こんにちは!小河です(*^▽^*) 本日は津市久居野村町M様邸の屋根漆喰工事の様子をご紹介したいと思います。
「屋根漆喰が剥がれてきている箇所があるから一度見て欲しい。」
最初にそうお問い合わせを頂きました。1階、2階と既存の漆喰の状況を確認させて頂き、1階は問題はありませんでしたが、2階は漆喰の塗り直しが必要な状態でした。
2階は漆喰の【上塗り】がしてあり、きちんと密着していない部分や厚塗りしすぎている箇所もあったので、将来的にも雨が侵入する可能性が2階の屋根漆喰にはありました。
既存の2階屋根漆喰です。この半円状の漆喰の呼び名は【三日月】や【棟下】等と呼ばれています。
鏝(こて)と呼ばれる工具を使い、既存の屋根漆喰を剥がしていきます。
写真でも確認できますが、表面の漆喰を剥がした後ろにも漆喰が見えています。
上塗りをしてあった既存漆喰を剥がし終えました。次に元々塗られていた漆喰も剥がします。
上塗り漆喰、既存漆喰を剥がし終えると、屋根土が見えてきました。雨漏りしているかどうかの見極めポイントは屋根土が湿っているか、湿っていないかが見極めの一つになります。
他の2階屋根の三日月漆喰も、上の写真と同じ手順で剥がしていきます。
さきほど漆喰を剥がした反対側の部分も剥がし終えました。
M様邸の屋根形状は【寄棟】と呼ばれる形の屋根です。現在漆喰を剥がしている部分は【隅棟】と呼ばれる屋根瓦同士が交わり、斜めに下っている箇所になります。
真上から見ると、隅棟は合計4本あります。
次に【棟】と呼ばれる屋根の頂点部分。横一列に水平になっている三日月漆喰も剥がしていきます。
※音声が出ますので、音量には十分ご注意下さい。
屋根漆喰解体を動画で撮ってみました。ぜひご覧ください(^O^)
棟の三日月(反対側)も剥がし終え、これで2階屋根漆喰の解体が全て完了しました。
漆喰の解体で丸一日かかったので、本日の作業は終了ですが、漆喰が剥がされた屋根土の状態で終える事はできません。
明日の天気予報に雨マークはありませんが、絶対はありませんので、夕立や夜中に突然雨が降っても大丈夫な様に、養生をきちんと行います(*^_^*)
これで雨養生はバッチリです(^o^)/ 次回は屋根漆喰の完了報告になります。