外壁に苔が生える原因【外壁張替え工事・窯業サイディング ニチハ】三重県桑名市I様邸

こんにちは!小河です。4月と言えば花見です。花見行きたいな~なんて思いながらも結局、今年も花見へ行きませんでした、、、。

その代わりといってはなんですが、バーベキューをしてきました。水産加工屋さんと知り合いの友達がいるおかげで、あさりやハマグリ等を直接仕入れる事ができ、海鮮バーベキューができて子供たちも大喜びしていました(*^^)v

とにかく少しは父親らしい事ができたかな。

、、、と都合よく思っています(笑)

それでは本日は桑名市I様邸の外壁張替え工事をご紹介します。

I様のお悩みは外壁のコケでした。最初にお問合せを頂いてから2年間外壁を張替えるか、今の外壁の上から外壁カバー工法を行うか等、色々納得がいくまで打ち合わせを繰り返してきました。

既存の外壁材は3X10板(さんとうばん) と呼ばれる外壁材に吹付塗装が行われていました。I様自身も建物の雰囲気も変えたいという事で外壁を張替える事に。

その中で選ばれた外壁材が外壁材メーカー ニチハ㈱のパルムボーダー調のパルムベージュと呼ばれる色の外壁材です。

1番のお悩みである外壁に苔が生える原因は通気不足の関係。塗膜の関係等が挙げられます。また白色の外壁の為、築年数が経っていなくてもサッシ窓の雨だれ汚れ等が現時点で気になっていました。 

外壁を張替える事できちんとした通気層の確保により断熱性能も上がり壁内結露も防ぎます。又マイクロガードと呼ばれるニチハ㈱独自の塗膜技術により、コケが生える事や雨だれ汚れ等の美観問題も解消されます。

 

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それでは足場工事もばっちり完了し、外壁張替え工事をスタートします。

 

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まず、外壁を解体する前に【たて樋】と呼ばれる雨を排水溝まで流す役割をもつ、雨樋部材をいったん取り外します。

 

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次に窯業サイディングの場合、防水の要ともなるコーキングを出隅と呼ばれる建物の角っこやサッシ窓、軒天と呼ばれる外壁の張り上がり部分などの防水処理が施されているコーキングを撤去していきます。 

しっかりと密着していたので手応えがありました!

 

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コーキングを撤去し終えれば、次は3X10板(さんとうばん)の釘を抜いていきます。3X10板(さんとうばん)と呼ばれる板は釘留め専用の外壁材になります。

I様邸の3x10板(さんとうばん)はリシン調の吹付塗装が行われています。リシン調の仕上がりは外壁がザラザラです。ザラザラ壁により釘が綺麗に隠れている為に釘を1本抜くのも一苦労です。

大体、釘が止まっている箇所は特定できますが、それでも目に見えない状態だと中々分かりにくいです(笑)

 

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3X10板の釘を抜き撤去したら、次に木下地も撤去していきます。

 

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木下地も撤去し終え、次に窯業サイディングの1次防水ともなる防水シートを張っていきます。

もちろん既存の防水シートを剥がしてから、新たに今回は遮熱機能も追加された遮熱+透湿機能の防水シートでばっちり雨仕舞を行います(*^^)v

 

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防水シートの次は【土台水切り】と呼ばれる基礎内への通気も保ちつつ外壁内への通気を行うための部材を建物の土台。

土台柱に取り付けます。

 

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今回使用する、土台水切りはガルバリュウム鋼板製です。建物の角っこ。柱等の箇所は90度に折り曲げないといけないので、板金ハサミと呼ばれる金属を切る専用のハサミで土台水切りを加工していきます。

この板金ハサミも綺麗に金属を切るまで馴れるのに苦労しました。

 

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土台水切り取り付け完了です。

 

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窯業サイディングを張る為の下準備として、次に土台水切りの上に【スターター】と呼ばれる金属部材を取り付けます。

この【スターター】は窯業サイディング、外壁材を張る工程で特に大切な下準備になります。

今回外壁張替え工法は15mmの通気層を設けた金具留め通気工法により工事を行います。外壁の基本施工法に横張りと縦張りがありますがどちらも【スターター】といった部材は必要になります。

【スターター】に1枚目の外壁を載せるので、真っ直ぐビシッと取り付けないと、外壁が水平で張れなくなるのでガタガタに歪んでいきます。

ですので外壁を水平に真っ直ぐ垂直に張り上がる為にも、大切な下準備になります。

 

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それではいよいよ本格的に外壁張替え工事のスタートです(^^)

どうでしょう?かっこいい柄ですよね(*^^)v どんどん良い物が新しく出てきます。

 

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15mm通気金具を窯業サイディングの上部に差し込み、ビスでガッチリ固定します。

 

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下から張っていくと必ずサッシ窓や換気扇、開口部等が出てきます。

縦横ときちんと寸法を測り、窯業サイディング専用の電動丸ノコで加工します(^^)

 

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綺麗にカットできました。サッシ窓や換気扇、開口部の周辺はコーキングを最後に充填します。

10mm幅をサッシ窓廻りや換気扇、開口部廻りはコーキングを充填させるための隙間を設けます。 

次回は外壁張り工事の続き、そして軒天と呼ばれる外の天井も、今回は張替え工事を行うので軒天解体。軒天張り工事と続けてご紹介します!