今週もレディオキューブ FM三重の「雨漏り6時12分!出張版」聴取ありがとうございました?
ソーラーパネルからの雨漏りの話でした?
来週もよろしくお願い致します?
前回はサッシからの雨漏りについてだったんですけど、
その時に「外壁に庇屋根をはじめとした何かしらがついていると雨漏りのリスクがそれだけ高まる」と言いました。
屋根も同様にオプションがついていると雨漏りのリスクが高まります。
屋根のオプションと言ってもソーラーパネルか天窓くらいなんですけどね。
そのソーラーパネルがどういった風に屋根についているか、皆さんご存知でしょうか?
瓦なら瓦用の、カラーべストならカラーベスト用の、それぞれの屋根材に適した金具を使用して、
それを土台としてパネルが乗っています。
このソーラーパネルの金具は屋根材とその下にある防水シートを貫通して
屋根の骨組みである垂木という木に留めています。
もう一度言います。「防水シートを貫通しています。」
これだけで雨漏りのリスクが高くなっているのが分かって頂けるかと思います。
適切な処理をしないと高確率で雨漏りの原因になりかねません。
これは経年劣化ではなく、施工不良によるものなので、
築年数は関係なく、ソーラーパネルをつけたときから雨漏りが起きるようになったということもあります。
ソーラーパネルの金具を取り付ける際に、コーキングというボンドのようなもので
金具の隙間を完全に埋めながら留めていくんですけど、
その時に使用するコーキングが耐久性の低いものだったりすると、
ソーラーパネル施工から数年後に雨漏りが起き始めたりもします。
ソーラーパネルを取り付ける金具は基本的に縦横7、8cmくらいのものになるんですけど、
瓦屋根に取り付ける場合は、瓦の形をした金具を使用することもあります。
瓦にも色々な形のものがあるので、それぞれに対応した金具を使用するんですけど、
悪質な業者は違う形の金具を使って無理やり施工したりもします。
少し想像してもらいたいんですけど、四角形の穴に丸の形のものをはめると四隅に空間できますよね。
大げさ且つ簡単に言いましたが、形の違うものを使用するということは、
ほぼ1発で雨漏りを起こしてしまうことになります。
ソーラーパネルを触る際は信頼できる業者選びが大切になってきます。
万が一雨漏りが起きてしまったとしても対応してくれるような業者を探すようにしましょう。