雨漏り6時12分!「屋根の勾配の話」

今週もレディオキューブ FM三重、ゲツモクの「雨漏り6時12分!」聴取ありがとうございました📻

屋根の勾配にも注意が必要です! 来週もよろしくお願い致します🖐

 

勾配、簡単に言えば屋根の斜面の角度のことですね。

屋根の勾配って一般の方で気にされる方ってまぁいないと思うんですよ。

でも世の中には緩い勾配も急な勾配もあります。

急な勾配で代表的なのはログハウスです。

緩い勾配で代表的なのっていうのはあんまりないんですけど、

よく見るのは増築した部分は緩い勾配になっていることが多いイメージです。

 

この勾配で何が変わるかというと雨の流れです。

雨の流れだけでいうと圧倒的に急な勾配のほうが良いです。

勾配が緩いと雨がよりそこに居続けるので汚れも付きやすくなってしまいます。

ということは汚れから屋根材の劣化が進みやすくなってしまうんですね。

 

屋根材によってどれだけ以上の勾配がいるというのは決まっているので

それさえ守ればいいんですけど、稀にそれが守れていないことがあるんですよね。

こうなると何かしらの異常が出てきても何もおかしくないです。

例でいうと薄い屋根材カラーベスト、最低でも3寸という勾配が必要なんですけど、

それがもっと緩いと雨が流れにくくなるのはもちろん、

本来下のほうを向いてる屋根の重なり部分もより横向きになっちゃいますよね。

 

一応屋根材の下にはルーフィングが敷かれてますけど、

ルーフィングも「多少の吹き込みは大丈夫ですよ」って前提なので、

吹き込むのが当たり前になってくると劣化も早まります。

 

ルーフィングは雨漏りの最終防衛線なのでルーフィングの劣化が早まる=雨漏りのリスクも高まるということになってしまいます。

 

緩い勾配の屋根には普通の屋根より一層注意が必要ですね。

もちろん、適切な屋根材を使用していればそんな心配もいらないので、屋根材と勾配合わせてチェックしてみて下さい。