袖瓦(そでがわら)はどこの瓦?

◆日本瓦の“端っこ”、大丈夫ですか?落下・ズレやすいケラバ(袖瓦)にご注意!

「瓦が落ちてる!」「何か屋根の横がズレてる気がする…」
そんなお電話をいただいて現場に急行すると、多くの場合で傷んでいたのは「ケラバ」と呼ばれる屋根の端の部分です。

ケラバとは、切妻屋根などの“妻側”にあたる部分の端に配置される瓦のこと。
「袖瓦(そでがわら)」とも呼ばれ、日本瓦の美しさを引き立てるだけでなく、風雨から屋根内部を守る重要な役割を担っています。

しかしこのケラバ部分、”瓦屋根の中でも特にズレ・落下・破損が起きやすい場所”なのです。

◆なぜケラバ瓦はズレやすい?その原因とは?

ケラバ瓦がトラブルを起こしやすい理由は、構造的にも環境的にも以下のようなリスクがあるからです。

✅ 横からの強風を直接受けやすい
✅ 古い漆喰や釘が劣化して固定力が弱まる
✅ 屋根の端で“浮き”や“歪み”が起きやすい
✅ 台風・強風時に風の吹き返しで捲れやすい

築年数が経った屋根では、こうした要因が重なり、”ケラバのズレや落下”が非常によく見られます。

【要注意】
一見小さなトラブルでも、”ケラバのズレは雨水の侵入ルートとなる可能性大!”
屋根内部や壁内に水が回れば、雨漏りや構造部材の腐食に発展してしまいます。

◆ケラバ修理は“部分補修”でも対応可能です!

「ケラバがズレてるけど、屋根全体を直さなきゃダメなの…?」
ご安心ください。状態によっては、”部分的な補修・差し替えだけで修理可能”なケースが多いです。

【今回の施工事例】
現場では、ズレて落ちかけていたケラバ瓦を一度取り外し、以下のような対応を行いました:

🔧 下地の木部が傷んでいないか点検・補強
🔧 使える瓦はそのまま再利用、劣化していた瓦は交換
🔧 新しい釘・防水材・漆喰を用いて再固定
🔧 雨仕舞を見直し、強風でも外れにくい施工に変更

✅ 工期も短く、コストも最小限に抑えることができました!

◆瓦1枚からの修理でも、遠慮なくご相談ください!

屋根は“見えにくい”場所だからこそ、ちょっとした変化を見逃さないことが大切です。

☑ 瓦がズレてきた
☑ 瓦が落ちていた
☑ 雨が吹き込んでくるような音がする
☑ 近くで工事していたら瓦がズレたように感じる
☑ 台風の後、何となく屋根が気になる…

そう感じたら、”まずは専門業者による点検”を受けてみてください。
放っておくと、雨漏りなど“あとから高くつく”トラブルに発展することもあります。

◆よくある質問(FAQ)

Q:ケラバ瓦だけの修理ってお願いできますか?
A:もちろん可能です。状態によっては差し替えや漆喰補修だけで済むケースもあります。

Q:修理費用はどのくらいかかりますか?
A:部分修理であれば数万円〜で対応可能です。屋根全体の点検結果によってお見積りいたします。

Q:漆喰も一緒に塗り直した方がいいですか?
A:はい、特にケラバまわりは漆喰の劣化もズレや落下の原因になるため、同時施工をおすすめします。

◆ まとめ|“屋根の端っこ”にも目を向けて家を守ろう

ケラバ(袖瓦)は、普段目につきにくい場所ですが、屋根全体を守るうえで非常に大切なパーツです。
ズレたり外れたりすることで雨漏りの入口となる可能性があるため、”早めの発見・修理が何より大切です”。

✅ ケラバ瓦は強風や経年劣化でズレやすい
✅ 放置すると雨水が入り、家の寿命を縮めてしまう
✅ 状況に応じて、部分的な補修で対応できることも多い
✅ 気になったら、無料点検だけでも大歓迎!

この記事を書いた人

情熱リノベーション株式会社 代表取締役 小河 光司(おがわ こうじ)1983年7月2日生まれ

23歳からハウスメーカーの屋根外壁工事を請け負う外装工事会社を創業。新築工事に限らず様々なリフォーム工事も任される事により、雨漏りに悩んでいる多くの方の存在を知り、30歳の時に【雨漏り修理専門店 情熱リノベーション】を設立しました。

雨漏りを止める為には徹底した原因究明が大切です。雨漏り調査から雨漏り修理まで一貫した施工体制を整えることで雨漏りの再発を防いでいます。また全ての工事に10年間の無料アフターメンテナンスが標準保証で付いており、雨漏り修理後も安心し続けて頂く事が可能となります。

三重県にお住まいで雨漏りにお悩みの方、雨漏りしているかご不安な方はお気軽にご相談下さい。

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