カラーベスト屋根の塗装に必須!縁切りの重要性と注意点 ◆屋根塗装で雨漏り!?その原因は“縁切り不足”かもしれません。 カラーベスト(スレート屋根)は、上下に屋根材が重なる構造になっており、雨水が表面から流れる仕組みです。 しかし屋根塗装によってこの重なり部分に塗膜が溜まると、本来の通気や排水経路が塞がれ、「毛細管現象」によって雨水が逆流してしまう危険があります。 その結果、釘の錆び、野地板の腐食、屋根下地の傷みといった深刻なダメージが発生し、最終的には雨漏りにつながるケースも多く報告されています。 ◆縁切りってなに?なぜ必要なのか 縁切りとは、塗装後のカラーベスト屋根に意図的な隙間を設けて、雨水の通り道を確保する作業です。これにより、雨水の逆流や湿気の滞留を防ぎ、屋根材内部の腐食やカビの発生を抑えることができます。 ✅ 雨水の逆流を防ぐ ✅ 屋根内部の湿気滞留を防止 ✅ 雨漏りや構造の腐食を予防 近年では、塗装後にカッターで隙間を作る従来の方法に代わり、「タスペーサー」という器具を使って、隙間を事前に確保する工法が主流です。これにより、塗膜の損傷を最小限に抑え、安定した施工品質が保たれます。 ◆縁切りをしていない屋根はどうする?事例と対応方法 過去に塗装されたカラーベスト屋根の中には、縁切りが行われていなかったケースも多く見受けられます。 実際の事例として、築30年の住宅で再塗装から5年後に雨漏りが発生し、調査の結果、縁切りがされておらず、屋根内部に湿気がこもり釘が錆び、野地板が腐食していたことが判明しました。 このような状態の屋根に対しては、以下の選択肢が検討されます。 ✅ 再塗装+縁切りのやり直し(塗膜が良好で軽度な場合) ✅ 屋根カバー工法(下地が傷んでいる場合) ✅ 葺き替え工事(野地板まで劣化している場合) ◆塗るだけじゃダメ!縁切りチェックと屋根点検のすすめ 縁切りをしないままの屋根塗装は、見た目が美しく仕上がっても、内部に深刻な問題を抱えている可能性があります。築20~40年を経過した住宅で、過去の施工記録が残っていない場合は、屋根の状態点検をおすすめします。 ✅ 縁切りをしていないと雨漏りのリスクが高まる ✅ 施工の有無が分からない場合は点検で早期発見 ✅ 雨漏りを防ぐには、正しい知識と施工が不可欠 情熱リノベーションでは、屋根の点検はもちろん、縁切りの有無やカバー工法への切り替えの可否も含めて、最適なご提案を行っています。まずはお気軽にご相談ください。 ◆【概算価格の目安】 <参考価格> ・カラーベスト屋根の塗装(縁切り含む)…………約200,000円~400,000円(税込) ・ タスペーサー使用工法………………………………+20,000円~40,000円程度 ・屋根カバー工法(軽量屋根材使用)……………………約1,000,000円~1,500,000円(税込) ※面積・状態・足場の有無・仕様により金額は異なります。詳細は現地調査のうえご案内します。 この記事を書いた人 情熱リノベーション株式会社 代表取締役 小河 光司(おがわ こうじ)1983年7月2日生まれ 23歳からハウスメーカーの屋根外壁工事を請け負う外装工事会社を創業。新築工事に限らず様々なリフォーム工事も任される事により、雨漏りに悩んでいる多くの方の存在を知り、30歳の時に【雨漏り修理専門店 情熱リノベーション】を設立しました。 雨漏りを止める為には徹底した原因究明が大切です。雨漏り調査から雨漏り修理まで一貫した施工体制を整えることで雨漏りの再発を防いでいます。また全ての工事に10年間の無料アフターメンテナンスが標準保証で付いており、雨漏り修理後も安心し続けて頂く事が可能となります。 三重県にお住まいで雨漏りにお悩みの方、雨漏りしているかご不安な方はお気軽にご相談下さい。 <代表プロフィールはこちら>