まだまだ寒い日が続きますね(@_@;) 布団からも直ぐに出れない毎日も続きます、、、
ですが考え様によっては、1年の中で今の季節が1番布団のありがたみが感じられるという事で!
朝の寒さも喜びに?さあ本日も頑張っていきます\(^o^)/笑
今日は津市高野尾町のN様邸屋根葺き替え工事のご紹介をしていきたいと思います。なぜN様が今の屋根から、新たな屋根材に葺き替えようと思ったのかと言いますと、ずばり
「ランニングコストを抑える為」でした。屋根リフォームの中で一般的なものが屋根塗装になります。屋根塗装でも十分に長持ちしますし、綺麗になります。
色々とお悩みになられた結果、N様は「屋根のリフォーム工事は今回で最後にする。」と決められたそうです。 その想いが今回のモニエル瓦からの屋根葺き替え工事をご決断された背景になります。
ランニングコストをどう抑えれるかの詳細は、屋根葺き替え工事が完成した時に詳しくご説明しますね(*^。^*)
ちなみに現在の屋根は【モニエル瓦】と呼ばれるセメント材の屋根材です。
この屋根材は1㎡当たり約45キロになります。坪の場合だと約150キロです。またN様邸は築15年が過ぎます。この頃はまだ、瓦を1枚1枚釘で留め付ける職人は少なかったので、3段から4段おきに横一列で釘留めされている工法でまだ通っている時代でした。
しかし地震で屋根瓦がズレたり、落下する可能性も高いという事になります。
今回、新たに葺きかえる屋根材が、デクラ屋根システムのコロナと呼ばれる金属屋根になります。コロナは1㎡当たり約7キロとなります。坪に直すと約23キロです。
セメント材の瓦と比べると重量も6分の一になります(^_-)
それでは屋根瓦解体工事をスタートします\(^o^)/
瓦を1枚1枚めくっていきます。写真下に見える黒い塊は、屋根土では無く、屋根モルタルと呼ばれる物です。左にちょこっと見えますが、屋根の頂点には【棟冠】と呼ばれる屋根部材が載っています。屋根モルタルの役目は【棟冠】と最後の屋根瓦との隙間を埋め、雨水の侵入を防ぐ役目を果たします。
こまっちゃんです\(^o^)/顔は笑顔ですが、ふくらはぎがパンパンや~と休憩中ずっと言っていました 笑
屋根瓦の解体工事は大変ですが、みんなが自分に出来る仕事を精一杯しています。
こまっちゃんが瓦をめくっていた箇所に異変を発見\(◎o◎)/!
ここ!!と書かれた箇所は【壁際】と呼ばれる部分になります。異変の答えは「雨漏り」です。
流れた跡とありますが、これは台風や大雨の際に、風向きにより外壁部分と屋根が交わる【壁際】に雨水が侵入し【壁際内】に充填されている屋根土が流れ出した跡です(+_+)
少し専門的かもしれませんが、外壁と屋根が交わる部分には瓦を葺いた後に【のし瓦】と呼ばれる、薄い瓦材を載せます。その【のし瓦】を固定する為に使用するのが、屋根モルタルや屋根土といった物になります。
今回は屋根土だったのが、余計に雨漏りがひどくなったかもしれません。
先ほどから、屋根モルタルという言葉が出ています。屋根モルタルは撥水性が高い物です。反対に屋根土は撥水性がなく、水分を含みます。
すると流れ出た屋根土は泥上になり、下の方へと流れて停滞します。
こうなります((+_+))雨樋の中がまさにドロドロです。
風向きにもよりますが、雨が降るたびに瓦内で屋根土が流れでて、どんどんと腐食が進んていた事が分かります。
腐食していた部分は【鼻隠し】と呼ばれる雨樋が取り付けられる場所になります。
今回は【鼻隠し】だけで雨漏りによる被害は済みましたが、このまま気付かないでいたら、屋根下地合板も腐り、軒裏へも水は廻っていました。
既存のモニエル瓦(セメント瓦)を解体し【桟木】と呼ばれる瓦を固定し釘留めを行うための屋根下地材も撤去しました。
すると今回またまた先客?!がいました。
コウモリです(^_^) 今回4匹?4羽?のコウモリがいました。
3月下旬まではトーパーといい、冬眠期間中らしいのですが、今回新しく葺き替える屋根材、金属屋根コロナはコウモリには残念ですが、寝床に入る隙間も、あいにくありません((+_+))
冬眠期間中起こされて、少しかわいそうでしたが、逃がしておきました。
コウモリは保護動物らいしので私たちにはどうする事もできません、、、
コウモリに我が家を住処にされ悩んでいる方も多いと思います。自然動物との共存はむずかしいですね。
最後にブルーシート厚手を2重張りにし、雨仕舞をバッチリ行った所で本日の作業は終了です。
次回は屋根下地合板張り~屋根ルーフィング~屋根部材取り付けのご紹介をしたいと思います(*^_^*)