雨漏り6時12分!「雀口の漆喰の話」

今週もレディオキューブ FM三重、ゲツモクの「雨漏り6時12分!」聴取ありがとうございました?

雀口の漆喰、一度ご確認下さい? 来週もよろしくお願い致します?

 

漆喰にも屋根の漆喰、壁の漆喰とあるんですけど、

今回は屋根に使われる漆喰の1つである雀口にフォーカスしていきたいと思います。

 

屋根に使われる漆喰の1つと言うとちょっと語弊があるかもしれません。

漆喰材自体にも確かに種類はあるんですけど、「漆喰にも色々ある」っていうのは

基本的に漆喰が使われている場所によって名前が変わってきます。

 

今回の雀口というのは屋根についている横の雨樋、軒樋の裏側にある漆喰です。

お家の立地状況や雨樋の形状によっては見えにくいお家もあると思います。

漆喰って劣化してくるとひび割れから始まり、ボロボロと落ちていくんですけど、

雀口の漆喰は欠けた破片の多くが雨樋に入っちゃうんですよね。

 

お庭で「なんやこの白い欠片」とか、漆喰をご存知の方なら

「屋根の漆喰がどこかわからんけど落ちてきたんやな」って思われた方もいるかと思います。

そのパターンはだいたい雀口の漆喰の欠片なんです。

 

漆喰がかけるのもそれはそれで問題なんですけど、欠片のほうも雨樋に入ってしまうと

それが詰まってしまったり、水の流れを悪くして最終的には雨樋を変形させてしまったりと

2次災害、3次災害と連鎖してしまうんですね。

 

最近は漆喰を使うことは少なくなってきて、雀口には板金が取り付けられることが増えました。

これも雨樋の形状によるんですけど、雨樋をそのままの状態で板金を取り付けられる場合と、

雨樋を1度はずさないと取り付けられない場合とがあります。

どちらにせよ足場は必要になってくるんですけど、

お庭で白い欠片を見かけた、雨樋の裏の白いのが欠けて中の土が見えてきた、と言う方は

雀口の漆喰に板金を施工することをご検討ください。