今週もレディオキューブ FM三重、Radio Flapperの「雨漏り2時20分!」聴取ありがとうございました?
漆喰の正しい在り方、知って頂けましたか?
来週もよろしくお願い致します?
屋根に使われる漆喰というのは屋根の頂点である棟の下部分や、鬼瓦を接着するためについている白いやつです。
よく頂く質問というのは
「本来白いはずの漆喰が黒ずんできたら塗りなおさなきゃいけないの?」とか
「黒ずんできたから屋根が崩れてくるんじゃないの?」という内容です。
結論から言うと何の問題もありません。
黒くなってきた=劣化と皆様思われるようで、心配になってしまうと思います。
漆喰の劣化というのはひび割れとか、脱落なので、変色に関しては機能性として全然大丈夫な状態です!
ではあの黒ずみは何なのか!シンプルに汚れです。
大気中の塵、砂埃などなどによって年数が経つごとに黒く汚れてきてしまうんです。
屋外である以上、仕方のない現象なんです。
見た目が変わることには間違いないので、どうしてもあの黒いのが気になる!
という方には漆喰の塗り直しもご提案させてもらいます。
本当の劣化、ひび割れやかけとなると、漆喰の塗り直し、だけでは根本的な解決になりません。
棟の中にある土が雨水を必要以上に吸ってしまっていてサラサラの砂になっていたりします。
そんな状態で漆喰を塗りなおしたとしても、すぐにまた脱落等起きてしまうわけなんですね。
なので、しっかり棟を一度解体して、積み直してから漆喰を再施工することで、本来の長持ちする状態になる、ということです。