるんですね。

 

屋根の点検といっても、ご自身で屋根に上るのは大変危険ですので、下から見上げたり、ベランダや窓から見れる範囲で点検というかチェックを出来る範囲でお願いします。

 

それでは、来週は屋根の点検(屋根瓦別)をお話をして行きたいと思いますので、お時間ある方はぜひお聴き下さい\(^o^)/

1月7日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント9

あけましておめでとうございます!今年も張り切って頑張っていきたいと思います(*^▽^*)

 

1年は本当にあっという間ですね~。誰しもが思う事だと思いますが、1日1日を大切にしなければならないな。と年々実感しています。

 

少しプライベートな話題ですが、去年の末に幼・小・中と同級生で幼馴染みの直季君が結婚式を挙げました\(^o^)/ とても綺麗で優しそうな奥様で、直季君も幸せそうです!!

 

羨ましかったです(小声)

 

2015.1.7-1

 

昔は本当によく遊びました。直季君のお父さん、お母さんにも会えて嬉しかったです。久しぶりに「こうちゃん」と呼ばれました(昔からの知り合いは、31になってもこうちゃんと呼んでくれます笑)

 

2015.1.7-2

 

いやーかなり楽しい結婚式でした(^o^) お姫様抱っこが夢だったそうです。

 

ちなみに抱っこしているのは、弟のトモ君です。柔道の達人です~。

 

しかし兄弟仲の良さは昔から変わりません。幸せを頂きました(^^)

 

それでは、今日の本題に入ります。前回は散水試験の間違った方法や、雨漏り修理は原因によっては簡易的な修理で止まらない。といった事をお話しさせて頂きました。  

 

先週の続きになるのですが、雨漏り修理を行った後に、また雨漏りが再発した場合等、トラブルが起きた時に双方の意見の食い違いが起こる事を防ぐ為に、大切になってくるのが、契約書の存在だと思います。

 

信用しているから、信頼しているから契約書なんて書かなくても大丈夫だから、お宅に全て任せます。と言ったけれど、いざトラブルが起きた時に不利になるのはどうしても消費者側、つまりお客様になる事がとても多いです。

 

口約束で雨漏り修理をしますよ。大丈夫ですよ。なんて営業マンが言っても、先週の話ではないですが、最初に雨漏り修理をすると言っておきながら、雨漏りが再発したら、うちは漆喰工事しか頼まれていない。と言い切られたら、どうしようもありません。

 

ただ100歩譲ったとして、仮に契約書が無くても、地元で商売をしている地域型の会社なら、トラブルや問題が起きた時、自分が契約前にお客様に対して言った事を、後から変えたりする様な事は絶対に言わないと思います。

 

良い事も悪い事も口コミの評判は大きいです。契約書の話も言ってみれば、トラブルを防ぐ為のポイントの一つにしか過ぎませんが、
最近では言った言わないの話を耳にする事が増えてきたので、お話しさせて頂きました。

 

つい先日の事ですが、2日か3日ぐらいに、すごく強い風が吹きました。強い風が吹くと飛ばされる物が出てきます。

 

生活している中で身近な所だと、外に置いてあるゴミ箱のフタが飛んだとか、鉢植えがひっくり返った等ですが、屋根の場合だと修理
が簡単な物で、まず駐車場のポリカ屋根が剥がれて飛んでしまった等があります。

 

今回の強風で屋根や外壁が剥がれたり、飛ばされたりした。といったお問合せを多く頂いたので、来週は【屋根の点検】についてお話ししたいと思います\(^o^)/

12月31日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント8

こんにちは!小河です。今年もあと数十時間で終わってしまいます。

 

この1年間はあっという間でした。1つの目標であった法人化も無事に果たす事が出来ました。全てご縁のあったお客様と、いつも支えてくれている家族。仲間のおかげです。

 

来年は雨漏りに悩む方の悩みを1人でも多く解決し、三重県から雨漏りが無くなる様に全力で頑張っていきます(*^▽^*)

 

2014.12.31-1

 

いつも情熱リノベーションがお世話になっている、津市一志の焼肉屋さん【味よし】さんでプチ忘年会を行ってきました。世界一美味い焼肉屋さんなので、ぜひ一度ご家族や友人と行って見て下さい(^O^)/ 

 

先週の雨漏り2時21分!では雨漏り原因によっては、表面的であったり、簡易的な修理では雨漏りをきちんと止める事は難しいといったお話をさせて頂きました。

 

実はこの話には続きが出来ました。とても大切な事なのでお話しさせて頂きます。

 

つい先週の事なのですが、雨漏り調査の依頼があり、依頼者の方の元へ行き、雨漏り調査をいつも通りに行ってきました。雨漏り原因も3カ所分かり、世間話をしていると、実は以前に雨漏り修理を頼んだ業者とモメているという話を聞きました。 

 

よくよく聞くと、依頼者の方は雨漏りを止めたいから、屋根の漆喰工事をお願いしたそうです。ですが今回雨漏り調査を行った結果。現状の雨漏り原因では屋根漆喰を塗っても雨漏りは止まりません。

 

やはり雨漏りはまた再発しました。そこで「雨漏りが止まっていない。」と業者に連絡すると「雨漏り修理」は今回していない。と言われたそうです。

 

ここでお互いの言った言わないの水掛け論に発展してしまいます。共に後味が悪くなります。

 

そして依頼者の方に雨漏り調査の結果は?と聞くと、業者の方が職人を連れてきたけれど、屋根に上らず下から見上げただけと答えました。まずその時点で本来工事を頼むべきではないですが、依頼者の方からすれば、業者=プロと見てしまいます。

 

他にも出窓からの雨漏りもあり、実際に散水試験も行ったそうです。散水試験の様子を見ると出窓上の板金材を手でめくり上げ、シャワーノズルをジェット、つまり直射の状態で水を入れていたので、依頼者の方が驚き「それはやめて下さい。」と言うと、散水試験を行っていた職人は「これは正当な方法です」と答えられたそうです。

 

様々な話を聞いていて、やはり思った事が雨漏り修理はとても奥が深いです。そして見よう見まねでは散水試験はできませんし、雨漏りは止めれません。

 

来週の【雨漏り2時21分!】は来年の平成27年1月7日(水曜日)に雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント9をお話しさせてもらいます(^^)

 

また来年もレディオキューブFM三重様にお世話になります!お時間あればぜひお聴き下さーい(*^▽^*) では皆様よいお年をお迎え下さいm(__)m 

12月24日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント7

メリークリスマス!小河です(*^▽^*) 今日はクリスマスイブですね~。

 

我が家の長男(8才)次男(6才)もクリスマスプレゼントを楽しみにしています。世間では【妖怪ウオッチ】なるものが流行っているそうですが、どの店にも売ってない。売り切れ続出。という事で無い物はしょうがない。

 

そこは流行に流されずに、私は【だるま落とし】を嫁さんに提案しました。

 

2014.12.24-1

 

永遠のTHE玩具!

 

ですが嫁さんには「あんたがそれで良いと思うなら良いんじゃない?」と言われ諦めました。半分、いや冗談で言ったんですけどね、、、。

 

結局久居のジャスコに【妖怪ウオッチ】が入荷するという情報を聞きつけ、無時に2つゲットしました~。 

 

という事で今日のラジオ内容に行きたいと思います(^^)先週は雨漏り調査を行った際、雨漏り原因の特定された箇所が記してある【現況報告書】が大切ですよ。といったお話をさせて頂きました。 

 

それでは本日の「雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント7」は雨漏り修理時に行う工事内容について少し詳しくお話しさせて頂きます。

 

例に挙げさせてもらいますと、築30年の木造住宅で、雨漏りの場所は屋根でした。屋根に載っているのは屋根瓦でした。雨漏り原因は瓦の中に敷いてあった、下葺き材。つまり古い防水シートからの漏水です。お客様の要望としては、部分修理を行いたい。

 

しかし業者が提案する工事内容は【ラバーロック工法】といったコーキング材を瓦の隙間に充填する工事でした。以前も少しお話しさて頂きましたが、ラバーロック工法というのは、あくまで瓦のズレ止めです。

 

たまにラバーロック工法の事を【雨漏り修理・屋根耐震工事】と耳にすることがありますが、どちらかといえば全て反対になります。

 

コーキングを瓦の隙間に充填する事で、瓦内に入った雨水がきちんと排出されず、逆に雨漏りがひどくなる場合や、昔の屋根土によって施工されている瓦は、固定してしまうと、地震が来た際に瓦が落ちず、何トン、何10トンもの重量が建物に負担がかかり、かえって危険です。

 

では今回の部分補修がご希望の場合は、どういった工事が必要になるのか?雨漏りしている屋根面の場所にもよりますが、部分葺き替えが必要になります。下葺き材が傷んでいる以上、表面的な処置では雨漏りは止まらない場合がほとんどです。

 

それでは来週の【雨漏り2時21分!】は12月31日の大晦日の放送になります(*^▽^*) お時間あればぜひお聴き下さい! 

12月17日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント6

こんにちは!小河です。先日の話ですが、お昼に時間が出来たので献血しにいって来ました。

 

そうだ京都へ行こう!じゃないですが、ふいに献血に行こう!と突然思い【鉄は熱いうちに打て】という事で献血してきました。

 

2014.12.17-1

 

400ml献血するらしく、血をズット見てたら気持ち悪くなってきました。

 

しばらくすると顔色が悪いのか先生が来て献血ストップされました、、、

 

残り30ml。

 

そうです貧血を起こしました。血圧を測ったら最高で70しかなく、すぐさま寝かされました。その話を親方に話したら「せめて作業着は脱いで笑」と言われてしまい、妙に納得しました。

 

2014.12.17-2

 

なぜか14年前に大阪で献血していました。

 

それよりも気になったのが、、、。

 

2014.12.17-3

 

三重県 1

 

1回倒れたって事でしょうか( ̄▽ ̄)来年の目標は体を鍛える事に決定!

 

それでは今日の放送をご紹介いたします。前回は保証書の大切さでした。

 

大切な我が家の工事を依頼して頂くお客様に、業者の責任の表れとして、自社工事保証。メーカー保証。そして工事後、万が一の事態にも備えるべく、第三者保証の保証書提出といった3つ保証は業者としての責任であり、義務だと思います。そんなお話でした。 

 

本日の「雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント6」は雨漏り原因が詳しく分かる、雨漏り現況報告書の提出が一つのポイントになります。

 

前々回にお話ししました、業者が工事を提案した際になぜ?どうして?といった工事の必要性の有無を求める質問が大切と言わせて頂きました。その際に業者から口で聞いていても、100%は伝わるのは難しいと思います。

 

まず見積り金額いくらになります。の前にきちんとした雨漏り原因が分かる現況報告書があり、その上で工事の必要性を示した見積書の提出が本来の正しい順番だと私は思います。

 

では雨漏り現況報告書とは?どの様な物かと3つのポイントに分けてご説明しますと、1つ目に最初の診断時による雨漏りを起こす可能性が明記された箇所。2つ目に散水試験の様子。3つ目に実際に2つ目の散水試験場所と雨漏り原因が一致した事が分かる雨漏り原因の箇所。

 

上記この3つがきちんと明記された現況報告書があれば、安心して工事見積書の工事内容も入ってくるのではないでしょうか。

 

雨漏り原因がきちんと見つけられていないと、こういった報告書を提出する事は出来ないと思います。信用できていても、なおかつ書面で雨漏り原因が証明されている方が安心できますし、信頼出来ますよね?

 

次に雨漏りを止める為の工事は、現場の雨漏り状況によっても変わりますし、何通りといった修理方法がございます。ですが、このお話はまたまた来週になってしまいます、、、。

 

では来週は24日。クリスマスの放送になります(*^▽^*) お時間あればぜひお聴き下さい!

