こんにちは!花粉症の季節がやってきました(@_@;)
昔に親方がクシャミを連発していて、笑っていた翌年に自分も見事に花粉症を発症…。
「光司~良かったなー。お前も花粉症デビューか」と親方が鼻にティッシュを詰め込みながら笑う顔を、毎年必ずクシャミと同時に思いだします 笑
では花粉やら黄砂やらPM2.5やらに負けず、今日も元気に行きます!本日は前回の続きになります。津市高野尾町のN様邸屋根葺き替え工事の続きをご紹介します(*^_^*)
既存の屋根防水シートを剥がしていくと、屋根下地合板が見えてきました。上の写真箇所の屋根を【棟違い】 と呼びます。
写真でも分かる様に、穴が空いています。屋根裏の断熱材も雨漏りをしている形跡は無かったので、今まで大丈夫だったのかな。と思いました。ちなみにN様からも雨漏りがしてきたと云う話は今まで聞いていませんでした。
とにかく【棟違い】部分は雨仕舞が最も重要な箇所の一つです。雨漏りを起こす可能性が高い所でもあります。
そこの屋根下地自体の寸法(長さや幅)が足りていないのに、雨漏りしていない事にビックリしました((+_+))
棟とは屋根の頂点の事をいいます。その棟のセンター部分が写真の赤線です。そのセンターから直ぐ左に屋根下地合板の繋ぎ目があります。
屋根下地合板を隙間なく、張る事が雨仕舞処理を行う上での、まず大切な工事になります。
順序としては【1】と書かれた部分に、屋根下地合板を張り伸ばし、次に【2】の部分を写真の様に、切り込むのではなく、普通の四角形で張れば隙間は空きません。
断面でいうと【人】 という漢字になる形になります(^_^)
と上記の様な屋根リフォームならではの様々な事が訪れます。
既存屋根防水シートをどんどん剥がして行きます。
次に新たな屋根下地合板を直ぐに張っていきます。天気の都合を見ながら作業を進めるので、雨の心配は少ないですが、屋根瓦解体や屋根下地工事は段取り良くスムーズに工事を進めて行かないと突然雨が降ってき
た時に、雨養生の対処が遅れてしまいます。
屋根下地合板の釘の間隔になります。細かく釘を打ちこみすぎずに均等に釘を留めていきます。
1階の下屋屋根も屋根下地合板を張っていきます(^_^)
屋根下地合板はも綺麗です。新品なので当然ですが、、、。もちろん国産のJAS規格品、針葉樹合板12mm厚を使用しています。
屋根下地合板を張り終えたら、次は屋根防水シート(屋根ルーフィング)を張っていきます。
屋根防水シートが張れれば、屋根下地工事としては一度完了になります。これで雨が降っても雨漏りを起こす等の心配は減りました。
上の写真左に見える部分は【ケラバ】と呼ばれる屋根の外側部分になります。N様邸の屋根形状は【切妻屋根】と云う屋根形状になります。切妻屋根の場合は確実に【ケラバ】 箇所がございます。
写真の黒い部材は【ケラバ捨て水切り】といい、雨がケラバ内に吹込み侵入したとしても、きちんと雨樋の中まで排出してくれる大切な役目を果たすケラバ部には必ず必要になる部材です(*^_^*)
ここもきちんとした施工をしないと、【雨を留める】事になり屋根下地等を侵食してしまう結果にもなりかねません。
正しくは【雨を逃がす】これが屋根リフォーム工事を行う上で、基本的な考えになります。
また上の写真は【軒先】と呼ばれる屋根の先端部分になります。軒先部分には【軒先水切り】と云う部材を取り付けます。
【軒先水切り】の効能は下から吹き込む雨風を屋根内に侵入させない役目を果たします。また屋根から流れる雨を軒裏に廻り込むのを防ぐや役目や、きちんと雨樋の中まで雨を導いてくれます。
デクラ屋根システム コロナを葺く下準備が全て整えば、いよいよ本格的に屋根葺き工事に取り掛かります(^_-)
軒先から順番にどんどん葺いていきます。コロナは表面に天然石のチップが散りばめられています。美観性も高く、かなりカッコ良く仕上がります。施工する時の難点としては、天然石チップのザラザラで手袋が2日程で破れます(苦笑)
ですので軍手など使用していると、表面の目に糸くずが入るので、綺麗に仕上げるのに、糸くずを付けていては意味がないので、ゴム手袋を着用しています(^_^)
天然石チップのザラザラが雪止め効果を発揮し、デクラ屋根システムは【無落雪屋根】と呼ばれている理由も体感しました(*^。^*)
1面葺き上がり完了です。
どうですか?コロナは金属板をプレス成型しています。屋根材の凹凸に天然石チップが混じり、自然な陰影が出来ています(^_^)
そして驚異の30年保証付です。製品品質で30年。美観保証で10年。金属屋根コロナはニュージーランドで発売されてから50年を過ぎる実績も高い商品です。
「金属は錆びないの?」
ニュージーランドは海に囲まれた塩害地域です(昔は知りませんでした汗)つまりコロナは日本とは違う気候条件の中でも、世界で使用されている屋根材です。信頼もできます。
「外国製は大丈夫?」
コロナの製造販売元はAHIルーフィングと呼ばれる金属屋根メーカーの会社です。デクラ屋根システムは日本の正規取扱い代理店になります。
先ほど書きましたが、コロナは金属板をプレス成型している屋根材です。形は違いますがコロナの兄弟はたくさんいます。
日本のメーカー様でリクシル様にもOEM商品として【Tルーフ】の名で取扱っています。信頼有る屋根材でなければ、日本のメーカーも取り入れないはずです。
さっきから営業マンになれるんじゃないかって言うぐらいの事を言っていますが(笑)本当に良い屋根材です。 ちなみに私たち立成はデクラ屋根システムの正規認定工事店でもあります(*^_^*)
次回は、屋根葺き工事の続きと換気棟取り付け、完成報告が出来ればと思います。