本日は三重県志摩市浜島町のU工場様の屋根カバー工法をご紹介したいと思います(*^_^*)
最初にU様からお問合せを頂いた内容が「現在太陽光を載せるか検討中なのですが、今の屋根では不安だから新しく葺き替えたい」とのご相談内容でした。
数日後に現地調査をした所、U工場様の既存屋根はカラーベスト屋根と呼ばれる【薄型スレート屋根】でした。既存屋根自体の状態も悪くなく、その上から屋根カバー工法が可能な趣旨をお伝えしました。
(※屋根下地合板の状態も良い為)
また2004年以前のカラーベスト屋根には【アスベスト】が含まれており、屋根を葺き替えるとなると、廃材処分費だけでも通常の3倍はコストがかかります。
そして屋根リフォームにかける当初考えていた予算を超える事無く、太陽光を載せる事も可能になり、耐候性が上がるのが屋根カバー工法でした(*^。^*)
最初に既存カラーベスト屋根を【水洗い】します。その理由は屋根カバー工法を行う際に【粘着層付屋根ルーフィングシート】 を使用するからです。
水洗いをしていない状態のカラーベスト屋根の表面は塗膜の劣化汚れでザラザラし、砂の様な物が付着しています。
その様な状態ではしっかりと屋根ルーフィングシートが既存カラーベスト屋根に粘着しません。(※一度も屋根塗装を行っていない場合)
【水洗い】した部分と、そうでない部分が一目瞭然です(^^) 写真手前が汚れが落ちた部分ですね。
これで屋根の【水洗い】完了です。
今回U工場様で使用する屋根材は【たてひら】と呼ばれる金属屋根です。
次の工程が【金属屋根たてひら】を葺くための下準備を行い、屋根ルーフィングシートを張るといった作業になります。
軒先と呼ばれる屋根の先端部分に【本唐草】を取り付けます。【金属屋根たてひら】を葺く上で、雨仕舞処理をする為のかかせない大切な部材になります。
屋根の頂点部分に取り付けられた部材を【棟包板金】と呼びます。屋根カバー工法の際はこういった既存の【棟包板金】や屋根の両袖部分【ケラバ水切り】等を撤去する必要があります(^_-)
屋根ルーフィングシートを軒先(屋根の先端)から棟へと、下から上に重ねて張っていきます。
屋根の両袖部分【ケラバ】にも【ケラバ唐草】を取り付けました。
屋根ルーフィングシート張り、金属屋根たてひらを葺くための必要部材の取り付けが完了しました。
次回は金属屋根たてひら葺き工事をご紹介します(*^。^*)