12月10日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント5

こんにちは!小河です。一昨日の月曜日に長男のマラソン大会がありました。マラソン大会の会場は久居の自衛隊の演習地で行われたそうです。

 

前日の晩に「4位には入れるかなぁ~」と自信満々に言っており、今まで練習で何位やったん?って聞いたら、「ん~13位ぐらい」

 

どんだけ自信あるんや~。と思わず言ってしまいました。

 

2014.12.10-1

 

で結果は9位でした。何とも微妙ですが、当然4位には程遠く何事にも練習する事の大切さを知ってくれたら良いな。と思います(^^)

 

それでは前回のおさらいになります。雨漏り修理をしたけれど雨漏りが止まらず、業者に連絡したら「以前に工事した箇所からの雨漏りではありません」と返されるケースのお話をさせて頂きました。

 

そういった時に大切になってくるのが保証書です。一口に保証書といっても大きく3つあります。

 

まず1つ目が工事保証。これは業者がお客様に提出する自社発行の施工保証になります。2つ目がメーカー保証。こちらは屋根材や外壁材がお客様に提出する自社商品の製品品質保証や塗装品の場合だと色保証等になります。最後の3つ目が第三者保証です。

 

第三者保証とは?事業者が加入する事により工事後に万が一不具合が起きても、費用面でお客様に負担をかからなくする為の保険になります。

 

つまり先ほどお話しさせて頂いた、雨漏りが再発したケースの場合に補償が適用されます。ですがこの第三者保証というのは、新築とリフォームと2種類あります。

 

新築の場合は事業所の加入が義務付けられていますが、リフォーム工事の場合は義務付けられていません。つまり加入するか加入しないかは事業所の判断により決まるという事です。

 

リフォームの場合、第三者保証の保証期間は5年間です。4年前に工事をしてもらったけれど、雨漏りが起きた。または雨漏りが再発した。業者に連絡しても電話にでない。連絡がとれない。会社がなくなっていた。

 

このような状態になれば、また工事費用がかかってきます。繰り返しますがそういった非常事態に対応できるのが、この第三者保証になります。

 

私たちに工事を依頼して頂くお客様に、工事の品質や完成度はもちろんの事、将来長く安心して暮らして頂く為にも、第三者保証に入るのは業者としての責任であり、義務だと思います。

 

では来週は【雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント6】をお話ししますね(*^▽^*) 12月17日(水)の午後2時21分より始まります。ぜひレディオキューブFM三重をお聴き下さい\(^o^)/ 

12月3日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント4

こんにちは!小河です。今日は松阪市町平尾町にて屋根葺き替え工事中のK様からバイ貝を頂きました(*^▽^*)

 

バイ貝は居酒屋に行ったりすると、お通しで小鉢に入って最初に出てくる時もあり、個人的にも貝類は大好物なので、嬉しかったです(^^)

 

2014.12.3-1

 

その話を今朝、会社で事務員さんに話していたら、渾身のギャグが思い浮かんだので「バイ返しだ!」って言ったら、「笑えないです。」と一言。

 

何でも思った事を口にするのは良くないですね、、、笑 

 

先週の続きです。雨漏りを起こした時に、業者の方に見に来てもらい見積書を提出してもらった。後の続きになります。その見積書の
内容は、お客様にとって分かりやすい説明や納得いく説明をしてくれるか?といった内容でした。

 

しかし「お客様にとって分かりやすい説明・納得いく説明」を実はこちら側、業者だけがそう思っている場合も多く、これなら分かるだろう。という業者の判断によるものが多いです。

 

なのでポイントとしては、屋根工事なら屋根。外壁工事なら外壁といったメインの工事箇所に対して、なぜ?どうして?といった理由付けを業者に求める事が大切だと思います。

 

まず見積書を見ている時に【なぜ屋根を直すの?】こう聞く事により、屋根からの雨漏り原因を明確に答えてくれると思います。

 

次に【どうしてこの屋根工事が必要なの?】と聞く事により、雨漏りの入り口・出口を止める為に〇〇を行わなければならない。と具体的に答えてくれるはずです。

 

専門的な事は分からなくても、業者から雨漏り原因についての理由を、再度聞きだす事ができます。この答えが曖昧だったり、的を外れているとすると、少し工事を任せるには不安かもしれません。

 

次に大切なのは保証書がきちんとその業者から発行されるかどうかの問題です。

 

こんなケースがあります。屋根から雨漏りしているから屋根を全部取り替えた。けれど台風が来ると又同じ箇所から雨漏りがする。雨漏りが屋根かどうかの入り口を関係なしにして、当事者の立場になったらどう感じますか?

 

雨漏りが直るから屋根を直したのに!こういったお客様の思いに反して、業者は屋根からの雨漏りは前回の修理で直りました。保証書が出ていてもこう返される事もあるそうです。

 

じゃあどうしたらいいの?・・・この続きは来週になりますm(__)m

 

最近番組パーソナリティーの広瀬 隆さんにも「名探偵コナンばりに引っ張るねー」 と言われてしまいます。笑 いつも大切な話しかしませんが、来週はもっと大切な話になりますので、お時間あればぜひお聴き下さい(*^▽^*)

11月26日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント3

こんにちは!小河です。今年の9月に入社したばかりで、現在女性職人を目指す宮本さんは2か月を過ぎ、会社の雰囲気にも慣れてきたようです(^^)

 

現在職人さんが不足している中、こうして情熱リノベーションに働く決意をして一生懸命頑張っている姿を見ると、私ももっと頑張ろうと思います(*^_^*)

 

2014.11.26-1

 

先週の続きになります。雨漏りを起こした時に、どの業者に雨漏り原因を特定する為の雨漏り調査を依頼するか?といったお話をさせて頂きました。

 

少し先週のおさらいになります。雨漏り原因は外壁だった。住んでいる方が屋根が原因だと思った。屋根業者さんが屋根の調査を行うが原因を特定できない。

 

しかし屋根の調査に来ている以上、屋根が傷んだり劣化している部分が雨漏り原因だと判断し、見積書を提出する。

 

という事は雨漏り原因が外壁である以上。屋根をどれだけ修理しても雨漏りは直りません。戻りますが今回行う【雨漏り修理工事は雨漏りをきちんと止める。ものであって、傷んだ箇所を直すといった事ではないはずです。】

 

確かに傷んだ箇所はいずれ雨漏りを引き起こす要因となるはずです。しかし今回の雨漏り原因と一致しなければ雨漏りは直りません。ここに雨漏りや雨漏り調査の難しさがあります。

 

また屋根を診断、調査をした屋根業者さんも、自分たちが提案する工事をすれば雨漏りは止まる。と思っていたはずです。

 

それでも台風が去った後に「雨漏りが止まらないわよ!」とお客様から電話を頂けば「自分たちが修理した箇所からの雨漏りは止まったはずだ」と言います。

 

実はこういったケースは大変多いです。雨漏り原因が逆の場合もあります。屋根が雨漏り原因でも、雨漏り調査を行う業者が外壁業者なら原因を特定するのが難しいはずです。

 

先週の対処法2なのですが、きちんと雨漏り原因を特定してくれる業者に頼む事が、失敗しない雨漏り調査・修理に繋がります。

 

対処方法3。分かりやすい説明・納得いく説明をしてくれるか?雨漏り原因が分かりました。では〇〇の工事が必要です。〇〇円かかります。とだけ言われても、まだ信用しにくいはずです。

 

来週はこの対処方法3を詳しくお話ししていきたいと思います。

11月19日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント2

こんにちは!小河です。今日は昨日に比べて少し暖かいですね(^^)

 

個人的にですが、こういった日はご飯を食べた後に車に乗ると眠たくなるパターンです。 

 

天気の良い日に車に乗ると、フロントガラスに太陽の暖かい日差しが入り込むせいで、眠たくなると考えています。おまけに暖房を付けていたら睡魔に襲われる効果は2倍です。笑

 

事故を起こしたら、こんな話言ってられないので今日も安全運転で行ってきます(*^▽^*)

 

2014.11.19-1

 

上の写真は休憩中に工事の様子を見に行った時に、お客様が職人に暖かい豚汁を作ってくれていました(*^▽^*)

 

前回から始まりました【雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないシリーズ】の第2弾という事でお話しさせて頂きます。前回は雨漏りに気付いた時のお話をしました。天井からの雨漏りに気付く時は室内の中に居ると思います。

 

そして雨漏りした天井を放って置くと崩れてしまう。といった話でした。では今回は雨漏りに気付いた後、どう対処するのか?といった事をお話ししていきたいと思います。

 

ご自分で屋根に上ったり、ハシゴをかけて外壁を見たりする方は、なかなかいないかと思いますが、我が家が雨漏りした。となると様々な不安が駆け巡ると思います。

 

例を挙げさせてもらえば「どこに頼めばいいんだろう?」「雨漏りはきちんと止まるかな?」「雨漏り修理っていくらかかるんだろう?」等々雨漏りという初めての事態に困ります。

 

対処方法1。まずは失敗しない雨漏り調査を行う上で、大切なのが建物全体を診断できる会社かどうかです。

 

例えばお客様が「家の雨漏り原因は屋根だな!部屋の天井からだし、前に通りすがりの業者が「そろそろ屋根を修理しないといけませんよ!」って言っていたしな~」と思い出しタウンページやホームページで地元の屋根業者さんを探したとします。

 

実際は雨漏り原因が外壁の場合だと、屋根業者さんでは雨漏り原因を見つける事が難しいと思います。

 

対処方法2。きちんと確実な雨漏り原因を探してくれるか。つまり実務調査の事を言います。散水試験や赤外線のカメラを使い雨漏り原因を特定する事です。

 

先ほどの話に戻りますが、雨漏り原因が外壁だとして、屋根業者さんに見てもらえば雨漏り調査は屋根しか行いません。また実務調査をしないケースが多いです。

 

そして屋根業者さんも調査に来ている以上、お客様に工事の提案や見積もりを提出しない事はありません。

 

ここからがポイントなのですが、時間が迫ってきましたので、、、。また詳しくは来週にお話しさせて頂きます(*^_^*)

 

それでは来週の雨漏り2時21分!は【雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント3】になります(^^)

11月12日放送【雨漏り2時21分!】雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント1

こんにちは!小河です。今週の日曜日に北浜中学校まで長男の剣道大会に行ってきました(^^) 剣道は長男、次男共に習っており週に三回、月、水、金と津西高校まで通っています。

 

剣道の練習に私自身見に行ったことが、一度もなく今回は初めての試合という事で見に行ってきました。

 

試合結果はというと、、、残念ながら負けてしまいましたが、声だけは良く出てました 笑 そして最後の表彰の時に見事【敢闘賞】に選ばれて本人もすごく嬉しそうにしていたので良かったです。

 

来月は一人で合宿に行くみたいなのでたくましく成長して帰って来て欲しいです(*^▽^*)

 

2014.11.12-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは今日の【雨漏り2時21分!】は雨漏りを起こした際にどう対処すれば良いのか?といった話や雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイントをシリーズに分けてお話ししていきます。

 

それではまず雨漏りを起こした時の対処法をお話ししたいと思います。

 

といっても雨漏りした時は夜中で朝起きた時に気付くケースや買い物に出かけていて帰ってきたら雨漏りしていた等、状況は何百?通りあると思いますので、昼間家に居て雨漏りに気付きた。という状況でお話しします。

 

例えば部屋の天井から雨が伝いポタポタ落ちてきた場合ですが、まず絶対にしてはいけないのが【雨漏りしている所を塞いではいけない】という事です。

 

雨漏りは入り口と出口がある事により成り立っています。

 

その出口を塞いでしまえば、天井に雨が溜まり他の場所が出口となり新たに雨漏りを起こしてしまう場合や、クロス壁の場合は石膏ボードが天井に張ってありますが、水分にものすごく弱いので天井が下がってきたり、最悪のケース崩れてきてしまう場合がございます。

 

ですが雨漏りを初めて起こした日に、出口を塞いだからといって、その日に天井が落ちてくる事はありませんが、出口を塞いだまま3か月~半年と放っておけば、その間雨は降りますし台風の来るシーズンなら、なおさら天井が下がったり崩れるリスクは高まります。

 

石膏ボードは水分に弱いと先ほど言いましたが、石膏ボードだけに雨が溜まれば崩れるよりは、天井がしなり下がる感じです。

 

ではなぜ崩れるのか?水分を含んだ石膏ボードに重量が加わるからなんですね。では重量とは雨が含むから?

