雨漏りが起きた場合などに屋根や外壁を見て隙間があると
「この隙間があるから雨漏りが起きている!」と思い、
コーキングなどで隙間にフタをされる一般の方がいらっしゃいます。
そのコーキング、ちょっと待ってください。
隙間=悪と決めつけるのはまだ早いです。
屋根にも外壁にも中には防水シートが入っているので屋根の中に入りそうな隙間、
外壁の中に入りそうな隙間があったとしても、水が入る隙間があれば水が抜けていく隙間もあるんです。
もし、水が抜けていく隙間だと知らずに蓋をしてしまうと雨漏りしていなかったのに雨漏りが起きてしまったり、
雨漏りが起きていてさらに悪化してしまうことにもなりかねません。
どこが水の抜け道なのか、というのを口頭で説明するにはあまりにもパターンが多すぎるので
一言でいうと「何かの下の方は水の抜け道」というのをイメージしてもらえたらと思います。
例えば、瓦やカラーベスト1枚の下側、屋根材の重なっている部分ですね。
あそこも水の抜け道です。
はちみつを作ってくれるハチとか、ゴキブリを食べてくれるクモとか、
益虫というわけではないんですけど、隙間にも良い隙間があることを覚えておいてください。