雨漏り6時12分!「洋瓦屋根の棟の構造の話」

今週もレディオキューブ FM三重、ゲツモクの「雨漏り6時12分!」聴取ありがとうございました?

あけましておめでとうございます? 来週もよろしくお願い致します?

 

洋瓦というのは一番ポピュラーなTHE瓦って感じの日本瓦ではない瓦のことを言います。

日本瓦は緩やかなS字カーブの形状をしているのに対して、洋瓦は様々な種類があります。

ポコッとした山なりと平坦が組み合わさったような形状のものもあれば、

ほぼほぼ平坦な瓦もあります。

 

この瓦の屋根の棟や隅棟、屋根の頂点やそこから屋根の角に向かって伸びる平坦な面ではない部分ですね、

ここも日本瓦とは少し構造が異なります。

 

日本瓦は中に土を芯にして小さい熨斗瓦を積み上げていくのに対して、

洋瓦は木材を芯に側面を漆喰で塗り固め、上側を半丸の棟包みという瓦で蓋をします。

 

洋瓦の場合は棟包みを上からビスを中の木材にきかせて留めているんですけど、

これが長い年月が経つと木が湿気等で劣化してビスがちゃんと木に留まっていない状況が出来上がってしまうわけなんですね。

ビスが抜けかけたり、完全に抜けてしまっても瓦ってそれなりの重量があるので、

結構な強風が吹いても落ちる確率は低いと思います。

もちろん、立地や家が2階建てか平屋か、屋根の形によっても風の影響力というのは変わってくるとは

思うんですけど、早め早めに対応したほうが良いのは間違いないです。

 

屋根の上のことなのでなかなか異変には気付きにくいと思いますが、

「瓦が落ちてきた」となる前に何かしらの対策はするようにしましょう。

 

今回お話した内容はyoutubeチャンネル「情熱のリノベーション」で見れます。

去年の年末に上げたてほやほやなので、是非ご覧ください。