 

これは建物のケースによりけりですが、断熱材が天井に入っている場合だと、断熱材は雨をたっぷり吸いこんでしまいます。

 

そうして雨漏りしたまま放っておいたりすると断熱材が水分を含む事により重量が加えられ、水分を含んだ石膏ボードは耐えきれなくなり崩れる。といった事になります。

 

来週は【雨漏り調査・修理時に気を付けなければいけないポイント2】をお話ししたいと思います!ぜひお聴き下さいね(*^_^*)

11月5日放送【雨漏り2時21分!】情熱リノベーション㈱

最近大忙しでホームページの更新も、中々進まずにご迷惑をおかけしています。最近とくに朝晩冷え込んできましたね(*_*)

 

朝、目が覚めると私の毛布は隣で寝ている次男に奪われています、、、。

 

冷え込む理由が分かりました( ̄▽ ̄)笑

 

2014.11.5-1

 

↑上の写真は津市で屋根葺き替え工事中の津市H様が休憩中にご馳走してくれたそうです。

 

めちゃくちゃ美味かったそうです。私は写真と感想だけを聞かされ少し悲しくなりました 笑 しかし私たちにご依頼くださるお客様はどの方も本当に心優しい方ばかりで幸せです。

 

私たちは現在、創業8年目で【雨漏り修理専門店 立成】として3年間営業活動をしてきたのですが、明後日の11月7日に法人化する事となりました。

 

また法人化すると同時に会社名も変更する事にしました。

 

正直今まで立成さんと色々な方から呼ばれて来たのと、地元津市にも少しづつですが浸透してきたので、若干の迷いはありましたが、これからも三重県津市の雨漏り修理専門店として広く認知して頂ける様に、少しインパクトのある会社名にしようかなと思い、決めました。

 

会社名は【情熱リノベーション㈱】といいます。

 

情熱はそのままです。笑 仕事に情熱を持って取り組む事が私たちのモットーでもあります。そして最後のリノベーションは聞き慣れないかもしれませんが、リフォームという言葉と意味合いは近いです。つまり住宅に手を加えるといった点では共通しています。

 

リフォームは「古くなった建物を建築時の状態に戻すこと」を言います。リノベーションとは「建物の機能を変更し、性能を向上させたり住宅の価値を高める」といった意味になります。

 

雨漏り修理とリノベーションにどういった関係があるかと言いますと元通りに直すというよりは、第1条件に雨漏りを絶対に再発させない。そしてこれからも長く安心して暮らせるといった要望を持たれるお客様の元で仕事をさせて頂く時に、私たちはリノベーション工事をしている事が多い事に気付きました。

 

屋根の場合なら重たい屋根から軽い屋根に変える等の屋根葺き替え工事などがリノベーションの部類に入ります。

 

例えば土葺きの切妻屋根で30坪のお家だと屋根重量が最低でも10トン以上はあるかと思います。それを軽い屋根に葺き替えると全て含めても4トン以内に収める事は可能です。6トンもの重量を軽減できるんですね。

 

まさしくリノベーション化されています。そこに情熱を持って取り組んでいくという思いを込めて【情熱リノベーション】となりました。

 

今日の放送が【雨漏り修理専門店 立成】として最後の放送になりましたが、来週の11月12日(水)より心機一転【情熱リノベーション㈱】として雨漏りのお話をさせて頂きますのでお時間ある方はぜひお聴きくださいね\(^o^)/

 

来週は【雨漏り調査・修理時に気をつけなければいけないポイント】をお話しします。

10月29日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りの重要性

本日は津市のお客様の元へ雨漏り調査に行ってきました。私の1週間のスケジュールの内で4日は雨漏り調査に伺っております。

 

1か月で約15件程になりますが、その中でも以前に雨漏り修理を行ったけれど雨漏りが止まらない。というお客様が半数以上になります。

 

何が原因か?その理由はただ一つです。

 

「雨漏り原因を突き止められていない」という事になります。

 

2014.10.29-1

 

上の写真は以前の業者が瓦にコーキングを充填し、雨漏り修理を行った箇所への散水試験の様子になります。実は瓦にコーキングを充填する事により、瓦内へ水が溜まりやすくなり、以前よりも雨漏りがひどくなったというパターンでした。 

 

今日は雨漏り調査の重要性について、もう一度お話しさせて頂きたいと思います。実は今日の朝も津市の方で雨漏り調査を行ってきたばかりなんですけれど、雨漏りを起こしていた原因が以前修理した箇所とは違いました。

 

つまり、また雨漏りを止めるといった修理をする為に、費用がかかってきてしまう訳なんですね。今朝のお客様は私達で3業者目といっていました。今まで総額雨漏り修理にいくら支払ったのかはわかりません。

 

私がいつも雨漏り調査時にお客様にお話しする事なのですが、古くなって修理をしなければいけない所と雨漏りを起こす所は必ずしも同じ場所ではないですよ。という事です。

 

私も雨漏り調査をせずに100%原因を見つける事は不可能です。

 

雨漏り原因を探す中で、見る所は古くなったり、傷んだりしている所を見ている訳ですが、それでも全く関係ない所から雨漏りをしている事は本当によくあります。

 

正直、今まで台風が来た後に、雨漏りが直っていなかったとお叱りを受ける事もありました。雨漏りの入り口がたくさんあり、出口が1か所という事もよくありますので、これは私の調査時の見落としが原因です。

 

もちろん責任をもって再調査・再工事をさせて頂いています。

 

ご迷惑をおかけする事もありますが、それでも雨漏り原因を見つける自信はあります。今まで見つけれなかった事はありません。経験や知識はもちろん大切ですが、1番の秘訣は諦めない気持ちだけです。

 

自分たちの会社の方針の一つにもあるのですが、「諦めなければ失敗はしない」となんとも当たり前ですが、どの様な事にしても、追究するという事はとても大変な事だと年々実感しています。

 

諦めない。という原動力の一つが私たちを頼りにお電話やメールをくれたお客様の「雨漏り原因を見つけて欲しい」という気持ちに自分たちはいつまでも応えたいです。

 

来週は皆様にちょっとしたお知らせがありますので、ぜひお時間ある方は11月5日放送の【雨漏り2時21分!】水曜日午後2時21分から放送されますのでお聴き下さい(#^.^#) 

10月22日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(ベランダからの雨漏りパート3)

こんにちは!小河光司です。しばらく天気の良い日が続くかと思いきや、また少し昨日から天気が崩れてきましたね(^-^;

 

先々週になるのですが、土曜日に今年6才になった次男の運動会にいってきました(^^) 現在は年長なので最後の運動会でした。

 

次男は2才から保育園に入園しているので、4年間北部保育園さんにお世話になりました。どの先生も次男に良くしてくれて感謝の気持ちで一杯です。

 

2014.10.22-1

 

かけっこは4年間1位でした( ̄▽ ̄)笑 お兄ちゃんに比べてワンパクで大変な事も多いですが、先々週の運動会で成長した姿を見れて良かったです。 

 

それでは先々週からずっと続いてきました、ベランダからの雨漏りパート3の完結編になります。先週はベランダの雨漏り原因要素を3つお話しさせて頂きました。

 

内容は外壁材、防水仕上げ、サッシといった3つの漏水事例でした。

 

最後の4つ目、笠木からの雨漏り事例にをお話しできなかったので、今日は少し詳しくお話しさせて頂きます。笠木というのはベランダの手すりの名称になります。

 

コの字型の手すりを外壁材の上から被せる訳なのですが、コの字型を被せるという事は、表と裏が出てきます。

 

表というのが外壁材の外側部分になり、内側というのはベランダ内側になるという事なんですね。さらに建物の間取りによっても変わってくるのですが、ベランダの下にリビング等の部屋がある場合や土間になっている場合等、室内になっていない場合です。

 

室内になっていない場合でも、ベランダに入るには引違い窓等の入り口があるので、サッシ面の雨仕舞が悪ければ漏水していまいます。

 

少し話がそれてしまったので戻ります。つまり笠木と呼ばれるベランダの手すり部分だけ、雨漏りをおこした場合、被害が二通りあるといったケースが出てくるという事になります。ベランダの外側と内側です。

 

それでは笠木からどの様に雨漏りを起こすかといいますと、ここも外壁の施工不良原因が圧倒的に多いです。笠木を被せる前に、サイディング材の場合なら【捨て板】といってサイディング材を裏返し等にして、張ってから笠木を被せる事が多いです。

 

しかし、捨て板を張っていない事や防水シートがきちんと張れていなかったり、破れている場合等があります。

 

外壁材を施工する前は防水シートを施工した状態で過ごす期間が1週間から1か月程あります。

 

また外壁を施工するまでは天端の上を跨いだり、行き来する事もあり材料の出し入れをベランダから搬入する時に防水シートが擦れたりする等して破れてしまう場合があります。

 

そのまま防水シートを張り重ねる等の処置をしなくては将来的に漏水を起こすリスクの一つになってしまいます。

 

とはいえ、よっぽどのケースでなければこの様な事態には至らないと思いますが、実際に私が経験した事なのでお話しさせて頂きました。

 

来週の雨漏り2時21分!は【雨漏り調査の重要性】をお話しさせて頂きます。また基本的なお話をさせて頂きますが、とても大切な事なのでぜひ聴いて頂きたく思います(*^▽^*) 

 

来週は10月29日(水)午後2時21分より放送します(^O^)/

10月15日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(ベランダからの雨漏りパート2)

こんにちは!小河です。先週も台風18号後の放送となりました。そして今回も台風19号の後の放送となりました。今月は規模の大きい台風が続く様に思います(*_*)

 

2014.10.15-1

 

先月の話なのですが、長男の運動会に行ってきました。親子競技はもちろん参加しました。種目は大玉ころがしでした(*^▽^*)

 

で、その時の写真はというと、撮り忘れていたそうです(+_+)残念

 

さて先週はベランダからの雨漏り事例として4つの雨漏り原因要素をお話ししました。まず外壁材、防水仕上げ、サッシ、笠木といったベランダに関係してくる4つの箇所ですね。

 

1つ目の外壁材からベランダの雨漏りに繋がる事例を一つご紹介いたします。

 

外壁材の納まり自体が原因の場合だとします。ベランダ内にも外壁材同士の繋ぎ目が存在する場合があります。その繋ぎ目にはコーキングと呼ばれる防水材が充填されていますが、そのコーキング材の劣化箇所からの雨漏り入り口の場合です。これもあくまで一つの事例になります。

 

では、2つ目にベランダ防水仕上げが原因の場合になります。

 

木造住宅で私たちの住む地域で最近良く使用されているFRP防水についてです。FRP防水の表面に膨らみができ、その膨らみ箇所が割れて漏水に繋がったという事例です。

 

滅多に無いとは思いますが、防水処理を行う前に大雨が降った後、ベランダ下地が乾く前、もしくは完全に乾いていない状態で施工された事が原因と考えられます。

 

新築の場合なら瑕疵保証が現在の建物には付いているので、建てた工務店さん等で対処してもらえるはずです。

 

3つ目のサッシが原因のベランダからの雨漏り事例の一つになります。

 

これは実際サッシの取付けが悪いと言うよりは、外壁の施工時に問題があるのですが、サッシ枠の廻りには防水テープと呼ばれる粘着層付のテープをサッシ枠廻りに貼り、外壁から雨水が侵入しても、室内のサッシへ雨漏りしない様に雨仕舞が施されますが、この防水テープの施工不足による漏水です。

 

この原因はただ一つきちんと防水テープが密着していない。という事になります。

 

最後の4つ目の笠木からのベランダ雨漏りに繋がるケースですが、これは長くなりそうなので、また来週という事になります( ̄▽ ̄)

 

来週の【雨漏り2時21分!】は10月22日(水)の午後2時21分からレディオキューブFM三重様にて放送されます。お時間会えばぜひお聴き下さい(^^)

10月8日【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(ベランダからの雨漏り)

こんにちは!小河です。皆様先週の台風18号の影響は大丈夫でしたか?

