三重郡菰野町K様邸の屋根カバー工法のご紹介です。既存屋根はカラーベスト屋根と一般的に呼ばれる薄型スレート屋根材です。
築25年目を迎え、今まで屋根リフォームは一度も行っていないとの事です。そしてK様長年のお悩みの一つであるのが【積雪】です。
私たちの暮らす津市でも雪は降りますが、菰野町の方になると【雪かき】の必要も出てくる程、毎年よく雪が降るそうなのです(+_+)
そうなると屋根に積もった雪がドサッと落ちてくるそうで…それを解消する為にK様自身がお探しになられた屋根材が、デクラ屋根システムのコロナでした。
どういった屋根材が簡単に説明しますと、素材は金属になり表面に天然石チップが散りばめられている為に雪が滑る事無く、屋根全体に降り積もり徐々に溶けていくといった事が可能になる屋根材です。
まず既存カラーベストの状態も良いので、その上から重ね葺きを行います。
ここで大切なのが【下地処理】です。重ね葺きする事と積雪量が多いという事で今回使用する屋根ルーフィングシートは裏面に粘着層付のルーフィングシートを使用しました(^_-)
かなり強力な粘着シートなので中々手間はかかりますが大切な作業なので焦らずしっかりと貼ります。(※粘着シートなのでぴったり密着するため既存屋根の隙間に雨水が廻る心配は無くなります)
綺麗に貼れました(*^。^*)
次にコロナを葺く前に必要な屋根部材を取り付けていきます。K様邸の屋根形状は【方形屋根】と呼ばれる形です。
屋根と屋根が頂点から下って交わる箇所が4辺あります。【隅棟】といいます。その4辺の隅棟に【捨て水切り】と呼ばれる部材が必要になります。
役目は万が一隅棟に雨が吹き込んでも、きちんと軒先(屋根の先端)の雨樋まで雨を流してくれる部材です。これは屋根カバー工事を行う中で最も大切な工程と思います。(あくまで個人的にですが)
さて、これで屋根カバー工法の下準備は完了です(*^_^*)
また屋根葺き工事の様子は次回ご報告しますね。