今日から津市久居野村町のN様邸金属サイディング外壁カバー工法がスタートしました(*^_^*)
最初にお問合せを頂いたのは、去年の9月ごろでした。その時のお問合せ内容が
「外壁が浮いてきているから、新たに外壁を上張りしたい」
との事です。現地調査にお伺いした所、確かに外壁が浮いていました。
N様邸はハウスメーカー様の建物になり、外壁は工場で組み立てられてくるタイプの物でした。外壁の表面は窯業系と一般に呼ばれるセメント系のサイディング材がベースになった、ハウスメーカー様オリジナルの外壁材です。
この様に外壁が浮いている箇所は、主に1階と2階の繋ぎ目部分が中心です。
他に雨漏りも起こしているとの事で、雨漏り調査も事前に行った結果。
サッシ廻りや外壁の亀裂等から雨漏りしている事が判明しました。
(※雨漏り調査後はきちんと掃除をさせて頂きます)
雨漏り原因もしっかりと分かり、これで心配なく無事に外壁カバー工法にて工事が始めれます(^O^)/
足場もバッチリ組み立ててもらいました(^^)
横目地コーキングの亀裂&外壁の浮きが目立つ箇所を再チェックします。
他には縦目地コーキングの亀裂も目立ちます(*_*) 亀裂の原因として考えられるのが【プライマー】と呼ばれるコーキング材の下地添付不足等が考えられます。
しかし何らかの外壁リフォームして7~8年後や新築の場合でも10年を過ぎる頃にはコーキングの【変色】【やせ】【亀裂】の順番で経年劣化により起きてくる現象でもあります。
コーキングのキレ、そして外壁もひび割れています。
今回は【金属サイディング】と呼ばれる物を、今の既存外壁の上からカバー工事を行います。 その前に上の写真の様にコーキングと呼ばれる箇所全てに再度コーキングの充填し直します。
全てのコーキング箇所の補修完了です。これから本格的に外壁カバー工法のスタートです(*^。^*)
まず最初に【土台水切り】と呼ばれる部材を、外壁の1番下の部分に取り付けます。
今回の使用目的は外壁の通気層確保時の下端の保護目的になります。
(※短く説明しようとすると、難しく?ややこしくなります(@_@;) )
ちなみに現代の【土台水切り】の役割は基礎の通気目的や基礎内への小動物の侵入を防ぐといった目的もあります。
外壁1面に黒い部材が取り付けられました。これは新たに【金属サイディング】を張る為の下地材になります。
本来は木製下地材(以下、木胴縁)の【スギ】や【エゾ松】といった木胴縁を使用するのですが、外壁カバー工事は何度も行う工事ではないので今後のメンテナンスの事や耐久性をアップさせるためにも【樹脂製胴縁】を今回使用します。
つまり樹脂製なので半永久的に腐る事はありません。建物も鉄骨です。
既存外壁前面に【樹脂胴縁】を取り付けていきます。写真でも確認できます様に【樹脂胴縁】の縦の繋ぎ目部分の隙間を空けています。
この理由は壁内の通気層移動がくまなく出来る様にです。こうする細かな作業も内部結露をさせない工夫の一つとなっています。
次回は外壁カバー工法の本格的なご紹介になります\(^o^)/