ベランダが雨漏り原因?【屋根補修工事・折半屋根雨漏り修理・ポリカ屋根雨漏り修理】三重県伊勢市T様邸

今日は伊勢市T様邸の雨漏り補修工事のご紹介です。

最初にお問合せを頂いた時にT様が

「立成さんのホームページは1年ぐらい前から見ていたんやに」と言われ、とても嬉しく思いました(*^_^*)

雨漏りの状況について詳しく話を聞いてみると、どうやらベランダの防水が原因だそうで今まで2度3度とベランダの防水工事をしてきたそうなのですが台風が来るたびに雨漏りは再発し、雨の吹込み方によっても雨漏りする位置が変わってくるそうです。

そして下の写真が現地調査の一部になりますがご覧ください。

 

2013.12.13-1

 

実は雨漏り原因はベランダ防水ではありませんでした。

ではなぜ水が漏れているのか?

建物内部へ侵入した雨が中から溢れ出てきている状態です。
(※オーバーフローと呼びます。) 

T様邸の屋根は折半屋根と呼ばれる板金屋根です。水上(みずかみ)と呼ばれる箇所の雨仕舞が悪い為に、雨が屋根内部に吹込み、外壁内部へと伝り、防水層とモルタル下地の隙間に雨が廻り、隙間や穴が空いてしまった箇所から漏水といった事になります。

少しややこしいですが、ベランダの防水からの雨漏りは中間出口と捉えて頂ければと思います(^_^)

 

2013.12.13-2

 

水上箇所の【面戸】 部分になります。1枚目の面戸は捲ってある状態です。奥側に2枚目の【面戸板金】は入れられているのですが、雨仕舞処理が悪かった様です。

また写真にも見える様に、1枚目の面戸板金を捲るとゴミ等が一杯出てきました。

という事は雨が吹き込んだ時に、1枚目2枚目の面戸板金の隙間に雨が溜まりやすくなります。ですがゴミが詰まるのは周りに木や森があれば仕方ない事なので、やはりきちんと雨仕舞の処理をしなければなりません(^_-)

 

2013.12.13-3

 

折半屋根の上には、写真の様なボルトが飛び出しています。

今回の雨漏り原因とは直接関係ありませんが、ご覧の様に錆びている為に雨が漏る可能性は考えられます。

ボルトは鉄製なので錆びると痩せ細り、その隙間から雨が侵入し、柱を伝い天井裏にポタポタするといった事になります。 

 

2013.12.13-4

 

折半屋根のボルトの上から、樹脂製のボルトキャップを被せました。

これでボルトから雨漏りを起こす心配は無くなりました(^O^)/

 

2013.12.13-9

 

水上箇所も新しく面戸板金を取り付けました。既存の面戸板金の雨仕舞処理もOKです。

 

2013.12.13-8

 

最後に【笠木】(かさぎ)と呼ばれる板金材と屋根の板金材との、取り合い部分等すべてにもしっかりとコーキングを充填します。

これで折半屋根からの雨漏りはもう大丈夫です(^_-)

 

2013.12.13-6

 

次にテラス上の雨漏り修理です。写真は外壁と屋根ポリカの取り合い部分になります。

 

2013.12.13-5

 

ここも雨仕舞処理が悪く、何度か雨漏りしてくるとの事で、何度かコーキングをしてもらっていたそうです。

今回はコーキングだけを使わずに、板金材も使って雨漏り修理を行いました。

 

2013.12.13-7

 

白いスポンジは屋根ポリカ用の【ケミカル面戸】と呼ばれる部材です。

なぜ、この様な位置に取り付けているかというと。

 

2013.12.13-10

 

この様に上から【雨押え】といった板金材を被せた時に、生じてくる屋根ポリカと雨押えの隙間を埋める為に使用しました(^^)

 

2013.12.13-11

 

最後に雨押えと外壁の取り合い部分に、コーキングを充填すれば今回の屋根ポリカ雨漏り修理は完了です。

 

2013.12.13-12

 

折半屋根雨漏り修理・屋根ポリカ雨漏り修理工事は完了です(*^_^*)