今週もレディオキューブ FM三重、ゲツモクの「雨漏り6時12分!」聴取ありがとうございました?
屋根の状態には気をつけましょう!
来週もよろしくお願い致します?
雨漏りが発生する理由のひとつとして経年劣化があります。
しっかりメンテナンスを行えば、雨漏りのリスクは格段に低くなります。
じゃあどこがいいタイミングなの?って皆さん思われるかと思います。
車のガソリンみたいな分かりやすいメーターがあったらいいんですけど、
お家に関してはそういうわけではないのでこまめに気をかけることが大切になります。
屋根材の中でもメジャーな3種類の屋根材のメンテナンスの目安をご紹介していきます。
1つ目は瓦。
前もお話したんですけど、瓦本体は結構長持ちするものなので
表面に異常が出てくるのは約50~60年くらいになります。
皆様に見ていただきたいのは屋根の表面ではなく漆喰をはじめとした繋ぎ目部分です。
10年を目安に漆喰はポロポロと欠けてきたり、ひび割れが出始めます。
漆喰は瓦の中の土を保護しているので間接的に屋根を保護していると言っても過言ではありません。
瓦屋根のお家の方は漆喰の具合を見るようにしてください。
2つ目はカラーベストという薄い屋根になります。
瓦と同じくらいメジャーなものですね。
こちらは瓦ほどの耐久性がなく、瓦と違い塗装が必要になります。
塗膜が薄れてくるとカラーベスト本体に影響が出てくるので注意が必要です。
塗膜が薄れるということは表面が白っぽくなってきます。
黒は灰色に、青は水色になってきたなーって思ったらそれが目安です。
あとは日の当たりにくい北面には苔が生えやすいので北面に薄緑色がないかも要チェックです。
3つ目はトタン屋根をはじめとした金属屋根です。
金属屋根の劣化は錆びになりますので、他の屋根材と比べて劣化がわかりやすいかなと思います。
錆びはじめなら錆止めを塗って塗装で対応可能なのですが、
錆が進行して屋根の大半が赤茶色になると目では確認できないほどの穴が開いたりしてくるので塗装では対応できなくなります。
そうなるとできることは屋根のカバー工法か、葺き替えになってきますので注意してください。
立地によっては難しいかもしれませんが、定期的に屋根を確認して対応する事で
寿命を延ばせることが出来ますので、頭の片隅に「屋根」という言葉を置いておくことをオススメします。