雨漏り6時12分!「気付きにくい雨樋のオーバーフローの話」

今週もレディオキューブ FM三重、ゲツモクの「雨漏り6時12分!」聴取ありがとうございました?

雨樋を伝うオーバーフローにご注意を☔️ 来週もよろしくお願い致します?

 

オーバーフローというのは雨樋のどこかが詰まって水が外に溢れ出てくる現象のことですね。

基本的には縦と横の雨樋を繋ぐ四角い集水器というパーツの場所から外側へバシャーッと来るので

雨の日でもそこだけ水の量が多いので気付きやすいと思います。

 

 

しかし、めちゃめちゃ地味にオーバーフローして雨の日でも全然気づけないパターンがあるんです。

「雨樋の詰まり」と一言で言っても大きく3パターンに分かれまして、

1つが軒樋、横の樋に枯れ葉等が詰まっているパターンです。

2つ目が集水器という四角いパーツの入り口で詰まっているパターンですね。

以上2つは手さえ届けば簡単に除去できます。

しかし3つ目の竪樋、縦の樋のどこかで詰まっているというパターンは手が届かないので

長めの柔軟性のある棒でつつくか、思いっきり水を流してどうにもならなかった場合は

途中で切って、詰まりを除去してから新しいものを繋ぐということしかできないんです。

 

この3つ目のパターンでおきるオーバーフローが気付きにくくなる場合があるんです。

少し想像してもらいたいんですけど、

横の樋から縦の樋へ流れていく場所、屋根の軒先から外壁沿いに切り替わるところに

2か所、雨樋がカーブしているところがあるんです。

このカーブが非常に詰まりやすいポイントでして。

更にはカーブのところって雨樋の継ぎ目なんですよね。

カーブのところに何かしらが詰まって、水が溜まってしまうと

継ぎ目のところからチョロチョロと竪樋に沿って出てきていることがあります。

縦の樋に沿ってそーっと地面に水がたどり着くので雨の日だと完全に紛れてしまいます。

こういった雨が降っているときにしか気付けないというものもあるので

雨の日にも見える範囲は確認して頂くことがベストかなと思います。