 

朝方4時ごろに風の音で、目が覚めましたが凄い風の音が響き渡っていました((+_+))

 

打って変わって昨日は綺麗な青空が津市には広がっていました(^O^) 

 

台風が過ぎた後は、いつも青空の様な気がします。

 

2014.10.8-1

 

上の写真は本日から屋根葺き替え工事を開始しました、津市高茶屋小森町のY様邸の屋根の上での工事前写真になります。

 

屋根の上に上っていても、最近キンモクセイの匂いが何処からともなく漂ってくるので気持ちの良い日を迎えれています(*^_^*)

 

そんな事言う様に思いませんか?笑 鼻炎ですが嗅覚は鋭い方だと自覚しております( ̄▽ ̄)

 

という事で、今日は外壁の雨漏り事例でも多い、ベランダからの雨漏りといった話をお話しさせて頂きたいと思います。まずベランダからの雨漏りと言っても大きく2種類あります。

 

1つ目が建物に最初からベランダが取り付けられている場合です。

 

そして2つ目が建物に後付けで取り付けられた場合の2種類です。

 

雨漏り事例として最も多いパターンは前者の最初から建物にベランダが取り付けられている場合なんですね。

 

では、建物に最初から取り付いているベランダとはどういった物かといいますと、外壁からベランダが前に張り出しているという事になります。その外壁材がサイディングと呼ばれる外装材なのか、主に鉄骨造に使用される事の多いALC壁なのか?

 

そして次にベランダ防水の仕様が私たちの地域の木造住宅で採用される事の多い、FRP防水と呼ばれる防水仕上げなのか、鉄骨造で採用される事の多い塩ビシート防水やウレタン防水、アスファルト防水といった物かを、まず確認する事が大切です。

 

次にベランダに入るには、まず勝手口や掃き出し窓の取付けが必ず必要になります。

 

勝手口や掃き出し窓を取り付けるのには、窓枠サッシを取り付けてからでないといけません。という事はベランダの雨漏り原因を考える上で外壁材、防水仕上げ、そしてサッシと3つの原因要素が浮かんできました。

 

まだ最後にもう一つあります(^-^;

 

笠木と呼ばれる箇所からの漏水もあります。建物からベランダが出ているという事はベランダの天端部分。つまり手すりが必要になります。大体ベランダ内の高さは1m前後の建物が多いので、ベランダ天端に笠木と呼ばれるカバーを被せないといけません。

 

次回は引き続き【外壁の雨漏り(ベランダからの雨漏りパート2)】についてお話したいと思います。ここ最近2週連続で続く傾向になってきましたが、ラジオでお話しさせて頂いている内容は、このホームページに大体は掲載しているので、お時間あれば過去にお話しした内容もご覧下さい(#^.^#) 

10月1日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(軒天からの雨漏りパート2)

こんにちは!小河です(^^) 昨日今日とクシャミが止まりません(*_*)高木親方いわく 季節の変わり目だからだそうです。

 

だとしたら、かなり敏感な体質という事になります 笑

 

それはさておき、最近事件が起きました。4時ごろ会社で仕事をしていたら一通のメールが、、、

 

嫁さんからでした。「次男がガラス割ってしまった(-_-;)」

 

2014.10.1-1

 

直ぐに電話したら不幸中の幸い、自分の家のガラスでした。人のお家や誰かを怪我させなかった分、 まだ良かったのかな?と思いました。

 

とはいえ私は辛いですが(泣)

 

次男はたーっぷり嫁さんに怒られているので、私の役目は同じ事を繰り返さない様に諭す事だと思い問いかけました。

 

私は次男に「何しようとしとって割れたん?」と聞いたら「ガラスの前に缶を並べて、それを石でこかす」という考えたら結果が見える、何とも危ない事をしていたので、結局少し怒ってしまいましたが、本人はだいぶ反省している様でした( ̄▽ ̄) 

 

少し前置きが長くなってしまいましたので、本題に入りたいと思います。

 

先週に引き続き今回の【雨漏り2時21分!】は軒天からの雨漏りパート2です。前回は軒天の施工順による雨漏りの原因といった話で終わってしまったので、どういった条件で雨漏りが起こるのか?というポイントを今日はお話させて頂きます(*^_^*) 

 

まず雨漏りが起きやすくなる条件の一つとして、軒天の施工法がポイント1となります。軒天を張る理由の一つとして最も大切な役割を持つ【軒裏換気】という役目を軒天は果たさなければなりません。

 

軒裏換気とは空気の入り口を作る事です。どこに空気を入れるかといいますと屋根裏になります。現在の建物は気密性・断熱性が高い分に、屋根裏の換気をきっちり行わなければ内部結露といった問題が発生するからです。

 

軒裏換気を行う為の換気材は数種類ありますが、最も多く採用されている換気材の一つに【有孔板】と呼ばれる軒天換気材があります。

 

一般的な軒天の素材はケイ酸カルシウム板といって、俗にケイカル板と呼ばれています。ケイカル板タイプの軒天材には無孔板と有孔板の2種類が基本的にラインナップされています。

 

無孔板とはフラットな軒天材で、有孔板とは3,4mm程度の丸い穴がたくさん空いている軒天材です。

 

この丸い穴がポイント2となります。軒裏へ空気を入れる役目を果たしてくれますが、時には雨を軒裏へ侵入させてしまう場合もあります。

 

現在の建物は軒天の仕上げ方について、改善されているケースが多いので、一概には言えませんが、今から10数年前までの建物だと雨が吹き込みやすい箇所に、有孔板が張ってあったりと将来雨漏りのリスクが高くなる仕上げ方が多いように思います。

 

来週は【外壁の雨漏り(ベランダからの雨漏り)】についてお話したいと思いますので、お時間のある方はぜひ10月8日の水曜日午後2地21分!から放送される【雨漏り2時21分!】をお聴き下さい(*^_^*) 

9月24日【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(軒天からの雨漏り)

こんにちは!小河です。今日はお昼から雨が降り始めました。

 

ラジオ内でもお話しするのですが、大抵【雨漏り2時21分!】の時は雨が降っている事が多いです( ̄▽ ̄) たんなる偶然なのか?もしくは私が雨男なのか?

 

台風16号は温帯低気圧に変わったそうですが、ほぼ同時に台風17号も発生したそうです。

 

それはさておき、 本日の外壁の雨漏り事例は軒天からの雨漏り。といった内容をお話しさせて頂きました。

 

皆様は軒下っていう言葉を耳にした事はありますか?

 

軒下の場所をイメージするとしたら、少し古いかもしれませんが急に雨が降ってきた時に、雨宿りする場所ですかね。

 

軒下に入り、建物の壁際に立つという事になります。上を見上げると外の天井があります。軒裏に天井板が貼ってあるので軒裏天井。つまり軒天と呼びます。

 

ですが和風建築の場合は軒裏に化粧杉板が張ってあるので、今回の軒天からの雨漏りとは少し違ってきます。

 

今回の軒天からの雨漏り事例ですが、どの様な時に軒天から雨が侵入し雨漏りを起こすかといいますと、最初のポイントの一つに建物の形状が入ります。主に洋風住宅や現在の和洋風住宅といった建物に軒天板の施工が多く見られます。

 

次のポイント2に軒天の施工順になります。軒天とは外壁と必ず交わってきます。少しおおまかな表現になりますが、新築を建てる場合、建て方が終わり、屋根工事が終わり、次に大工さんの本格的な造作工事や外壁工事が始まります。

 

その時に軒天を張ってから、外壁を施工するのか?または外壁を貼ってから外壁に軒天下地を組み、軒天を張るのか?また軒天を張る軒裏の仕上げが水平なのか?屋根の勾配に合わせて貼るのか?

 

少しややこしくなりましたが、私の思う軒天からの雨漏りといった問題を防ぐ、理想の仕上げ方が最初に外壁を張り上げてから、外壁に軒天下地を柱位置で組み、屋根の勾配に沿って軒天を張り、軒先換気部材で仕上げる方法が良いと思っています。

 

ここまで話して、どういった時に軒天から雨漏りが起こるのかを、まだお話できていないので、続きは来週の雨漏り2時21分!でお話させて頂きたいと思います。今回の軒天からの雨漏りポイントは施工順でした。次回は軒天材の選択、換気方法についての内容になります。

 

来週の【雨漏り2時21分!】は10月1日(水)午後2時21分からです(^^) お時間あればぜひお聴き下さい(*^▽^*)

9月17日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(コーキングによる施工不良)

こんにちは!小河です。先月の雨続きが嘘の様に、今月は良い天気が続きます。昨日は特に暑かったです。

 

現在、津市白山町二本木で屋根葺き替え工事に取り掛かっているK様邸の様子を見てきました。トラックの出入りができないので、材料を皆で手運びしました(*^_^*) 

 

軽量瓦のルーガ雅といえど全部で900枚あったので大変でした(+_+)

 

2014.9.17-1

 

カメラを向けると二人とも笑顔でこっちを向いてくれました(#^.^#)最近はカメラを向けると自然と良い表情になってくれます 笑

 

さて、今日の【雨漏り2時21分!】は外壁の雨漏り事例としても多いコーキングの施工不良による雨漏りをお話させて頂きます。

 

皆さんはコーキングという名前を聞いたことはありますか?コーキングとは外壁だけでなくお風呂場やトイレ、キッチン水回り関係の場所にも使用されているんですね。もちろんその他様々な場所にも使われる万能な防水材になります。

 

ではサイディング材の場合、どの場所に使用されるか少し細かく説明させて頂きます。サイディング材の繋ぎ目や窓サッシ廻り、または換気扇等の開口部廻りの目地と呼ばれる隙間に雨が入り込まない様にする為にコーキング材を充填します。

 

そのコーキング材を充填する工事ですが、もちろん手順というものがあります。

 

コーキングを充填する箇所の廻りには、マスキングテープといってコーキング材を充填する箇所以外に付着しない様に、又はみ出さない様に養生を行います。

 

次にコーキングを充填する前に密着性を高める為、プライマーと呼ばれる下地材をコーキング充填箇所に刷毛を使い塗ります。ここが一つのポイントになります。実際プライマーをきちんと塗らずにコーキングを充填すると密着不良や将来のコーキングの寿命に大きく繋がります。

 

プライマーを塗らないとどの様な影響が出てくるかといいますと、代表的な物でコーキングのはく離が起きます。

 

はく離が起こると当然雨は目地から侵入してしまいます。

 

窯業サイディングを直貼りしている場合だと、防水シートが貼ってあっても、雨水が溜まってしまうと防水シートからも漏水を起こし柱を腐食させてしまう事が実際あります。

 

基本コーキングの寿命はきちんと施工された上で約10年だと思います。表面的なコーキングの変色や厚みの痩せなどはありますが、それは経年劣化として防ぎようのない部分でもあります。

 

来週は【外壁の雨漏り(軒天からの雨漏り)】についてお話したいと思います。お時間のあう方は、ぜひレディオキューブFM三重をお聴き下さい(*^_^*)

9月10日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(直貼りによる凍害)

こんにちは!小河です。よーやく秋晴れといいますか天気の良い日が続きそうですね(*^_^*) 朝晩も少し肌寒くなってきました。

 

日中はまだまだ暑いですが、それでも涼しくなってきているので作業もはかどる。と高木親方も言っています( *´艸`)

 

個人的には日本の四季の中で、秋が1番好きです。食欲の秋、読書の秋スポーツの秋。等と色々な【秋】がありますが、私が秋を1番好きな理由は3月から続く、スギ・ヒノキ・イネ花粉から完全に解放されるからです。

 

解放の秋?自分でもよく意味が分かりませんが、花粉の粉が舞うCMを見てくしゃみでるぐらい重症です(*_*)とにかく今は頭がフル回転します。後、今年も3か月です。気を抜かずに頑張ります\(^o^)/

 

今日は先週の外壁の直貼りによる内部結露から続く、外壁の直貼りによる凍害といったお話をさせて頂きます。凍害とはサイディングと呼ばれる外壁材を直貼りした時に、壁内に湿気や熱気が溜まり内部結露を起こし、その結露をサイディング材が吸水し、表面のはく離に繋がる事を凍害と呼びます。

