情熱エッセイがスタートします♪

おはようございます!小河です。今日は朝から雨が降り続いています。この雨で桜?も散ってしまうのでしょうか((+_+)) もう散ってしまうのなら、少しさびしいですね~

 

皆様、お花見は行かれましたか??お花見というと屋台で売っている唐揚げを毎年買ってしまいます。カップに入った唐揚げに何か特別な物を感じてしまいますね(#^^#)

 

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さて、本日より情熱エッセイ的な物をお届けできればと思います♪雨漏りに対するお話を実例交えて、体験的な記事にしていこうと思っています(*^▽^*)

 

では第1回目は【下地しっかりせーよ】です。最初から訳の分からないタイトルでしょうか(‘ω’)

 

私、小河光司は今年で創業して9年目です。社会に出てからは14年目になります。18歳の頃から、仕事をしているのですが最初の1年間はあまり身が入っていませんでした。屋根屋さんを転々としました。なぜか同じ業種ばかり、、、(笑)

 

周りはきちんと仕事をしているのに自分はブレまくっている。何ともいえないモヤモヤ感が募っていた訳なのです。19歳の頃から、このままではいけない。と思い真剣に取り組むようになったのですが、その時に務めさせてもらっていた会社の存在は大きかったです。

 

外壁工事も行う会社だったので、建物の構造も知識として得る事ができました。また当時の親方の存在が大きいです。職人の世界では良くある話ですが、

 

「絵に描いた様なきびしい親方」でした。

 

仕事は手際も良く、早く、次の段取りも、そのまた次の段取りもいつのまにか全て出来ている。多少トラブルが起こっても(私たちがミスをするなど、、、)直ぐに適切な対処ができてしまう。(もちろん怒られ済みですが)

 

そして何より経験させてくれました。

 

駆け出しの何もできない自分にでも、チャレンジの機会を常に与えてくれていた事に独立してから気づかされました。いつも言っていた口ぐせが、、、

 

「下地しっかりせーよ」

 

今日のタイトルがきました(笑)

 

この言葉だけ聞くと、何の?ってなると思うのですが、屋根にしても外壁、板金、防水にしても建物を天候や経年変化や劣化、何より雨漏りから守るためにも、下地をきちんと施工するというのはとても大切な事です。

 

屋根の簡単な下地例から挙げていきます。軒先唐草(のきさきからくさ)といった下地部材の順番を間違えていた為に、漏水した際、下地を腐食し悪化させた雨漏り事例写真です。

 

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ひどい状態です。またこういった雨漏り被害を確認するには、何らかの兆候は予測できますが、やはりめくってみないと分からない部分でもあります。また下地の部分なので隠れてしまいますよね。

 

ではどうすればこの様な雨漏り被害を受けずにすんだのか?良かったのか?

 

 

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少しピントがあっていませんがお許しください。

 

この【1番】というのが軒先唐草(のきさきからくさ)です。2番が【ケラバ唐草】と呼びます。軒先とは屋根の先端部分。つまり屋根に落ちた雨が流れ落ちる最後の箇所でもあり、雨樋が取り付けられる位置でもありますね。

 

【ケラバ】というのは屋根の両袖部分、人に例えると両腕の様な感じでしょうか。屋根を葺く(ふく)施工するまでに、こうした下地材を取り付けていくのですが、やはり順番はあります。先に軒先唐草を取り付けてから、ケラバ唐草を上に取り付ける。

 

また赤文字で書かれた大切という部分は【防水テープ】といいます。万が一屋根内に水が侵入しても軒先唐草の上場に防水テープによってきちんと雨仕舞処理(あまじまいしょり)されている事で軒先唐草と屋根下地合板の間に水が侵入しません。

 

こうした私たちの常識は世間でいう非常識であり、知らない所だと思います。

 

そうです。見習いの時分は親方のいう常識=「下地ちゃんとせーよ」は自分にとっての非常識でした。なので自分が施工して親方が確認した時に、きちんと下地処理されていなかったら、やり直しです。

 

また、このやり直しといった作業をするかしないかは、世の中の親方の判断だと思います。

 

つまり手直しするという事は時間が2倍以上かかる訳です。そうして直す事により工事が遅れるか、工事を進める為にそのまま施工し続けるか。または最初から、こうした事を意識していない親方ならどうしようもないのですが、、、

 

日々の仕事を行う目的は誰しもが生活の為といった問題もありますが、その中でも自分の職業に対する自信やこだわり、作業品質の程度が、そのお家で一生住まれる方の安心に繋がるという事。

 

その目に見えない部分の安心といった点が左右されてしまうのが、やはりプライドを持って仕事しているかどうか?最後はシンプルですがこれに限ると思います。

 

経年変化や劣化は自然の物なので、防ぎようのない部分もありますが、低質工事や手抜き工事といったものは防げます。施工にあたる方の気持ちの一つで大きく変わってきます。

 

仕事に対する取り組み方や自信やプライドを持つといった根本的な部分を教えてくれた親方について良かったです(*^_^*) 

 

それではまた明日♪

↓本日のエッセイに登場した雨漏り事例の記事になります。↓

屋根下地不良による雨漏り事例