【屋根裏の湿気に要注意!】屋根結露の原因と対策を徹底解説

屋根裏結露の様子

◆ はじめに:天井裏に潜む見えないトラブルとは?

「最近、天井にシミができてきた気がする…」「部屋がジメジメしている…」
そんな違和感を覚えたお客様からのご相談で、私たちが実際に屋根裏を点検したところ――

✅ 天井裏の下地が濡れている
✅ 木材が黒ずみ、明らかに腐食が進行している
✅ カビのような異臭も発生

という状態が確認されました。

多くの方は「雨漏りかな?」と疑いますが、実はこれは**屋根結露**による症状である可能性が高いのです。

Q1. 雨漏りではなく、屋根裏の結露ってどういうこと?

一見すると雨漏りに見える天井のシミやカビ臭、実は「屋根裏の結露」が原因であることがあります。結露とは、屋根裏の湿気が冷たい屋根材に触れて水滴となり、天井裏に湿気や水分が蓄積してしまう現象のことです。

▶ 見分けるポイント:
・雨が降っていないのに天井にシミができる
・屋根裏がじっとり湿っている
・木材が黒ずんでいたりカビ臭がする

これらのサインがあれば、結露の可能性が高いです。

◆ 原因:屋根結露とは何か?なぜ起こるのか?

屋根結露とは、屋根裏にこもった湿気が冷たい屋根材に接触して水滴となり、天井裏にたまる現象です。
「雨が降っていないのに天井が濡れている」「シミができる」などの現象は、雨漏りではなく結露が原因の場合があります。

結露が起きる主な原因:
・屋根塗装で通気性が悪くなった
・換気棟がなく湿気がこもる
・屋根裏の断熱が不十分
・室内の湿気が屋根裏へ移動している

特にカラーベスト屋根は通気性に注意が必要です。塗装によって屋根材が密着し、内部に湿気がこもると、結露や劣化が一気に進行してしまいます。

Q2. なぜ屋根結露が起きるの?その原因は?

屋根結露は、主に以下の原因によって起こります:

▶ 主な原因:
・屋根塗装により通気性が悪化した
・屋根に換気棟がなく、湿気がこもっている
・断熱材が不十分で温度差が大きくなっている
・室内の湿気が屋根裏へ上がっている

とくに屋根材によっては塗装を行うことで、かえって湿気が逃げられなくなり、結露がひどくなる場合があります。

◆ 対策:屋根結露を防ぐ3つの具体的な方法

✅ 1. 屋根塗装時は通気性を確保する
屋根塗装の際は「縁切り(えんぎり)」という作業を忘れてはいけません。
これは、屋根材同士の重なり部分に隙間を設け、湿気を逃がすための大切な工程です。
縁切りをしないと、塗膜によって屋根材が密閉され、結露が発生しやすくなります。

また、そもそも「塗装に適さない屋根」も存在します。
塗装するとかえって湿気を閉じ込めてしまう屋根もあり、その場合は**屋根カバー工法や葺き替え**など、別の施工方法を検討すべきです。

🔹「うちの屋根、塗装して大丈夫かな?」と思ったら、専門業者の診断を受けましょう!

✅ 2. 換気棟の設置
屋根裏の湿気を効率的に外へ逃すためには、**換気棟(かんきむね)**の設置が有効です。
屋根のてっぺんに設置することで、屋根裏全体の空気の流れがよくなり、湿気がたまりにくくなります。

換気棟を後付けで取り付けることも可能です。特に結露が気になるお宅にはおすすめの対策です。

✅ 3. 断熱材・通気層の見直し
屋根裏に温度差が生じると、結露が発生しやすくなります。
適切な断熱材と通気層を設けることで、屋根内部の温度と湿度を安定させ、結露のリスクを抑えることができます。

特に古い住宅では、断熱材が不十分なケースが多く見られます。
屋根点検時に併せて確認しておくことが望ましいです。

Q3. 屋根の塗装が結露を悪化させるって本当?

はい、本当です。特に「カラーベスト」と呼ばれる屋根材では、塗装によって屋根材同士が密着し、湿気の逃げ道がふさがれてしまうことがあります。

▶ 縁切り作業がカギ:
塗装時には「縁切り」や「タスペーサー」によって屋根材に隙間を作り、通気を確保することが重要です。

また、屋根の構造によっては塗装自体が向かないケースもあるため、事前の判断がとても大切です。

◆ 結論:屋根結露は“静かな劣化”です。早めの点検が家を守るカギ!

屋根結露は、外からはわかりづらく、気づいたときにはすでに木材が腐っていたり、カビが発生していたりする“静かな劣化”です。
放置してしまうと、次のような深刻な問題に発展する可能性があります。

・天井の腐食 → 修理費用増大
・カビの発生 → 健康被害
・屋根下地の劣化 → 家の寿命が短くなる
・資産価値の低下

Q5. 屋根結露を放置するとどうなりますか?

放置すると、以下のような深刻なトラブルにつながる可能性があります:

▶ 想定されるリスク:
・屋根裏の木材が腐食 → 家の耐震性が低下
・カビの発生 → 室内環境の悪化、健康被害
・シミや変色 → 美観の悪化、資産価値の低下
・修理費用が高額化 → 葺き替えや内装リフォームが必要になる場合も

小さなサインを見逃さず、早期に専門業者へ相談することが大切です。

Q6. 自宅の屋根結露が不安です。無料での点検はお願いできますか?

もちろん可能です。情熱リノベーションでは、以下の安心サポートをご提供しています:

▶ 当社のサービス内容:
・屋根裏・屋根表面の無料点検
・屋根の種類に合わせた最適な対策をご提案
・塗装以外のカバー工法や換気棟の設置工事にも対応
・工事後1年・3年・5年・7年・10年の無料アフター点検を実施

まずはお気軽にご相談ください!

【まとめ】

屋根裏の結露は静かに進行するトラブルです。放置すれば家の寿命を縮め、思わぬ費用や健康被害につながることもあります。
「屋根塗装したけど心配…」「換気棟って必要?」そんな時はプロの目で確認してもらいましょう!

この記事を書いた人

情熱リノベーション株式会社 代表取締役 小河 光司(おがわ こうじ)1983年7月2日生まれ

23歳からハウスメーカーの屋根外壁工事を請け負う外装工事会社を創業。新築工事に限らず様々なリフォーム工事も任される事により、雨漏りに悩んでいる多くの方の存在を知り、30歳の時に【雨漏り修理専門店 情熱リノベーション】を設立しました。

雨漏りを止める為には徹底した原因究明が大切です。雨漏り調査から雨漏り修理まで一貫した施工体制を整えることで雨漏りの再発を防いでいます。また全ての工事に10年間の無料アフターメンテナンスが標準保証で付いており、雨漏り修理後も安心し続けて頂く事が可能となります。

三重県にお住まいで雨漏りにお悩みの方、雨漏りしているかご不安な方はお気軽にご相談下さい。

<代表プロフィールはこちら>