 

2014.9.10-1

 

凍害を起こしているサイディング材は補修する事が不可能に近いです。

 

なぜかといいますとサイディング材の表面が凍害により剥がれているという事は、サイディング材自体が湿気等を吸水し膨らんで劣化している為に、中身がボロボロになっているからです。

 

つまり凍害を起こしていると張替えが必要になってきます。直貼り工法で最も凍害を起こしてしまう箇所は水回り部分やずっと日影が続く場所等です。

 

実は通気工法でサイディング材を施工されていても凍害を起こしてしまうケースがあります。2年ほど前に「外壁が剥がれているから見に来てほしい」と言われた事があり、現場調査へと伺いました。

 

凍害を起こし剥がれている所は1階のお風呂の窓の下部分です。水回りは特に湿気も多くなるので結露も起きやすくなります。

 

ですが通気工法です。色々な原因要素が浮かびます。凍害付近のコーキングと呼ばる目地材も完全に痩せて切れています。漏水は起こします。それでも確実な原因は正直分かりませんでした。

 

凍害については雨漏り原因を調べる散水試験では分かりません。日数や年数をかけて少しづつサイディング材が劣化していくからです。

 

お客様に凍害を起こす要因だけをお話しました。確証を得ないまま伝えるのはこちらも少し不安だったのですが、そのお客様は外壁の張替えを行いたいから工事をお願いします。といって頂き、サイディング材を剥がし張替えを行う事になりました。

 

いざ剥がしてみると、私の予想は大きく外れました。

 

2014.9.10-2

 

なんとお風呂場廻りだけ断熱材が入っていませんでした。最初に防水シートを貼ったので、後から入れれないのか、入れなかったのか。どちらにしても手抜き工事です。通気工法といっても断熱材を入れる等、基本的な事を前提の上でです。

 

まさか断熱材が入っていないとも思っていなかったので本当に驚きました。もちろん断熱材は外壁張替え工事中にきちんと入れさせてもらったので、もう大丈夫です。

 

雨漏り修理は本当に色々な経験をさせてもらえます。これからも雨漏り原因を追究する時は固定観念に縛られず、様々な角度から物事も考えれる様に日々勉強中です(*^▽^*)

 

来週は【外壁の雨漏り(コーキングの施工不良)】についてお話したいと思います。毎週水曜日の午後2時21分は【雨漏り2時21分!】を広瀬隆さんのラジオ魂内にてお届けしています。ぜひお聴き下さい(^^)

9月3日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(直貼りによる内部結露)

こんにちは!小河です。相変わらず天気が優れない日が続きます。明日明後日と天気予報では雨が続いています(*_*)

 

8月は本~当に雨が降りました。あっという間に9月に入り、今年も後3か月です。そして我が家の食卓事情ですが、昨日の夕食に早くも鍋が出てきました。

 

結婚して9年目です。大体分かります。おそらく鍋が続くでしょう、、笑

 

とはいっても鍋は美味しいから嫌ではないんですよ( ̄▽ ̄)

 

2014.9.3-1

 

※夏休み最後の8月31日に大阪へ行ってきました。写真が暗いと言われ残念です。

 

さて今週は直貼り工法による内部結露といったお話をさせて頂きます。直貼り工法って何?といった疑問が出てくると思いますので、簡単に説明させて頂きますとサイディングと呼ばれる外壁材を建物の柱に直接ベタッと張り付ける施工方法です。

 

サイディングは昔の杉板の外壁材に比べて、気密性・断熱性と共に高いです。そして壁内には土壁の代わりに断熱材が入れられています。

 

断熱材のメリットとしては工期短縮ができ、断熱性も土壁に比べると高いです。また土壁よりもコストがかかりません。デメリットとしては土壁は燃えませんが、断熱材は燃えてしまいます。また燃えた時に有毒なガスが発生する物が多いといった点です。

 

つまりサイディング壁を柱に直接張り、そのサイディングの真裏に断熱材がぴったりくっついてしまうと、壁内に通気層が設けられないです。サイディングには石膏ボードの様に調湿性はありません。

 

調湿性が無いという事は湿気を吸ったり吐いたりしてくれません。という事はサイディングの裏側にも結露が起き、湿気や熱気がこもりやすくなってしまうのです。

 

では内部結露はどう気づくのか?といった点ですが、室内のクロス壁が剥がれてきたり、雨染みの様な跡が発生してきた時です。具体的にいいますと、クロス壁の下地材として石膏ボードは使用されています。

 

石膏ボードは湿気を吸いますが、湿気を吸うと膨らみ弱くなります。一般的な石膏ボードは湿気を吸うと乾くまでに時間がかかり、カビも発生しやすくなります。そういった要因があり、湿気があるとクロス壁の剥がれ等に繋がるといった点です。

 

極端な話ですが、直貼り工法といった施工方法を、現在の通気工法と呼ばれる壁内に通気層を持たせる工法に変えない限りは、内部結露が原因でカビが発生し、室内のカビ臭い匂いやクロス壁の剥がれは石膏ボードや断熱材を入れ替えても、根本的な解決には繋がりません。

 

今までの経験や理屈では、直貼り工法は内部結露のリスクが高いとされてサイディングの施工方法通気工法へと変わっていますが、直貼りだから必ず内部結露が発生するという訳ではございません。繰り返しますと内部結露が起こる可能性とリスクがあるという事になります。 

 

それでは来週は【外壁の雨漏り(直貼りによる凍害)】についてお話したいと思います。お時間があればぜひお聴き下さい(*^_^*)

8月27日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(防水シートの大切さ)

こんにちは!小河です(*^_^*) 今日はとても嬉しい出来事がありました。

 

以前、工事をさせて頂いたお客様からハガキを頂きましたので少しご紹介させて頂きます(^O^)

 

2014.8.27-1

 

工事後のアフターメンテナンスに伺わせてもらった時に、建物の基礎部分が濡れている。とお聞きし、基礎に関しては全くのド素人ですが基礎の雨漏り原因を調べるべく、収納庫の中から床下へと潜らせて頂きました。

 

一部の配管から水漏れが確認できたので、その趣旨をお伝えさせてもらっただけなのですが、こうしてハガキを頂けた事に感動しました(^^)

 

こうして自分が体験した感動を、形は違えど私たちはお客様に日々提供できる様に自分達なりに考えていきます。

 

それでは先週の続きになります。先週はサイディングと呼ばれる外壁材の種類をご紹介させて頂きました。

 

その中でも現在戸建て住宅で需要の多い、窯業系サイディングと呼ばれるセメント系のサイディングの歴史を少しお話しさせてもらった訳なのですが、結論が今から20年前は施工マニュアルがなかったという事です。

 

そうすると施工方法がバラバラな為、雨漏りや内部結露等の様々な問題が起こる訳なのですが、それよりもサイディングを施工する上で1番大切な作業が【防水シート】をきちんと張る事です。

 

今回の台風11号の影響で「雨漏りがしてきた」とお問合せを頂く事が多かったのですが、10日の夜から11日の午前中まで風も強い雨が降っていました。

 

そういった事からか外壁材からの雨漏りが特に多かったです。中にも今日お話しさせてもらう【防水シート】が張ってなく、雨漏りの影響をがひどく受けてしまったお家などありました。

 

2014.8.27-2

 

※防水シートも張れていなく、直貼りといった施工法のため凍害も起こしていました。

 

防水シートとは建物の躯体へ張ります。防水シートを張る意味は、壁内の湿気を屋外に排出し、壁内の結露を防ぐ効果や、壁内へ侵入した雨水を建物内へ入れない為です。窯業系サイディングは1次防水です。

 

どういう事かと言いますと、窯業系サイディングは年数が経つと、形が変形したり、外壁材同士の隙間が空いたり、サッシや外壁材の繋ぎ目に充填してあるコーキング材が劣化したりと、雨の漏水を引き起こす要因があります。

 

2014.8.27-3

 

また窯業系サイディングの場合。経年劣化でなくとも、強い雨風が外壁材同士の繋ぎ目に雨が吹き込めば、壁内に雨の侵入を許してしまいます。

 

これはどこの外壁材メーカーも施工店には伝えている事なので、雨は壁内に入る可能性がある事を十分に理解しないと、防水シート張りの施工もおろそかになります。

 

やはりきちんとした知識を持ち、施工する事が将来の外壁からの雨漏りを防ぐ明暗になるといっても大袈裟ではないと思います。

 

来週は【外壁の雨漏り(直貼りによる内部結露)】についてお話したいと思います。お時間会えばぜひお聴き下さい( *´艸`)

8月20日放送【雨漏り2時21分!】外壁の雨漏り(外壁材の種類)

こんにちは!小河です(*^▽^*) お盆過ぎたというのに、昨日今日とかなり暑いです。しかし昨日の夕立ちにはビックリしました。

 

屋根の解体をしていたのですが、雨養生をいつでも出来る様に準備をしていたので問題はありませんでしたが、冷や汗ものです((+_+))

 

2014.8.20-1

 

お盆期間中はずっと仕事をしていたのですが、合間を見つけて弾丸志摩スペイン村ツアーをしてきました( *´艸`)

 

10数年ぶりに行ったのですが、割に、、、。いやかなり楽しかったです(^^) 家族で出かけれるのは良いですね。今ひそかに日間賀島に行きたいなぁ~なんて思っています。 

 

それでは今日のラジオ内容に進みたいと思います。前回の屋根の雨漏りに引き続き、今日は外壁の雨漏りについてお話ししたいと思います。

 

皆様は【外壁】という言葉を聞いて、どの様な外壁を思い浮かべますか?

 

現在の外壁は大きく3種類に分かれます。

 

戸建て住宅の中で今需要が最も多いのがサイディングと呼ばれる外壁材です。そして次にALCと呼ばれる主に鉄骨に使用される外壁材です。3つ目はタイル壁です。しかしタイル壁は装飾壁なので外壁下地を必要とします。その外壁下地にはモルタル壁やサイディング、中にはALCも使用される時もあります。

 

 

つまりタイル壁にするには、外壁下地を必要とする為に高級というかお金が最もかかるのが、全体的にみてもタイル壁になります。

 

 

最初に戻りますが、戸建て住宅で需要が多いサイディング壁ですが、サイディングの中にも3種類あります。

 

窯業系といったセメントをベースにした外壁材。これが最もポピュラーです。次に金属系といった金属材の外壁材。今では断熱材を挟んだ金属外壁もあります。最後に樹脂系サイディング。樹脂でできているので軽いです。しかしこれもタイル壁と同じく装飾壁の部類なので、外壁下地を必要とします。

 

今から40年前の建物の外壁は土壁にトタンの外壁材が多かったです。時代の変化と共に土壁の建物も減っていき、トタン壁に代わる新たな外壁材として窯業系サイディングが約30数年前から出回ってきました。当時はきちんとした施工方法もなく、外壁を張る前の防水シートも施工されない時代でした。

 

 

窯業系サイディング自体に事例がなく、歴史がないので施工マニュアル等も存在しません。職人によって施工がバラバラなので、色々な不具合も起きてきます。それに伴い雨漏りも起きてきます。

 

という事で来週は【外壁の雨漏り(防水シートの大切さ)】についてお話したいと思います(^^) お時間ある方はぜひお聴き下さい(^O^)/

8月13日【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(ラバーロック工法による雨漏り2)

こんにちは!小河です。先日の台風11号の影響は皆様大丈夫でしたでしょうか?

