今週もレディオキューブ FM三重、Radio Flapperの「雨漏り2時20分!」聴取ありがとうございました?
屋根の頂点部分やお家の見えないところにも気を配るくらいが良いかもしれません?
何かあったとしても、ご自分で何とかしようとせず、信用できる専門の業者さんに連絡するようにしましょう!
来週もよろしくお願い致します?
初めに一番多いであろう「雨仕舞処理の不備」から。
「雨仕舞ってそもそもなんぞ?」って思われる方が大半だと思います。防水と何か違うの?という声もよく頂きます。
広い意味で見れば雨仕舞も防水と考えられなくもないんですが、防水というのは身近なものでいうとコーキングなどの材料を使ったもの、
雨仕舞というのは屋根の勾配など家の仕組みを使って雨を防ぐもの、と思ってください。
イメージとしては防水は盾や鎧でガードする、雨仕舞は柔道のように相手をうまく受け流すって感じです。
なので雨仕舞の不備というのは水が流れる板金の重なりが上下逆だとか、本来打たない場所にコーキングが打たれているとか、雨水の流れを計算して施工されていない、というものですね。
屋根の専門知識がない業者さんに修理を依頼するとこういうケースになってしまうかもしれません。
次に「棟板金の脳天打ち」ですね。
瓦屋根にはないんですけど、カラーベスト屋根などの場合、屋根の頂点部分には棟板金という板金が取付けられています。
この棟板金、基本は板金の側面からビスや釘で留めるものなんですけど、これも屋根の知識がない業者さんが施工すると板金の真上からドンと釘で留めてしまうことがあります。
雨漏りの原因でも釘やビスを伝って内部に侵入しているというケースは非常に多いです。
真上に留めてあると雨もダイレクトに釘に干渉してきますので、これはもちろんアウトですよね。
ただ、脳天打ちの何が恐ろしいかというと、屋根の頂点部分の上側に釘を留めているのでお客さんが異常に気付きにくいという点なんです。
雨漏りしてから初めて異常に気付くというケースも少なくありません。
お家のことに関しては何事も専門の業者さんにお願いするのが一番なので、何か起きる前でもいざというときに頼る先を今からでも探しておいたほうが良いかもしれません。