雨樋の詰まりと枯葉除けネットの正しい活用法|見えない場所の落とし穴に要注意

◆雨樋、ちゃんと流れていますか?

「最近、雨が降ると軒先からポタポタ…」「屋根は無事なのに、雨樋から水がバシャバシャ溢れている…」
そんな現象に心当たりがある方、それは“雨樋の詰まり”かもしれません。

特に築25年以上の住宅で、これまで一度も雨樋掃除をしたことがない場合、
雨樋内部に落ち葉や砂埃が溜まり、排水機能が低下している可能性があります。
雨の日の異常は、意外にも“見えない場所”に原因があるケースが多いのです。

◆雨樋に大量の落ち葉が詰まっています

腐葉土化した落ち葉より草が生えています。

袋いっぱいの腐葉土です。

◆枯葉除けネットの仕組みとメリット

こうした雨樋詰まりを予防するためのアイテムが「枯葉除けネット」です。
簡単に言えば、雨樋の上にネットを設置して、落ち葉やゴミが中に入らないようブロックする仕組みです。

✅ 落ち葉が雨樋内部に入らないようにガード
✅ 雨水はしっかり通し、スムーズに排水
✅ 落ち葉の腐敗による“腐葉土化”を防止
✅ 雨樋の傾き不良や破損を防ぐ

特に、以下のようなご家庭では高い効果が期待できます:
☑ 周囲に木が多く、秋になると屋根に落ち葉が溜まりやすい
☑ 台風や強風の後に、雨樋が詰まっているように見える
☑ 高所作業に不安があり、自分では掃除できない

◆枯葉除けネットを取付けました

雨樋の掃除を行います。

枯葉除けネットの取付完了。

◆実は「万能」ではない?ネット施工の注意点

ここまで読むと「じゃあ今すぐ取り付けた方が良いのかな?」と思われるかもしれませんが、
実はすべてのご家庭に枯葉除けネットが“最適”というわけではありません。

✅ 松のような細い針葉樹の葉はネットの隙間から入り込んでしまう
✅ ネットの上に枯葉が堆積すると、逆に腐葉土化して重みで雨樋が歪む
✅ 長年放置されたネットが原因で、雨樋の勾配不良や排水不全を招くケースも

つまり、どんな住宅にも使える“万能アイテム”ではなく、
「その家の環境に合っているかどうか」をしっかり見極める必要があります。

◆大切なのは“今の状態”を知ることから

「うちもそろそろ点検したほうがいいかな?」そう思われた方、まさに今が“行動のタイミング”です!

✅ 雨樋の中に落ち葉が見え隠れしている
✅ 雨が降るたびに水の音が気になる
✅ 雨樋の掃除を一度もした記憶がない

そんな方はぜひ、専門業者による点検・清掃・ネット取付の可否判断をご検討ください。

情熱リノベーションでは、お住まいの立地環境や雨樋の素材・劣化具合まで考慮し、
最適な方法をご提案いたします。

◆雨樋の詰まりを掃除します

雨樋の詰まりが確認できます。

詰まりを取り、水を流して掃除完了。

◆概算費用の目安

・雨樋清掃(1階のみ/約15〜20m)……………15,000円〜30,000円
・雨樋清掃(2階含む/約30〜40m)……………30,000円〜55,000円
・枯葉除けネットの設置……………………………1mあたり2,000円〜
※現場の状況や足場の必要有無により変動いたします。

この記事を書いた人

情熱リノベーション株式会社 代表取締役 小河 光司(おがわ こうじ)1983年7月2日生まれ

23歳からハウスメーカーの屋根外壁工事を請け負う外装工事会社を創業。新築工事に限らず様々なリフォーム工事も任される事により、雨漏りに悩んでいる多くの方の存在を知り、30歳の時に【雨漏り修理専門店 情熱リノベーション】を設立しました。

雨漏りを止める為には徹底した原因究明が大切です。雨漏り調査から雨漏り修理まで一貫した施工体制を整えることで雨漏りの再発を防いでいます。また全ての工事に10年間の無料アフターメンテナンスが標準保証で付いており、雨漏り修理後も安心し続けて頂く事が可能となります。

三重県にお住まいで雨漏りにお悩みの方、雨漏りしているかご不安な方はお気軽にご相談下さい。

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