 

10年に一度の降水量と言われていました。そして気象庁は9日午後、猛烈な雨となった三重県に対し「重大な災害が起きる恐れが著しく大きい」として、大雨の特別警報を出しました((+_+))

 

10日の夜から11日の午前まで風も強く雨も吹き込みました。10日の日に雨漏りを起こした方もみえれば、11日に雨漏りを起こした方と今回は様々な雨漏り事例及びお問合せを頂きました。

 

こんな台風の後は、、、。悪徳被害に遭う方がとても多いです。

 

「この間の台風11号で瓦がズレたかもしれない」「屋根の無料診断しますよ」等と様々なうたい文句で業者が訪れる事と思います。

 

結果。

・不適切な工事をして雨漏りが止まらなかった。

・逆に雨漏りを起こす原因が出来た。

・雨漏りをしている事になった。

 

とこの様な問題が起きない為にも、今日のラジオでお話しする内容は役立つ事と思います(^^)

 

前回はラバーロック工法(瓦のズレ止め)による耐震性の事実をお話させて頂きました。今日はラバーロック工法による【雨漏り修理】の事実をお話しします。

 

2014.8.13-1

 

※ラバーロック工法により雨漏りが悪化してしまった例です。(津市X様)

 

なぜラバーロック工法をしたら雨漏りしないのか?とても安易な発想なのですが、瓦の繋ぎ目にコーキングを充填すれば瓦に雨が侵入しなくなる。

 

ただそれだけです。

 

そもそも瓦には排水機能が各瓦形状によって考えられていますが、そこをコーキングで埋めてしまっては意味がありません。

 

また一般の方にも誤解を招きやすいのがホームセンターにも瓦用コーキングとして陳列しているから余計に紛らわしいです。瓦補修としてコーキングを使用する事もありますが、根本的には部分的であって使う場所が違います。

 

2014.8.13-2

 

※ラバーロック工法により雨が屋根裏に侵入しやすくなった例です。(津市X様)

 

瓦のズレによる大きな隙間は別としますが、先にもご説明しました通りに、瓦同士の隙間には排水や通気を果たすといった大切な役割があります。そこをコーキングで塞がれると、雨はコーキングで塞いだ場所からは侵入しませんが、別の場所から侵入すれば雨は瓦内に溜まってしまい逃げ場がなくなります。

 

つまり雨漏り修理どころか、ラバーロック工法を行う事で、新たな雨漏りを起こす原因へと繋がります。

 

またラバーロック工法は材料費がほとんどかからないのも事実です。そして作業も屋根にのぼれれば極端な話、素人でもできます。そしてラバーロック工法の工事費はバラバラです。基本的な目安さえありません。

 

同じ建物でも業者によっては20万円でする所もあれば100万円でする所もあります。

 

まずは見知らぬ業者が訪れても、信用しない事が大切です。そして我が家にインターネットがなくても、携帯を使えば何でも調べる事は可能です。

 

調べるというのは、とても大切な事です。それだけ悪徳被害に遭わずに未然に防げる可能性が広がります(*^_^*)

 

これで屋根の雨漏りシリーズは一旦終えます。来週からは第2章の【外壁の雨漏り】に移りたいと思います。

8月6日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(ラバーロック工法による雨漏り1)

こんにちは!小河です(^O^)/ 昨日今日と本当に暑いですね~

 

そんな暑い日もつかの間、明後日から4日間も雨マークです(+_+)

 

8月ってこんなに雨降りましたか?夏なんで夕立でザっと雨に降られる事はありますが、、、。 

 

天気の都合はお天道様に聞かないと分かりませんね(笑) 

 

今日は【屋根の雨漏りパート10】という事でラバーロック工法による雨漏りを2部に分けてお話したいと思います。

 

2014.8.6-1

 

ラバーロック工法とは【瓦のズレ止め】です。よくこの工法を「耐震工事」や「雨漏り修理」と聞いて過去に工事を契約してしまった。 というお客様と出会う事もたびたびあります。ラバーロック工法に「耐震性」や「防水性」は求められず、むしろ効能は逆です。

 

まずラバーロック工法が世の中に普及しだしたのが、19年前に起きた阪神淡路大震災以降です。瓦=重たい=危険。と断片的な情報が一人歩きしました。その背景には地震に遭われた全体の8割の方が瓦屋根住居の下敷きになったからです。

 

原因の一つとして老朽化された瓦屋根住居が多い事も事実ですが、元から近畿地方は地震が少なく、万が一地震が発生しても大丈夫だろう。といった誤解が広まっていた事も理由の一つだそうです。つまりそういった考えの元で建物の耐震対策をされる方は少なかったそうです。 

 

それではなぜラバーロック工法が危険なのか?瓦が台風で飛ばされないから固定した方が安心ではないのか?

 

今でこそ瓦は釘で留めつけていますが、昔は土の粘着で瓦を固定していました。そこには先人の知恵があります。まず一つに土によりもたらされる断熱性、通気性です。雨が瓦内に入っても屋根土が吸収してくれます。

 

そして地震が起きた時に屋根瓦を地面に落とす事で、建物の倒壊を防ぎ、人や家財を守るという考えが根底にはありました。

 

本来、地震が起きた際に瓦を落とす予定が、ラバーロック工法により瓦が1枚1枚ガチガチに固定されていたら、、、?それこそ瓦の重量が全て建物にかかります。危険な話です。しかしそれも木造住宅の老朽化があっての話です。

 

そしてラバーロック工法を勧める業者は、老朽化された建物にこそ特に勧めます。 勧めやすいからです。家も古くなってきたし瓦屋根だから大きな地震が来たら怖いな。という潜在的に感じている恐怖を煽るのです。

 

今週は少し屋根リフォーム業界のグレーな話をしましたが、とても大切な事なのでお話しました。大切な我が家を託される以上、何でもお金になれば良いという訳ではないですからね(+_+)

 

来週は【屋根の雨漏り(ラバーロック工法による雨漏り2)】です。お時間あればぜひお聴き下さい(*^▽^*) 

7月30日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(カラーベスト屋根雨漏り)

こんにちは!小河光司です。昨日の夜はすごい土砂降りの雨が一瞬ですが降りましたね。

 

又やってしまいました、、、。車の窓を開けっ放しにしておいた事を忘れて会社でカタカタとパソコンをしていたら、外で凄い音が聞こえています。

 

おいおいトラックの荷物大丈夫かな~?と見に行ったら自分の車の中が水浸しになっていました(+_+) 

 

という間抜けな所があります(苦笑)

 

では本日は【屋根の雨漏りパート9】という事でお題はカラーベスト屋根の雨漏りのご紹介です。

 

2014.7.30-1

 

※カラーベスト屋根はこんな屋根です。↑↑↑

 

カラーベスト=商品名です。カラーは色、ベストはアスベストの略語です。

 

しかしアスベストは健康被害を及ぼすなどの人体に悪い影響がでる事から10年前からはアスベストを用いずに現在の、カラーベスト屋根は作られています。

 

ではなぜ?そんな体に悪いアスベストが使用されていたかと言いますとアスベストは当時「魔法の鉱物」と呼ばれる程、さまざまな物に適応でき建築資材としては断熱性や耐久性、軽量といった特徴がアスベストにはある事から、瓦より5分の1の厚みで瓦屋根と同等の断熱性を誇る事が実現されました。

 

戻りますが、カラーベストはその名の通りに塗装された商品です。いずれ再塗装が必要という事になります。目安としては10年を基準に再塗装が必要と言われています。

 

カラーベストの塗装。これが今回の雨漏りポイントです。塗装して雨漏り?なんて事が実際あります。

 

2014.7.30-2

 

カラーベスト屋根は屋根下地合板に直葺きしていきます。下から上へと重ねていきます。ぴったりくっついている様で、カラーベストの重ね箇所は隙間は数ミリ程度あります。

 

2014.7.30-3

 

この隙間を屋根塗装の際に塗料で埋めてしまうと、屋根全体が魔法瓶の様になってしまい、屋根裏の熱気や湿気が逃げずに屋根下地合板を痛め、最終内部結露といった雨漏りに繋がります。

 

もちろんカラーベスト屋根に適した屋根塗装を行えば、雨漏りの心配は起きません。屋根の構造も理解している塗装屋さんなら、屋根を塗装しても何の問題も起きませんのでご安心下さい(^O^)

 

来月の8月6日放送の雨漏り2時21分!は【屋根の雨漏り(コーキング)】になります。

 

7月23日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(天窓)

こんにちは!小河です。梅雨明けしました!!夏本番です。

 

夏といえばBBQ(*^▽^*)

 

という事でさっそく21日(海の日)の日に義兄の家族の新居でBBQを行ってきました。やっぱり外で食べるご飯は美味しいですね~

 

肉が半生でも美味しく感じます(笑) 義兄の家は鈴鹿なのですが、近くに馬がいる事は知っていたので子供たちを連れて見にいってきました。

 

2014.7.23-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左上の写真は義兄の可愛い~長女です(*^_^*) ちなみに私が抱っこしています。長女の手は馬の耳をガッシリと掴んでいます。笑

 

右の写真は小河家の長男、次男です。馬を触るのが初めてで大興奮していました。毛並み?毛艶?もとても綺麗で、馬も大人しくて良かったです。

 

それでは本日水曜日は【雨漏り2時21分!】の放送日という事でレディオキューブFM三重まで行ってきました。屋根の雨漏りシリーズ第8弾。今回は【天窓】についてお話してきました。

 

【天窓】とは屋根の明り取りになります。日当たりが悪い条件でも屋根に天窓を取り付けると、それだけで明るくなります。ちなみに天窓をトップライトと表現する事もあります。

 

まず【天窓】とはどの様な物かといいますと、主に2種類ございます。

・窓サッシタイプ 採光性だけでなく通風性もとれる物もある。

・瓦タイプ    瓦屋根の場合で採光性だけを考えた【天窓瓦】といってガラス製の瓦と同じ形を

         した天窓瓦。

 

雨漏り事例として天窓からの漏水といったケースもあります。天窓からの雨漏りには大きく3つの原因が考えられます。

 

一つ目が【天窓自体の劣化】

二つ目が【施工時の雨仕舞不良】

三つめが【天窓廻りの板金材の劣化】 

 

まず一つ目の天窓自体の劣化ですが、100%雨漏りを起こさないというサッシは存在しません。壁に付くサッシと屋根に付くサッシでは、屋根に取り付けられた方が雨漏りを起こす確率は上がります。

 

それは屋根の傾斜に沿って斜めに取り付けられる分に、雨水やゴミ等がサッシの形状によって淵等に溜まる事もあり、そうするとサッシ廻りのパッキン材の劣化に繋がり、雨漏りを起こす原因になるという事です。これが天窓自体の劣化原因の一つです。

 

次に施工時の雨仕舞不良。とだけいうと職人さんの技術不足だけの様な気がしますが、実際そうではなく設計ミスという事もあります。天窓の採用にいたっては「明るくなるし、通風性も良くなる」という好みや発想と「天窓は雨漏りする可能性が高い」という事実もしっかり認識していて、雨仕舞に長けた設計士さんが設計しているかも大事だと思います。

 

2014.7.23-2

 

※上の写真はガラス瓦です。(モニエル瓦の天窓瓦)

 

最後に天窓廻りの板金材の劣化とありますが、ガラス瓦なら、それほど表面の雨仕舞処理にも困りませんが、天窓サッシだと天窓サッシ周辺に使用する屋根との繋ぎ目が必ず発生します。

 

その時に雨仕舞処理として板金材を使用しますが、その板金材を取付ける時の施工不良であったり、経年劣化によりコーキングなどが切れ、雨が侵入し漏水を起こすといった原因です。

 

それでは来週は【屋根の雨漏り(カラーベスト屋根雨漏り)】です。お時間あれば7月30日(水)午後2時21分より放送されるので、ぜひお聴き頂ければと思います(*^▽^*)

7月16日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(棟板金)

こんにちは!朝からセミの声を今年初めて聞いて、夏を実感しだした小河光司です。

 

今この記事を書いていて思い出した事があるので嫁さんに電話して、ある画像を送ってもらいました 笑

 

2014.7.16-1

 

おお!これは!そうですまさにセミの脱皮の瞬間です(^O^)

 

嫁さんが実家に寄った時に家の外壁に止まっていたそうです。ちょうど脱皮をしている途中で携帯のカメラで撮ったそうです。神秘的ですね~

 

2014.7.16-2

 

よく頑張りました(*^▽^*) 私も一緒に脱皮の瞬間を見たかったです。これから1週間力一杯生きてくれよ~!!

