今週もレディオキューブ FM三重、ゲツモクの「雨漏り6時12分!」聴取ありがとうございました?
一次防水、二次防水についてお話しました?
来週もよろしくお願い致します?
よく一般の方に勘違いされやすいのが「瓦の下に水が入った=雨漏り」という考えです。
屋根は瓦だったりカラーベストといった屋根材の下に水が入っても即雨漏りというわけではないんです。
瓦とかカラーベスト、ガルバリュウム鋼板の金属屋根など、一番外側、外観として目に見えるものが1次防水の役割を果たしています。
2次防水は屋根材の下にあるルーフィング、昔の瓦屋根のお家だと屋根土と杉皮のことを指します。
ルーフィングは屋根材に覆われているので普段見る事は出来ません。
ですが、雨の日は水を室内へ入れないようにしっかりと働いています。
基本的には屋根材を1次防水として雨を適切に処理、
吹き込んだりして屋根材の内へ水が入ったとしても2次防水のルーフィングが処理、という風になっています。
1次防水、2次防水は屋根だけではなく、外壁も同じです。
サイディングやモルタル壁といった外観を1次防水、その内側の防水シートを2次防水としています。
なので大げさに言えば2次防水である防水シートさえしっかりしていれば雨漏りは起きません。
しかし、防水シートの耐用年数は約20~30年程となっています。
特に瓦屋根の場合は瓦本体の耐用年数が約50年程になるので瓦本体に異常はなくても
雨漏りが起きているケースも少なくありません。
1次防水、2次防水を分かりやすくまとめると
雨の中、傘という1次防水があるから服という2次防水が濡れないといったところでしょうか。
多少横降りになっても服があるから体は濡れないって感じですかね。
1次防水、2次防水、それぞれの寿命等を考えると雨漏りの悪化、
もしくは雨漏りを未然に防ぐこともできるかもしれません。