雨漏り2時20分!「棟・隅棟の構造の話」

今週もレディオキューブ FM三重、Radio Flapperの「雨漏り2時20分!」聴取ありがとうございました📻
鬼瓦の傾きは要注意です⚠️
来週もよろしくお願い致します🖐

瓦屋根の場合、屋根の形はヘの字の切妻、

切妻が三角イメージとするなら四角いイメージの屋根の面が4つある寄棟、

切妻と寄棟を合わせたような田舎のTHE和風建築って感じの入母屋の3種類に分ける事が出来るんですけど、どれにも屋根の頂点である棟はあります。

隅棟は屋根の角に向かって伸びる棟なので三角屋根の切妻には存在しません。

 

この棟と隅棟は中に屋根土が入っていて、土を接着剤代わりに「のし瓦」という小さい瓦が何段か積み重なっています。

多くは4段くらいかなと思うんですけど、段数が多いところだと7段も積み重なっているお家もあります。

この段数が多いと地震のときに棟が崩れるリスクが高くなってしまいます。

なので、最近では少々景観が変わってしまいますが、すっきり1段で収めた方がいいですよ、ってオススメしてます。

のし瓦を積む手間が省けるので費用的にも何段か積み直すよりかはお安くなります。

 

あと漆喰の中でも特に注目して頂きたいのが鬼瓦の漆喰です。

棟や隅棟の端部にある仰々しい鬼瓦ですが、傾いてても大半の人が気付かないと思います。

鬼瓦は漆喰と棟の中を通っている番線で留めてあるんですけど、漆喰がなくなってしまうと番線のみでギリギリ落ちていない状態を保っていることになります。

首の皮1枚ってやつです。

鬼瓦も結構な重量なので落ちてきたら大変ですので、おおごとになる前に変化に気付いて補修等行ってください。

棟・隅棟のズレと鬼瓦の漆喰は要チェックです。

「構成刃先」ってメカニズムで回復してるらしいです。