『屋根カバー工事・デクラ屋根システム・セネター』三重県四日市市智積町 M様

工事前

工事後

①アスファルトシングルがズレている原因は3つあります。

 

1.指定位置に釘が留められていない。

2.釘の打ち込みが強く、貫通している。

3.専用ボンドが使用されていない。

②指定位置に釘が留められていませんでした。

※本来なら、赤線部分に釘を留めます。(赤線部分は屋根材が二重になっています。)

③釘の打ち込みが強く貫通していました。

※エア工具といった釘打ち機を使い屋根材を固定していますが、

圧が強いため貫通してしまっています。

④こちらが貫通した釘となります。

屋根材に留まらず、下地に留まっています。

⑤専用ボンドが使用されていませんでした。
シングルセメントといった屋根材の上下重なり部に使用するボンドを充填された形跡がありませんでした。

⑥雪止め金具も本来ならばビスを3本使い固定するはずが、細い釘1本のみで固定されており簡単に取り外しが可能な状態でした。
雪の重みに耐えられないため、雪と一緒に雪止め金具が落ちてきた可能性もありとても危険な状態でした。

⑦今回の『屋根カバー工事』は既存屋根の上に新たな屋根材を葺きます。
既存屋根材の砂やホコリ・汚れ等を除去するために高圧洗浄機で洗浄していきます。

⑧既存隅棟板金を解体撤去していきます。

⑨軒先(屋根の先端部分)に捨て水切りを施工しました。
捨て水切りを施工する事により、下地内への雨水の侵入・下地材の劣化を防ぎます。

⑩下屋の壁際にも同様に捨て水切りを施工しました。

⑪既存屋根材の上から、防水シートを張っていきます。
この際にズレがみられた既存屋根材はビスで固定しました。

⑫全体に防水シートを張り終えました。

⑬下屋も同様に防水シートを張りました。

⑭壁際に水切りを施工します。
壁際水切りとは、外壁からつたってきた雨水を下地内に入らないようにする役割があります。

⑮全体に壁際水切りを施工していきます。

⑯ケラバ部分に水切りを施工しました。
ケラバ水切りは屋根端部に施工する事で、外壁や屋根下地内部への雨水の侵入を防ぎます。

⑰母屋・下屋ともにケラバ水切りを施工しました。

⑱壁際も同様に水切り板金を施工しました。

⑲新たな屋根材を軒先から順に葺いていきます。今回使用したのは『デクラ屋根システム・セネター』です。

⑳屋根葺きの途中経過です。

㉑平面部屋根葺きを終え、新たに換気口を施工しました。換気口を施工する事により、屋根内の湿度調整をしカビや腐敗の原因を削減します。

㉒棟包み・換気棟を施工し完了しました。

㉓壁際に雨押えを施工し、ケラバにはケラバ包みを施工しました。

㉔下屋も同様に、軒先から順に『デクラ屋根システム・セネター』を葺いていきます。

㉕こちらも同様に、隅棟包み・壁際雨押えを施工しました。

㉖下屋の屋根葺きが完了しました。

㉗コーキングを充填する箇所にマスキングテープを貼りました。

㉘外壁部分も同様に、マスキングテープを貼りました。

㉙コーキングの密着性を高めるためにプライマー(下地材)を塗布していきます。

㉚コーキングを充填し、ヘラで均しマスキングテープを剝がして完了しました。

㉛こちらも同様に、コーキング充填後ヘラで均しマスキングテープを剝がして完了です。

㉜全体にコーキングを充填し、屋根カバー工事が完了しました。