いぶし瓦を使った屋根リフォーム【屋根葺き替え工事・栄四朗瓦 丸栄陶業㈱ 】三重県津市産品N様邸

今日は津市産品のN様邸屋根葺き替え工事の完成報告をしたいと思います(^_^)

 

2014.1.30-3

 

屋根瓦本体は葺き終わり、下の写真は【紐丸】と呼ばれる瓦の部材を取り付けている所です。以前は屋根土を使用していましたが、今回は撥水性の高い【屋根モルタル】を使用し、納めていきます(^_-)

 

2014.1.30-4

 

【紐丸】を棟部分まで取り付ければ【鬼瓦】を番線で固定し、角度もしっかりと見て取り付けます。

鬼瓦は瓦屋根の主役といっても過言ではありません。瓦は葺き替えましたが、鬼瓦は50年間の間ずっとN様の屋根を見守り続けていました。

たくさんの想い出が詰まった鬼瓦をそのまま使用します(*^_^*) 

 

2014.1.30-7

 

鬼瓦を固定したら、次は【のし瓦】を屋根モルタルを使用しながら積んでいきます。

 

2014.1.30-8

 

【のし瓦】の上には【棟冠】と呼ばれる瓦部材を被せます。黒い屋根モルタルの中から、銅線が見えています。この銅線は【棟冠】を固定する為に必要になります。

 

2014.1.30-5

 

次に【隅棟】と呼ばれる箇所を納めていきます。

棟と同じ様に【のし瓦】を積みながら、最後に【棟冠】を被せる工程をもう一度行います。

ちなみにN様邸の隅棟箇所は2箇所ありました。

 

2014.1.30-6

 

1つ目の隅棟が完了しました。

 

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2つ目の隅棟も完了です。

 

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最後に壁際の【のし瓦】を積んでいきます(^^)

 

2014.1.30-1

 

【のし瓦】を1段、2段、3段と階段状に積んでいきます。m数が長くなればなるほど横の水平ラインや正面から見た時の【ちり】(出幅)をきちんと合わせるのも、瓦職人の腕の見せ所ですね。

 

2014.1.30-10

 

完成しました。隅棟の止り部分等は【屋根漆喰】を最後に塗ります。

 

2014.1.30-9

 

かっこいいです。棟や隅棟、壁際など、屋根モルタルを使用した部分はありますが、それでも以前の土葺き工法から釘留め工法に変わったので重量は今までの約半分軽減されました。

瓦自体も無理矢理固定をしている訳では無いので安心です。

 

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これにて津市産品N様邸の屋根葺き替え工事が完了しました。

最後まで裏山のお猿さんをしっかりと見る事は出来ませんでしたが、N様と色々な話が出来てとても良い思い出になり感謝していますm(__)m