屋根の結露はなぜ起こる?【屋根葺き替え工事・ガルテクトF アイジー工業】三重県名張市桔梗が丘U様邸

こんにちは!5月病にかかった事が無い小河です(^^) とはいえ休みでは無く、丸一日まったく何もしない日が欲しくなる事が月に一度はあります(笑)

皆様はどうですか?この話を高木親方に話したら「1日中、家におったらおかしくなる」と即答されました。

そんな事ないですよね(@_@;)苦笑

さて本日から名張市桔梗が丘にお住いのU様邸にてカラーベスト屋根から横葺き金属屋根【ガルテクトF】に葺き替える、屋根葺き替え工事の様子をご紹介したいと思います。

数年前に屋根葺き替え工事をされたそうですが、カラーベスト屋根の表面にひび割れが出てくる等の問題が発生した為(既存屋根下地に問題有)に今回ヒビ割れ等の心配も起きない、横葺き金属屋根【ガルテクトF】にて屋根葺き替え工事を行う事となりました(*^^)v

 

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足場もバッチリ組んでもらい、屋根葺き替え工事のスタートです。

 

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既存カラーベスト屋根の状態です。見た感じはどこも悪く見えないですがよく見るとカラーベスト屋根の表面に細かくひび割れが確認できます。

 

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上の写真の様なひび割れが全体の3割ほど確認できます。

 

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まず屋根の頂点である棟に取り付けられた【換気棟】から解体します。

屋根下地合板と呼ばれる下地材を現在の建物は屋根下地前面に張ってから屋根を葺きます。

するとメリットとして気密性や断熱性、耐震性も上がりますが、その分デメリットとして【結露】を起こす可能性がでてきます。そういった問題を解消する為に【換気棟】と呼ばれる屋根部材が存在します。

 

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次に【隅棟】と呼ばれる屋根勾配(ななめ)に取り付ける屋根部材も撤去していきます。

 

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屋根部材をすべて撤去し終えたら、次にカラーベスト屋根を解体していきます。釘を1本1本抜いていきます。

 

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2階のカラーベスト屋根をすべて解体撤去し終えました(^_-)

土葺き瓦の様に、瓦の下に屋根土が入っている訳ではないので比較的まだ屋根解体の中では手間は少ない方です。

 

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ここは屋根裏の中です。今回は屋根下地合板も新たに張り直しますので屋根断熱材の撤去と交換を一緒に行います。

 

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既存の屋根断熱材をすべて撤去しました。そして屋根裏のゴミやホコリ等を掃除機できれいにします(*^。^*)

 

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そして新たな断熱材を隙間なく敷き詰めていきます。

 

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この様な感じで2階の屋根断熱材の取り換え工事は完了です(*^^)v

 

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次に既存屋根下地合板の上から、新しく屋根下地合板を張るのです屋根下地の強度、密着性を高める為に木用ボンドをしっかり塗って張り付けます。

 

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下地の位置に合板用のビスで墨ラインをひいて留めていきます。

もちろん国産の屋根用耐水合板を使用しています(^_-)

 

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綺麗に屋根下地合板が張り直せました。

 

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屋根下地合板を守る為に、大切な工事が屋根ルーフィングシートになります。

今回使用する屋根ルーフィングシートはデュポン社のルーフライナー呼ばれる屋根ルーフィングです。防水性は勿論の事、透湿性に優れた屋根ルーフィングの中でも最高級品の屋根材料になります。

 

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屋根ルーフィングシートは軒先と呼ばれる屋根の先端部分から下から上へと屋根を葺く様に、順番に張り重ねていきます。

 

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隅棟(屋根の交わる箇所)や屋根ルーフィングの左右繋ぎ目箇所などにはルーフライナー専用のテープを張って、防水性・気密性を高めます。

 

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写真は棟(屋根の頂点)です。新たな【換気棟】を取り付ける為の換気孔を空けておきます。

 

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屋根ルーフィングシート張りは完了です。これで屋根下地工事が完了しました。先ほど棟(屋根の頂点)に空けた換気孔の上には雨が入らない様に、ルーフライナーを張り重ねておきました。

これで雨が降っても安心です。

次回は2階屋根の【ガルテクトF】葺き工事の様子をご紹介したいと思います(*^_^*)