良い天気が続きますね(*^_^*)本日は津市産品のN様邸屋根葺き替え工事の続きをご紹介します!
少し余談なのですが、 皆様は【野生の猿】を見た事がありますか?
N様邸の近くに小高い裏山があるのですが、今日作業していると聞きなれない声?がしています。
「ギーギーッツ」
んんん???と思って屋根の上から、山を見ているとN様が一言。
N様「あそこに猿がおるんやわ」 小河「どこですか??」
すると直ぐに「ピーーーーー!!!!」っとロケット花火が上がりました。
N様に聞くところによると、裏山に住む?お猿さんは山から下りてきて畑を荒らしたりするそうです。以前N様が外にいると、両手いっぱいミカンを抱えて裏山に去っていく猿の集団を見たそうです、、、(@_@;)
想像すると少し笑えました。食べない物はキウイとゴボウだそうです笑
では現場日記に戻ります(^^)
写真中央に見えるのは【捨て水切り】と呼ばれる板金材です。
雨漏りで多いのが【壁際】と呼ばれる屋根瓦と外壁が交わる箇所からの雨漏りです。基本瓦の場合は雨が瓦内に侵入する確率が高いです。
その時に【壁際】など瓦が縁切れている箇所は、通常よりも雨仕舞を考えると不利になります。
雨が吹き込んだ時に「きちんと雨の通り道」を作る。
この基本の考えの中で流れ方向の【壁際】には【捨て水切り】を取り付ける事がとても大切です。
今回【捨て水切り】は錆にも強いステンレスを使用しました(^^)
1階屋根南面の半分が過ぎました(^_^)
N様邸の屋根形状は【入母屋屋根】になります。入母屋と呼ばれる屋根には【袖】または【ケラバ】と呼ばれる部分がございます。三角形の形を正面から見た場合には手前とその反対の奥です。
逆に三角形の上りから見れば、両サイドになります。
今回【袖】部分は【万十掛瓦】仕様です。軒先といった屋根の先端に1番始めに葺いた【万十軒瓦】と形は似ています。
【万十掛瓦】を使用する場合は、モルタルや屋根土を使用しなければなりません。手間はかかりますが、ここは腕の見せ所です。
瓦の本体の地瓦葺き工事は完了です(^O^)/ 次の工程が【のし瓦】の施工に入ります。
【のし瓦】とは?
2階の外壁部分まで瓦を葺きあげてきました。瓦が壁に当たる桁方向も【壁際】と呼びます。
【壁際】の雨仕舞は【のし瓦】と呼ばれる瓦の部材を使い、綺麗に収めていきます。
【のし瓦】は【棟】といった瓦が交わる屋根の水平頂点部分や瓦が交わり勾配(斜辺)になった【隅棟】和型瓦の場合は【降り棟】とも呼ばれる箇所にも使用されます。
【のし瓦】の施工は瓦を全て葺き上がってからになりますので、 次回詳しくご紹介したいと思います(*^。^*)