津市城山のK様邸屋根漆喰工事です。
庭先にはがれ落ちていた白い塊を見て【漆喰しっくい】だとお気づきになられ同じ津市内で屋根修理業者をお探しになられた所、私たちにご依頼を下さいました。
工事期間は2日半と短い間でしたが、ジュースなど色々差し入れをして下さり、とても気付かって頂き感謝しています。
まず最初に【雀口すずめぐち】と呼ばれる箇所に、新たに漆喰を塗らず【雀口板金】というガルバリュウム鋼板で出来ている板金材でカバーします。
そうする事により、半永久的に雀口の箇所に関しては、長持ちする事ができます。
雀口とは雨樋が付いている隙間の箇所です。最初に雨樋を外し【雀口板金】を取り付けやすくします。
赤丸の部分が【雀口】です。漆喰が剥がれ落ち、下地の木が見えています。逆をいえば下地が木の為に、板金材が釘で留まり、カバー出来るという事になります。
瓦の面に沿って、綺麗に取り付け完了です。
綺麗ですね。これで漆喰の様に剥がれ落ちる心配はありません。
次に屋根瓦の漆喰を塗ります。
屋根漆喰の材料を練り合わせます。
既存の状態です。漆喰が半分近く剥がれてしまい、中の【のし瓦】が見えています。このまま放って置くと雨漏りの危険があります。
既存の【三日月】と呼ばれる箇所です。
破風板(はふいた)と呼ばれる箇所と屋根瓦の取り合わせ漆喰も剥がれています。全体で三日月を含め、3割程度は屋根の上に漆喰が散らばっていました。
【鬼瓦】と呼ばれる部分の漆喰を解体していきます。
【三日月】です。必要以上に塗りすぎない様に、適正レベルを保ち漆喰を塗っていきます。
瓦が【いぶし】と呼ばれる種類です漆喰の汚れが極力付かない様に塗ります。三日月と瓦のフチの部分は水を付けたハケで掃除をきちんと行います。
こんな風になります(^^)
最初、漆喰が剥がれ落ちていた所も、漆喰をきっちり塗りました。
最後に屋根瓦の掃除もおこない、屋根漆喰工事が完成です。
最初に取り外した雨樋は、再利用せずに【軒樋のきとい】と呼ばれる横の雨樋だけ新品に交換しました。
軒樋もバッチリ取り付け完了です。水の流れる勾配も少し補正しておきました。
K様、ご依頼ありがとうございました(^_^)