【屋根瓦の種類~スレート瓦編~・情熱リノベーション事務所通信】

おはようございます!情熱リノベーション事務所です!

今日も、若干寒いですよね・・・春が早く来てほしいです・・・

では、今日も一日頑張ります!!

本日のテーマは、『屋根瓦の種類』~セメント瓦編~

私たちが安心して住んでいる家の屋根瓦は、風・雨・太陽熱等から守る重要な役割を果てしております。さて、一般住宅で代表的に使用されている5種類の屋根瓦をご紹介します!

・粘土瓦(和瓦)

・セメント瓦

・金属瓦

・スレート瓦

・シングル瓦

今日はその中の、スレート瓦についてお話しさせて頂きます。

 

スレート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・スレート瓦とは・・・? 

明治時代より使用が始まりますが、関東大震災後に軽量の屋根材としてトタンの需要が増えたそうです。被災した方々が丈夫な瓦より、不燃性や軽量の事を考え、のトタン瓦を確かに選びますよね。

しかし、トタンが不足し代替品として、石綿(アスベスト)スレートが多く使用されるようになったそうです。石綿(アスベスト)を使用されたは、不燃性が高かったそうですよ。

また、スレート瓦には、「天然スレート瓦」と「化粧スレート瓦」に分かれます。

 

「天然スレート瓦」

 

天然スレート

 

 

 

 

 

天然の粘板岩をそのまま薄く板状に加工したものです。加工の技術も高く、非常に高価でほとんど見かけることはありません。

 

「化粧スレート瓦」

 

化粧スレート

 

 

 

 

 

セメントと繊維で加工して作られています。5㎜程度の薄い瓦で、比較的に軽く耐震性も高いと言われています。

塗装仕上げですので色も豊富にあり、施工が非常に簡単なため安価な瓦です。周辺でも比較的に、よく目にするのではないでしょうか?
 

昭和16年以前に製造されたスレートには石綿(アスベスト)が含まれている可能性があります。

しかし、近年のスレート瓦は石綿(アスベスト)の代わりに、人工繊維や天然繊維を使用していますのでご安心ください。皆さんの瓦は、石綿(アスベスト)スレートではありませんか?

もし瓦が割れたりヒビが入っている場合、発がん性物質が飛散している可能
性があります。少しでも、ご心配があるときには、お気軽にご相談下さいね(^O^)/

 

・スレート瓦(化粧スレート)の特徴は・・・?

長所は、軽量な瓦ですので耐震性に強いです。そして、塗装仕上げの為カラーバリエーションが豊富です。

短所は、5㎜程度の瓦ですので割れやすく塗装も10年程度で色あせが始まり、コケやカビ発生する場合があります。こまめな塗装が必要となります。

 

余談ですが・・・
東京駅・赤レンガ駅舎の建物を戦前のドーム形に復元するために工事が始まり、黒い石でできた屋根材「天然スレート」の補修の為、約20万枚を宮城県石巻市の業者さんが持ち帰ったそうです。

そして、一枚一枚割れていなか調べ、使用可能な「天然スレート瓦」約13万枚を一枚一枚、たわしで洗い流したそうです。

作業が終わった瓦から、東京に納品し2011年7月に残りの6万5千枚を東京に持っていく予定でしたが、2011年3月11日東日本大震災が起き、瓦は津波の被害にあいその後、社員や家族約10人で2週間かけ約4万5千枚を集めたそうです。

 

以上で、スレート瓦のお話は終わります。
 

では、次回はシングル瓦のお話をさせて頂きます。またご覧くださいね(^^)/