雨漏り2時20分!「意外と大変な修理の話」

今週もレディオキューブ FM三重、Radio Flapperの「雨漏り2時20分!」聴取ありがとうございました?
簡単そうに見えても専門的な知識がないと二度手間などになってしまうのでご注意を!
来週もよろしくお願い致します?

今まさにオリンピックやってますけども、プロがやってるから簡単そうに見えるけど、実際はめちゃめちゃ難しいものってあるじゃないですか。

雨漏り修理も「こんなんチョイチョーイと直せるやろ」と思うところもあるかもしれませんが、実際は大変な修理箇所をご紹介していきます。

 

まずは雨樋。

ホームセンターで簡単に買えてしまうので、

雨樋に異常があったらご自身でDIY、日曜大工感覚で修理される方もいらっしゃるんですが!

雨樋って取付け自体は簡単なんですけど、「勾配を考えて取り付けないといけない」というのが難しいポイントなんです。

勾配がうまくとれていないと水も流れてくれないので、結果水が溜まってしまって劣化も早くなる。

また交換しなくちゃいけなくなる、というパターンがあります。

 

あとは谷板金です。

屋根の斜面と斜面が交わるところにある谷板金なんですが、修理方法としては既存の板金撤去、新規板金設置、になります。

ただ、板金のみをスッと抜いてスッと差し込んで終わりというわけにはいかないんですね。

我々としてもそれができたらすごくハッピーなんですが、

実際は谷板金周辺の瓦をめくって交換作業に入らなくてはいけないので、意外と大変なんです。

例えば、谷板金が2枚に分かれている場合、「雨漏りの原因になってるのが1枚だけやから1枚だけ交換して下さい」というお客様の要望があったら、

不可能ではないんですけど、オススメはできません。

いずれ、交換しなかった方の板金がすぐに異常出てくると思うので、また瓦をめくって変えて、ってしなくてはいけなくなるので、費用が高くついてしまいます。

また、既存の板金と新規の板金がステンレスと銅とか、違う素材だった場合、「電食」という現象が起きて劣化が早まってしまうことから、オススメは全交換になります。

 

修理も正しくしないと結局は費用が高くなってしまったり、大変な労力を使っても間違っていたりするので専門の業者にやってもらうのが一番間違いないということですね。