 

さっきセミの声を聞いてこの写真を思い出したので、今ホームページをご覧になられているあなたにも見て欲しかったのです(#^^#) 

 

先週の7月最大の台風とも言われていた台風8号も直撃する事はなく一安心です。台風や突風が訪れた時に屋根で多い被害が【棟板金】が飛ばされた。といった台風や突風ならではの屋根の被害です。

 

まず【棟板金】とは?屋根の雨漏り第三回でお話しした【棟・隅棟】と呼ばれる屋根材と屋根材が水平に交わっている個所を【棟】と呼び【隅棟】とは斜辺に下りながら屋根材と屋根材が交わってくる箇所を呼びました。

 

【棟板金】は金属屋根(横葺き・立葺き)やカラーベスト屋根専用の棟雨仕舞部材です。

 

2014.7.16-3

 

金属屋根(横葺き・立葺き)やカラーベスト屋根は瓦屋根の様に屋根材に厚みがありません。写真の上の板金材が【棟板金】です。この板金材は屋根面にピタッとくっ付きます。

 

どうやって留められているかといいますと、、、。

 

2014.7.16-4

 

【棟下地】と呼ばれる木下地です。【棟板金】は施工時に釘で留められる事も多く、そして棟下地は木を使用しているケースがほとんどなので、年数が経てば経つほど下地の木が弱くなるリスクがあります。

 

すると【棟板金】を固定している釘が抜け落ちたり、ただ刺さっている状況になる事も少なくありません。

 

2014.7.16-5

 

雨風は【棟板金】と屋根の隙間に吹き込みます。施工状況によっては上の写真のように棟下地を腐らせる事もあります。このような状態で台風や突風が吹けば【棟板金】は飛ばされてしまいます((+_+))

 

それでも【棟板金】は比較的修理が容易なので、コストもかからずに済みます。そして固定方法は釘止めではなくビス留めに最低限変えておく必要がありますね(^O^) 

 

来週は【屋根の雨漏り(天窓)】をご紹介したいと思います(*’▽’)

7月9日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(太陽光発電)

こんにちは!現在大型で強い台風8号がきているそうです。7月では「最強クラス」なんていう風に今朝のニュースで報道されていました。

 

大型の台風が来るという事で、私たちも現在取り掛からせて頂いている現場の足場養生シートや屋根材料の台風養生を済ませてきました(^O^)

 

お家の周りに置いてあるプランターや鉢植え、傘立て等も台風で吹き飛ばされる可能性があるので皆様も十分注意をなさって下さい。台風が過ぎると梅雨明けしそうな感じですね(*^_^*) 

 

2014.7.9-1

 

本日は今流行りの太陽光発電について、その裏に潜む雨漏り問題についてお話したいと思います。太陽光発電は設置方法が二通りあります。陸に設置するタイプ(メガソーラー等)と屋根や屋上といった建物の上に設置するタイプの物です。

 

もちろん陸に設置して雨漏りが起こるなんて事はありませんので、屋根や屋上といった建物の上に設置する太陽光発電によるトラブル事例のご紹介です。

 

では屋根に太陽光を設置してなぜ雨漏りを起こすのか?私なりの答えがあります。それは屋根に関する知識、雨仕舞の方法を知らずに施工する業者が増えたからだと思うのです。国も補助金を出すなどして太陽光発電に対する需要はここ数年で一気に伸びました。

 

すると需要と供給のバランスが崩れ、本来屋根に詳しくない他の業界まで参入してきます。こうなってくると屋根にただ太陽光を設置していくだけとなり、最悪の場合【雨漏り】というお客様からすれば思ってもみない二次被害が訪れる事となります。

 

また太陽光発電を乗せるのは悪い事ではありませんが、我が家の屋根材や屋根の使用年数によっては太陽光を乗せる事で、簡単には屋根のメンテナンスはできなくなりますし、将来雨漏りを引き起こしかねないケースもあると思いますので、まずは屋根に知識がある専門業者に一度ご相談するのがベストだと思います(^O^)

 

それでは来週のテーマは【屋根の雨漏り(棟板金)】をご紹介したいと思います。お時間のある方はぜひお聞き下さい(*^_^*)

7月2日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(壁際)

こんにちは!小河 光司です。今日はかなり蒸し暑いです。午前中は会社で仕事をしていたので、お昼ご飯を家で食べるために帰ったら庭先で育てているミニトマトがグターッとなっていて慌てて水をあげました((+_+))

 

よく考えると水は毎日あげているから、ただ日に当たりすぎていただけなのかも知れません。、、、笑

 

まだ小さな鉢植え二つですが、家庭菜園?をしだすと犬の散歩をしていても自然と他所の家庭菜園の方へ目がいきます。このまま興味が続きそうならもしかして趣味の一つへなるかも知れません!?(現在、無趣味です(^-^;)

 

それでは本日は【屋根の雨漏り(壁際)】のお話をさせて頂きます!

 

【壁際】とはつまり外壁と屋根の繋ぎ目部分の事をいいます。その外壁の際部分で【壁際】と呼びます。総二階と呼ばれる外壁がでっぱったりしていない建物には【壁際】は存在しません。

 

2014.7.2-1

 

雨漏り原因の一つとしても【壁際】からの雨の侵入は多いです。桁(けた)方向といって水平の壁際には雨が侵入しない様にしっかりと雨仕舞を行わなければなりません。

 

また流れ方向といって上の写真の様な、屋根の斜辺に沿っている壁際部分は雨も侵入しやすいので、万が一雨が屋根瓦内に入っても屋根の先端部分。つまり軒先に取り付けられておる雨樋まで雨を流れる様にする雨仕舞を行わなければなりません。

 

それがきちんとできていないと、、、

 

2014.7.2-2

 

雨により流れた屋根土が軒先に溜まり、屋根下地合板等を腐食させてしまいます(*_*)

 

詳しくは→【屋根葺き替え工事・コロナ デクラ屋根システム】三重県津市高野尾町N様邸

 

屋根のリフォームの場合は、新築時以上に【壁際】の雨仕舞処理が必ず重要になってきます。

 

それでは来週も屋根の雨漏りパート6へと続きます。次回のタイトルは【屋根の雨漏り(太陽光)】 です。今流行りの太陽光発電、その裏に潜む雨漏り問題をお話ししたいと思います(*^_^*) 

6月25日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(緩勾配)

こんにちは!小河 光司です。 最近とても嬉しい事があります。それは【雨漏り2時21分!】を聞いて下さった方からのご相談が増えた事です(*^。^*)

 

ラジオ番組はいつも5分ちょっとの短い時間です。お話しさせて頂く内容も限られてきます。それでも少しでも有益な情報をお話しできればと思い、毎週水曜日はレディオキューブFM三重様へお邪魔しています。

 

1番嬉しい事が「分かりやすい」と言ってもらえる事です。ただ基本早口なんで、もう少しゆっくり話す様に心がけます(^_^)

 

それでは本日は屋根の雨漏り。其の四【緩勾配屋根】(かんこうばいやね)についてです。 

 

2014.6.25-1

 

緩勾配屋根(かんこうばいやね)とは?

 

字の通りですが、緩い勾配と書きます。勾配とは屋根の傾斜の事を勾配と呼びます。

 

屋根の勾配では角度に決まりがあります。角度の呼び名として、4寸勾配や5寸勾配と呼ばれる勾配の角度があります。

 

直角三角形で例えると、底辺が1mとした場合に高さが40センチ上がったとします。そうした時に辺の傾斜部分を4寸勾配と呼びます。5寸も同じで高さが50センチ上がれば5寸勾配です。

 

基本瓦屋根の場合は4寸~5寸勾配が私個人としてはベストだと思います。3寸勾配といった低勾配の屋根にも対応している屋根瓦は存在していますが、あまりお勧めはできません。

 

緩勾配屋根で雨漏りを起こす原因の内、経験上ですが約8割近くが不適切な屋根材(緩勾配に対応されていない)が使用されているといった事です。新築の場合から緩勾配屋根だとしたら、きちんと雨漏り対策等が施されている事が多いです。

 

しかし増改築の場合に不適切な屋根材が使用されているケースが圧倒的に多いのです。 一部屋ぐらいを後から増築した場合だと、屋根の長さや既存屋根の軒先(屋根の先端であり、低い所)が増築屋根の1番高い箇所になる為に、緩勾配屋根になりやすいのです。

 

2014.6.25-2

 

上の写真は緩勾配屋根に適していない屋根材が葺かれていた為に、雨漏りを起こしてしまった。天井裏の写真です。 

詳しくは→屋根の角度【屋根葺き替え工事・金属屋根たてひら】三重県津市久居牧町T様邸

 

快適な生活を送るべく、大金を支払って増改築した我が家が5~6年後に雨漏りしてきた!なんて事になったら大変です。増改築する時は、お客様が屋根を重要視される事は少ないですが、業者側はしっかりと知識を得ておく必要があります(*^。^*)

 

さて来週の雨漏り2時21分!のテーマは【屋根の雨漏り(壁際)】に進みたいと思います。お時間の会う方はぜひお聞き下さいね。

6月18放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(棟・隅棟)

今日も雨が降りました…。今日のラジオの冒頭でもお話しさせて頂いたのですが、雨漏り2時21分!の曜日になると雨が毎回降ります(@_@;)

 

まだ続けて3回ですが(笑)といっても今梅雨ですしね…。

 

毎回生放送なので、タイムリーな話が出来るので新鮮です(^_-)

 

さて今日の【雨漏り2時21分!】は屋根の雨漏り(棟・隅棟編)です。

 

2014.6.18-1

 

先週は屋根の【谷】部分の雨漏り事例でした。谷とくれば山!

 

山とくれば谷ですかね?何だか逆の様な気がしますが、今日は屋根の山部分【棟・隅棟】の雨漏り事例のご紹介です(^_-)

 

屋根のてっぺん。つまり頂点部分を【棟】と呼びます。現在築20年~30年以上を迎える瓦屋根住宅にお住まいの方なら、なんとなくでも分かってもらえると思うのですが【棟】と呼ばれる屋根の頂点部分は高くなっているのを見た事がありませんか?

 

2014.6.18-2

 

【棟】 は雨の侵入を防ぐ為に瓦を葺いてきたその上に【のし瓦】と呼ばれる長方形の瓦材を積み重ねていきます。棟を高くするのは瓦屋根としての美観を整える事も一つにありますが、根本的な目的は【棟】からの雨の侵入を防ぐ事です(^^)

 

ですので棟に積み重ねる【のし瓦】の段数が高くなれば、その分雨が浸透する可能性は低くなります。

 

2014.6.18-3

 

次に【隅棟】は屋根の頂点ではありません。【隅棟】と【棟】の共通点は写真上で確認できます様に、瓦と瓦が交わる部分に【のし瓦】を積み重ねて雨仕舞を行うといった点です。

 

【棟】は水平方向に対しての瓦同士の交わる部分であり、【隅棟】は屋根の流れ方向。つまり屋根の傾斜に沿った瓦同士の交わり部分の事を【隅棟】と呼びます。

 

【棟・隅棟】は雨風の侵入を防ぐ為に、基本高く上げる事が本来の目的でした。しかし年数が経つと【のし瓦】のズレ等により、雨は侵入してしまいます。

 

他に杉皮の下に【屋根ルーフィング】(防水シート)がきちんと敷いてなかったり、【隅棟】に関しては瓦の葺き方が悪く、瓦に流れ落ちる雨が全て隅棟内へ侵入してしまう葺き方がしてある等、原因は一概に言えません。

 

そんな話を詳しく明日は三重県総合文化センターでお話しさせて頂きます(*^。^*) 会場は13時過ぎから入れます。講座開始時間は13時半から15時半までの2時間です。

 

平日ですが、ご興味のある方はぜひお越し下さい。そして来週の雨漏り2時21分!のテーマは【屋根の雨漏り(緩勾配)】をお話したいと思います。 

6月11日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(谷板金)

こんにちは!小河です。今日は朝から雨が降り続けていますね。

 

午前中ラジオを聴いていたら、「本日は梅雨らしく雨がしっとりと降っています」とアナウンサーの方が言っていた言葉に妙に共感してしまい嫁さんに「今日は雨がしっとり降っとるな~」と言ったら「どうしたん?」と言われてしまいました(汗)

