漆喰が剥がれてしまうことで屋根の中で一番大切な棟内部の屋根土が雨風に打たれ、流出してしまいます。
お家で言うと基礎の部分になりますので、致命的な劣化に繋がります。
どんな立派なお家も基礎が流れてしまうと傾いてしまいます。
屋根の上でも同じことが起こります。
漆喰で屋根土を保護することで屋根の耐用年数は変わってきます。
瓦の寿命は約35~60年ぐらいはあると考えられていますが、棟の漆喰にはそこまでの耐久性はありません。したがって、その間漆喰の塗り直しや状況によっては棟の積み直しなどの補修が必要になってきます。
逆に言うと瓦自体にしっかりとした寿命があるため、漆喰の補修を行えば漆喰のみの小さい補修だけで維持できるというのが瓦屋根のメリットになります。