雪の後に雨漏り?【ベランダ雨漏り補修工事】三重県津市緑が丘S様

こんにちは!立成の小河です(^_^)今日はベランダ雨漏り修理の事例を紹介したいと思います。

先月2月の14日~16日にかけての大雪。ここは雪国ですか?っていうぐらい凄かったですね(@_@;)私の住む津市でも13センチほどの積雪量を記録したそうです。

雪が降って喜ぶのは犬なんて云いますが、我が家のローズちゃんは寒がりです、、、。子供だけ大喜びです(笑)

と、ここから本題に入っていきたいと思います。雪の被害について最も多いのが【雨樋】や【カーポート】です。私たちが暮らす東海地方は積雪基準なるものは対応していません。つまり雪の重みに耐えれる強度で【雨樋】や【カーポート】が施工されていない。という事です。

雨漏りを起こした状況で、雨と雪の大きな違いが【時間】です。雨が原因で雨漏りを起こす時は、雨が降っているその時です。雪が原因で雨漏りを起こす時は、雪が解けだしている時です。

ではS様の雪による雨漏りの状況です。

「雪が降った次の日は雨漏りするので一度雨漏り調査をして欲しい。」

 

2014.3.18-8

 

どうやらこの照明器具から雪解けが始まる頃に、ポタポタ雨漏りがしてくるとの事でした。

以前からまた雪解けに雨漏りはしていたそうです。しかし雪が降る事は滅多に無いので、そのままにしておいたそうですが、今回の雪をきっかけに雨漏りを直したい。と思われたそうです。

 

2014.3.18-9

 

照明器具を外してみると、、、水滴を発見\(◎o◎)/!

ここが雨漏りの出口になっている事は間違いなさそうです。

この部屋の上がベランダという事もあり、雨漏り原因を探るためベランダを見渡しました。ベランダの防水層は全く異常なし。

すると屋根が原因かな?

 

2014.3.18-11

 

外壁と屋根が交わる部分を【壁際】と呼びます。ここからの雨漏り事例は多いです。怪しいな~

と思っても、雨漏り調査の場合、散水試験という実務調査を行うまで原因を断定できませんし、自分でも思い込むのがかなり危険です。

 

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外壁際部の瓦がちょうど谷の部分になっているので雪は積もります。雪解けに【のし瓦】の隙間に雪が解けだして雨漏りに繋がったのかな?

 

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という事で、じっくりと散水試験にとりかかります。雨で雨漏りしている場合なら、ピンポイントで当たれば直ぐに雨漏り原因が分かりますが雪の場合だと、通常よりも少し時間がかかるので、焦らずに自分との戦いです((+_+)) 

ん~。下の部屋にいるS様も高木親方も反応なし。

まだまだ、雪が解けるんやからね。と思いながら散水試験を続けています。

ん~。やはり反応なし。悲しい。

どうやら壁部とは違うようです(*_*)

いや、でもまだ散水しないと分からないかな。

こんな感じで迷っていた時に、S様の雪解け後に雨漏りがするという言葉を今一度思いだし、目を向けた場所に亀裂を発見。

赤丸で「雨漏りはここだよ!」と書かれているぐらいの確証を得ました(笑)

 

2014.3.18-1

 

しばらくすると、1階でS様と高木親方が話している声が大きくなってきました。

「おーい、OK!OK!」

1階から高木親方が呼んでいました。この雨漏りを発見した瞬間は本当に気持ち良いです(笑)

 

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今思えば、すごく分かりやすい原因でした。ベランダの手すりの亀裂が雨漏り原因です。1番最初にもちろんこの亀裂は確認していましたが自分の中で、いかにもすぎて答えに結びつきませんでした。

雨漏りの原因は本当に多岐に渡ります。自分でいうのもなんですが、雨漏り原因を見つけるのは難しいです。 私の頭も少し難しくなっていたかもしれません。

基本の考えに、いつでも戻れるようにしなければならない良い例でした。

今回の雨漏り修理の方法は、板金材でベランダの手すりを作成します。

現在の亀裂部分にモルタルを塗り込み、塗装するよりも、価格も変わらずに長持ちできる板金材で新たにベランダ手すりを作成した方のが、この先の心配が無くなると思ったからです。

 

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新たにベランダ手すりをカバー工事する為に、既存のベランダと重なっている【棟瓦】という屋根材を撤去します。

既存のベランダ手すりは凹の字にカットされていますが、屋根土等が見えている状態なので、雨仕舞としても良くないので新たなベランダ手すりを被せて施工したいと思います。

 

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ベランダ手すりをビスで固定する為に、ベランダの天端(てっぺん)ではなく外壁の側面に樹脂製の下地材【タフモック】と呼ばれる部材をきちんと固定します。

ベランダ手すりを上からビスで固定する事はもちろん可能ですが、年数が経った時にビス穴や釘穴が原因で、今回の様に雪が積もり漏水する可能性も十分考えられるので、外壁側面に下地材を取り付けました(^_-)

 

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左側も同じくタフモックを取り付けます。

 

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そして後は板金材で加工した,ベランダ手すりを被せます。

 

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角のコーナー部分もしっかりと折り込みます。

 

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完成です(*^_^*)

雨漏り発見時にS様が「もしかして雨漏りの原因はこれから先もずっと分からないままだと思っていた。」

と喜びながら言って頂いた言葉を今でも思い出します。工事後にも「綺麗になって良かった」と言って頂き、嬉しく思います。

原因不明の雨漏りでお悩みになられていたら、まずは一度私たち立成の【無料 雨漏り調査】をお試しください。無料ですが本気で必ず雨漏り原因を見つけ出す事をお約束いたします(*^。^*)