 

2014.6.11-1

 

しっとりと雨が降る様子を撮ったつもりですが失敗です、、、(笑)

 

今日の【雨漏り2時21分!】は屋根の雨漏り(谷板金編)です。

 

屋根の雨漏り事例としても多い【谷】部分。屋根の形によって【谷】と呼ばれる部分が出てきます。【谷】とは雨が流れる設計になっています。ここがポイントですね(^^)

 

なぜ谷が雨漏りを起こすのか?谷と呼ばれる部分には【谷板金】と呼ばれる板金材を加工して屋根の谷部分に雨仕舞処理として施工します。

 

以前、谷板金に使用される板金材として、最も多く使用されていたのが【銅】になります。その理由は鉄とは違い「錆びないから」と言われてました。

 

しかし錆びないと言われていた【銅】も年数が経つと【穴】があいてきたりします。結局、雨が流れる設計になっている谷部分に、穴があいていれば雨の入り口として、雨漏りを起こす可能性が一段と高くなる訳です(*_*) 

 

2014.6.11-2

 

谷板金の穴あき理由としての最大の原因が【電蝕】と言われています。

 

酸性雨による銅の酸化による穴あきも考えられますが、瓦に含まれる鉄分や釉薬瓦といって瓦の表面がツルツルに光沢のある瓦には釉薬(ゆうやく)といった薬品が混じっています。

 

それらが年月をかけ溶けだした雨水が、銅製の谷板金と接触し続けると谷板金の腐食が始まるといった訳です。

 

実際、上の写真を見てもらえると、雨が瓦を伝い良く当たる部分だけ黄銅色に変色を起こしています。そして銅自体が薄くなっていき穴あきに繋がります(+_+)

 

現在、谷板金を修理する場合は基本ステンレスを使用し、各谷形状にあった谷板金を作成します。錆びないと言われているステンレスでも、もらい錆びによる錆は発生しますし、錆の起こる条件も様々です。きちんとした知恵と施工方法で谷板金の雨漏り修理も解決します(*^。^*)

 

来週は【屋根の雨漏り(隅棟)】 をお話させて頂きますので、お時間合えばぜひお聞きください(*^^)v 

6月4日放送【雨漏り2時21分!】屋根の雨漏り(屋根瓦)

こんにちは!いよいよ本日から梅雨入りしましたね。なんでも聞く所によると今年は5年ぶりにエルニーニョ現象の到来だそうです。

 

5年前の2009年にエルニーニョ現象の発生で九州地方では土砂崩れや浸水被害が発生したそうです。簡単に説明させて頂きますと【集中豪雨】や【長梅雨】など雨降りの日が通常の梅雨時期よりも長引くために色々な2次災害が起こるそうです(@_@;)

 

という事で6月最初のテーマは【屋根の雨漏り】です。屋根と聞くと=何を思い浮かべますか?

 

おそらく皆様は【瓦】って思われる方が多いのかな?と思い今回は【屋根瓦の雨漏り】についてお話しさせて頂きました。

 

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屋根=瓦。と感じるのが三重県は瓦屋根の住宅がとても多いと感じるからです。実際まだ修業中だった頃も、瓦屋根の現場ばかりでした。

 

これが東北地方に行くと、全く瓦屋根は見かけずに【金属屋根】ばかりです。地方によって風土も異なりますので、屋根に使われる(選ばれる)材料は違ってきてもおかしくはないですよね。

 

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上の写真は【土葺き工法】で施工されている瓦屋根になります。

 

今から約20年前までの瓦屋根はほとんどが【土葺き工法】により屋根瓦が葺かれていました。写真を見てもらうと分かるのですが瓦は【屋根土】だけで固定されています。

 

だから危ない。とう話ではないです。しかし年数が経つと土の粘着も弱くなりますし、部分的には長年瓦内に吹き込んだ雨風で屋根土が痩せてサラサラになってしまい瓦がズレる原因の一つにもなります。

 

ただここで瓦のズレを直すといっても、注意しなければならない事がございます(*_*)こういった話を今月の6月19日(木)の午後13時半より、三重県総合文化センターで【屋根リフォームで失敗しない市民講座】を開催しますので、ご興味のある方はお気軽に参加下さい(^_-)

 

来週は【屋根の雨漏り(谷板金)】になります\(^o^)/ こちらもぜひお聞き下さい(^^)

5月28日放送【雨漏り2時21分!】止まらない雨漏り

こんにちは!小河 光司です。今日は夏かと思うくらい暑い1日でしたね(*_*) 車に乗り外の気温を見たら31℃でした。

 

真夏日はもっと気温が上がりますが、今から暑くなってくるぞ!という季節が一番堪えるかもしれません(笑)

 

さぁ今日も津市観音寺町のFM三重放送まで【雨漏り2時21分!】のラジオ収録へ行ってきました。今日お話しさせてもらった内容は5月最後のテーマとなる【止まらない雨漏り】です。

 

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ここで止まらない雨漏り。と聞くと皆様はどの様な事を思い浮かべますか?

 

様々な事が思い浮かんだと思いますが、ポイントは【止まらない】という事になります。つまり以前に修理したが雨漏りが直っていない。という事になりますよね(*_*)

 

そういった事にならない様に、大切なポイントが3つあります。

 

1つ目・現場調査や実務調査(散水試験等)を行ってくれたか?

 

2つ目・きちんとした報告書を出してくれたか?

 

3つ目・専門業者であるか?

 

実は3つ目の【専門業者】であるか?どうかが最も大切なポイントになります。

 

例えば「雨漏りがしてきたわ!」雨漏りを発見し、修理する業者を探す為にタウンページをめくるなり、インターネットで検索するなり、何らかの方法を取ると思います。実はここがターニングポイントです。

 

実際雨漏りの原因が外壁だったとしても、住んでみえる方からすれば天井からの雨漏りなので、屋根が原因と思ってしまう事が良くあります。でもこれは仕方のない事です。

 

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※以前に止まらない雨漏りでお悩みになられていたM様の天井写真です。

 

そして屋根屋さんに電話して調査に来てもらった時に、屋根裏に入ってチェックしなかったり、散水試験等の実務調査を行わず、目視や経験による憶測だけだと雨漏りの原因が見つかる確率はどんどん下がります。

 

屋根屋さん自体も屋根に原因があると思っているので、工事を頼んでもまた「雨漏りしてきたわ!」となる訳です。

 

しかし屋根屋さんがおこなった工事はあながち間違いではありません。なぜならば経年劣化により傷んでいる箇所を修理していくと思うので無駄では無いとしても雨漏りの原因では無いという事です。 

 

それでも本来は雨漏りを止めて欲しい。という思いと屋根屋さんの直した箇所の雨漏りは(実際していない)止まった!という摩擦が起きます。

 

結果。総合的に雨漏り原因を見つけれる専門業者にまずは一度きちんと見てもらう事が大切です(*^_^*)

 

それでは来週のテーマは【屋根の雨漏り】これについてお話ししたいと思います。

 

※お知らせです。

 

今週末の6月1日(日)にレディオキューブFM三重開局29周年!の特別番組「三重県出身アーティスト」とコラボレーションするスペシャル番組の視聴者プレゼントに雨漏り修理専門 立成から【雨樋そうじ無料券】を1名様にプレゼントさせて頂く事になりました\(^o^)/

 

この機会に【雨樋そうじ無料券】をゲットして梅雨前に雨樋そうじをしてみてはいかがでしょう(*^^)v 6月1日(日)夕方の18時以降に出させて頂くので、その時に応募方法等を伝えさせて頂きます。 お時間あればぜひレディオキューブFM三重をご視聴下さいm(_ _)m 

5月21日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りの事例

こんにちは!昨晩は雨がよく降りましたね。また午後からは風が強く私たちの会社駐車場に立ててあるノボリがすごい勢いでバタバタと音をたてています(*_*)

 

さて本日は【雨漏り2時21分!】の放送日という事で、津市観音寺町のレディオキューブFM三重様のスタジオへお邪魔してきました。

 

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前回の【雨漏りの原因】から続き、今回は【雨漏りの事例】という事でお話させてもらいました。実は先週の雨漏り調査の際にとても不思議な出来事がありました、、、。

 

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「サンマ」です。まさかのサンマが雨樋の中に、、、。それも丸干しのサンマが2匹。かなり衝撃的でした。おそらく猫かカラスの仕業だと思います。結果雨漏りの原因としては、雨樋自体の経年劣化によるものでした。さすがにサンマは雨漏りの事例ではないですが、近い所で言うと子供が屋根になげたボールが雨樋の中に入り、詰まってしまい雨樋から雨が溢れる等の比較的簡単な例もあります。

 

来週のお題は【止らない雨漏り】 になります。お時間のある方はぜひレディオキューブFM三重をお聞き下さい\(^o^)/ 

5月14日放送【雨漏り2時21分!】雨漏りの原因

こんにちは!小河です(^^)本日は【雨漏り2時21分!】の放送日でした。

 

前回お話しさせて頂いた内容は【番組への想い】でした。今月は【雨漏り】をタイトルに決めましたので、1回目の内容は、、、【雨漏りの原因】やはり雨漏り修理をするといえど、原因が曖昧なまま修理をしてしまっては、直らなかった場合に辛い思いをされるのは住んでいるお客様です。

 

一度もう雨漏りしなくなった。と安心したのも束の間。また雨漏りを繰り返した時の気持ちは想像がつかない程です。まずは【雨漏りの原因】この大切な事について本日も番組パーソナリティーの広瀬 隆さんと共にご紹介させて頂きました。

 

まず雨漏り原因は大きく3つに分かれます。

 

1、経年劣化(築年数が経過し、建物と共に建築部材も劣化する事)

2、人(施工不良や手抜き工事といった職人による問題)

3、設計不足・知識不足(雨仕舞を考えられていない建物や知識不足) 

 

まず経年劣化に対しては、自然の問題なので防げない面もありますが職人さんの施工不良や設計不足、知識不足による雨漏りは十分防げます。こういった内容を本日はお話しさせて頂きました。今週の17日土曜日は三重県総合文化センター(文化会館・2F小会議室)にて市民講座を開催しますので、ご興味のある方はぜひお越しください(*^。^*) 

 

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来週の放送は21日水曜日になります。テーマは【雨漏りの事例】です。お時間のある時は是非レディオキューブFM三重を聞いて頂きたく思います(*^_^*)

5月7日放送【雨漏り2時21分!】この番組への想い

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本日5月7日(水)午後2時21分より、レディオキューブFM三重様がお届けするお昼のラジオ番組【広瀬 隆のラジオ魂】内にて新番組を持たせて頂く事となりました。タイトルは募集させて頂いた結果。ドロロロロロロロロロロロロ…【雨漏り2時21分!】に決定いたしました(*^_^*)多数のご返答ありがとうございました。 (タイトルは小学生の子が考えてくれました)

 

ラジオで雨漏りや屋根のリフォームについてお話をしよう。と思ったキッカケは毎月1回津市内にて開催する【屋根リフォームで失敗しない為の市民講座】を開催した後に、毎回受講された皆様から感想を聞かせてもらっているのですが、1番多く言ってもらえる事が

 

「雨漏りや屋根の事について、詳しく知れて良かった」

 

この生の声を聞く機会が増えてきた事もあり、今回レディオキューブFM三重様のご協力があり、5分間の貴重な時間を私たちの【雨漏り2時21分!】に割り当てて下さいました(*^。^*)

 

これにより少しでも多くの方に、雨漏りや屋根の事。また悪徳リフォーム詐欺に遭わない様にする為のポイント等を知ってもらえるキッカケが増える事となりますので、内容の濃い番組となる様に気合を入れて毎週頑張っていきます。

 

最後にカレーの話をさせて頂いたのですが、広瀬さんの「カレーは二辛で!」というギャグに返せなかったのが悔やまれます、、、。放送は著作権の関係上ホームページにアップできないので、ぜひ水曜日の午後はラジオを聞いて頂きたく思います(*^_^*)