いぶし瓦の釘止め工法【屋根葺き替え工事・栄四朗瓦 丸栄陶業㈱ 】三重県津市産品N様邸

本日は津市産品N様邸の屋根葺き替えリフォームの進行状況のご紹介をしていきたいと思います(^^)

今回の屋根葺き替え工事はいぶし瓦を【釘留め工法】で施工していきます。 

【土葺き】と呼ばれる土の粘着で瓦を固定するのではなく、【桟木】と呼ばれる木下地に瓦を引っかけ釘で固定するといった工法が【釘留め工法】と呼ばれる施工方法です。

 

2014.1.10-1

 

まず最初に屋根の先端部分【軒先】(広小舞)に【鼻桟】と呼ばれる1枚目の【万十軒瓦】を固定する木下地を取り付けます。

 

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次に瓦本体を取り付ける為の【桟木】の【墨出し】を行います。どんな作業でも最初が肝心です(^^) きちんと瓦の割り付けを行います。

 

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【桟木】の取り付け工事が完了です。

 

2014.1.10-3

 

最初に取り付けた【鼻桟】の上に【瓦面戸】を取り付けます。瓦の底面に沿った形をしている白い部材です。

今回は樹脂製の【瓦面戸】 を使用しました。この瓦面戸の役割は【雀】など小動物が瓦の中に侵入させない役割も果たしています。 

 

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瓦を並べて、本格的に瓦葺き工事のスタートです(*^。^*)

 

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1枚目の瓦【万十軒瓦】を葺いていきます。

 

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【万十軒瓦】を横一列に葺いていくと左は既存の【谷】と呼ばれる瓦と瓦が縁切れる部分の所まできました。

写真中央に黒い土の様な物が見えますが、これは屋根土ではなく屋根専用の撥水効果のあるモルタルになります。

谷部分の【谷板金】 と呼ばれる部材と瓦の取り合いに【屋根モルタル】を塗り込み、雨の侵入を防ぎます(^^)

 

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順調に瓦葺き工事は進んで行っています。

 

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全体の3分の一が葺き終えました。まだ瓦を葺いていない所にはブルーシートを被せて今日の工事は終了です(*^_^*)