雨漏り2時20分!「自然災害で起こる雨漏りの話」

ラジオ出演

今週もレディオキューブ FM三重、Radio Flapperの「雨漏り2時20分!」聴取ありがとうございました?
自然災害は想定外の被害を生みます。
普段見えない屋根という箇所は特に何か異常があったとしても気付きにくいです。
お家で気になる箇所があったらプロに点検を依頼するよう心掛けましょう!
来週もよろしくお願い致します?

「経年劣化の雨漏り」はきちんと点検やメンテナンスを行っていれば防げますし、

「低質工事の雨漏り」はよっぽどの業者じゃない限りは起こらないはずです。

ですが、自然災害って開けてびっくり玉手箱、じゃないですけど、実際その被害に合わないとわからないですよね。

 

自然災害の被害として一番多いのは瓦であってもカラーベストであってもやっぱり屋根の頂点、棟や隅棟です。

カラーベスト屋根の場合は棟・隅棟に板金が取り付けられているんですけど、経年劣化でつなぎ目のコーキングが痩せて、

そこから雨水が入ると棟板金の下地の木が腐食してきて、釘やビスも緩んでくるんですね。

瓦屋根の場合は棟・隅棟をとめている番線が経年劣化で錆びてきたり、切れてきたりします。

棟内部の屋根土もいつまでもしっかり残っているわけではありません。

そんな劣化した状態で突風なんかが吹くと板金や瓦が飛んでしまいます。

瓦屋根でもカラーベスト屋根でも部分的に本来そこにある物がなくなってしまうわけですから、

それはもう雨漏りウェルカム状態の屋根が完成してしまうんですよ。

それどころか瓦や板金が自宅の庭先に落ちてるならまだいいんですけど、

隣のお家の窓ガラス割ってしまったりだとか、最悪歩行人に当たってケガさせてしまったりだとか、

自宅だけじゃなく誰かの迷惑になりかねません。

 

未然に最悪の事態を想定して風雨の影響を受けやすい棟や隅棟のメンテナンスだけでもしていただきたいです。

瓦屋根なら熨斗瓦がずれてないか、番線は錆びたり切れたりしていないか。

カラーベスト屋根なら継ぎ目のコーキングの状態は大丈夫か、釘はしっかり止まっているか、などを点検してください、とは言えないので!

点検だけでも良いので我々プロをお呼びください。